永川が勝ち継投に意欲を見せた(中国新聞)
えーご存知の通りこの人、昨年オフはがけっぷちでした。
「契約してもらえるだけでありがたい」
「ボロボロになるまでやりたい」
「球団に恩返ししたい」
そして春、もちろん二軍スタート。期待値も低かった。
インタビューで永川は
「またクローザーに戻りたい」
とも発言。
私は
「まあ志は高い方がいいよね」
程度に考えていました。
誰でもそうですよね。
しかし6月に一軍復帰を果たすとmax147kmの5回1失点。
数字以上に素晴らしいのは「直球」です。
全盛期の永川と言えば「150km&フォーク」のクローザー。
テレビゲームでもフォークの落ち幅は12球団ナンバーワンの設定。
いつだったかテレビゲームの永川に
「変化球中心」
というステータスが付きました。
私は驚きましたよ。
150kmのストレートを持ったピッチャーに「変化球中心」が付くなんてことは過去に例がないことなので。
ええ、実況パワフルプロ野球の話ですよ。2010年頃の話かな?
とにかくこの頃の永川は「全球フォーク」が珍しくなく、カウント3-0からでもフォークを投げることがありました。石原のリード。
その全盛期の永川が「変化球中心」なのに、2018年の永川は「直球中心」で戻ってきたのです。
これは素晴らしい。素晴らしいというより男の意地と凄味を感じますね。
もう一度言いましょうか。
「クローザーに戻りたい」(永川)
・・・ちょっと可能性が出てきましたね。
凄いです。さすが東出世代。
今村や中﨑に「挑戦する」ことが素晴らしいです。
正気だったんですね、本気だったんですね。
カープのレギュラーの壁が高すぎて、堂林や下水流はもうレギュラーになることを諦めたんじゃないかと心配していました。
でも永川を見ていると、きっと他の選手たちも諦めていないんだろうな、と思いたくなります。
これを踏まえてバティスタが勿体ない問題の話に移ります。
私の構想では5番ファースト松山は固定。
となると交流戦前までの5番松山、6番野間、7番會澤、8番龍馬の並びが基本線。
バティスタは代打。もったいない問題。
代打って難しいんですよ。
小窪や新井でないとなかなか打てません。エルドレッドもあんまり得意じゃないイメージ。
バティスタが試合に出るためにはファーストか外野のどちらか。
丸と誠也にエンジンがかかってきたので、バティは野間か松山に勝たないといけない。
バティにも頑張ってもらいたいけど、私には野間と松山を外す決断はできません。
野間がちょっと調子を落としているのでバティの競争相手は今は野間か。
野間本人は「打たないと使ってもらえない」と発言。危機感ありありです。
タナキクは「打たないでも使ってもらえる」んですがね・・・
とにかくファンが「勿体ない!」と騒いでも、緒方監督は非常にシンプルに「調子のいいほうを試合に出す方針」のようです。
よし、わかりやすくていい。
菊池の取り扱いにも注目ですね。
昨年も調子を落とした時に代打を送られ、ちょっとキレそうになったこともあったそうです。
カープの数あるストロングポイントの中でも最高峰の高い壁がタナキクマルです。
龍馬や美間が超えないといけない壁。
今季、龍馬がサードで美間がセカンドというシーンもありました。
もう龍馬はサードしかやらないんでしょうか。
私のイメージではセカンド龍馬、サード美間でしたが。
本職はショートですから、ショート龍馬はできるのか?
とにかく38歳になる大ベテランの永川が中崎に挑んでいるように、西川龍馬も田中広輔に挑んでもいいんです。
庄司や美間も菊池涼介に挑戦してもいいんです。
まご本人はわかっているでしょうけど、私はすっかり忘れていました。誰にでも挑戦権はあるってこと。
最初からタナキクマルに勝てないと決めつけたらいけないってこと。
永川勝浩が教えてくれました。
去年サイドスローで投げている永川を見て、私は「せいぜいあと1回だけでも一軍で思い出登板ができたらいいね」と思っていました。
去年クビになるのは梵でなく、永川のほうだと予想していました。
全部はずれ!
永川は一軍戦力となって帰ってきました!
がんば!永川!←現金
まずは1セーブ!
いや、まだ、やっぱ私は「クローザー永川」はコワいです。
元祖ですから、劇場の・・・