四国にプロ野球チームを作りたい!(妄想)

ついに東出世代が一線を超えた!
炎上必至の問題作。
四国にプロ野球チームを作りたい。
新規参入?
ノンノンノン・・・
ずばり「巨人の誘致」です!
この作品は管理人の妄想100%で完全なフィクションです。
巨人ファンの方はお手柔らかに。
ギャグ漫画ですのであまりシリアスにならぬようお願いします。m(__)m
2020年6月20日
東京千代田区・読売新聞グループ本社から一人の初老の男が出てきた。
彼の名は西田真二(60歳)。
NPBの選手とコーチを経て、四国アイランドリーグplusの監督を長年務めた男である。

 

西田
ふう。これでよし。
駒田の話は本当だったな。頼りになるやつだ。

 

・・・

 

読売巨人軍本社内

 

巨人軍幹部
GM!本当なんですか?

 

鹿取GM
ああ。2年前から西田と話し合ってきた。
わが巨人軍は来季より愛媛県松山市を本拠地とする!

 

幹部
マスコミ発表はいつです!?

 

鹿取
それは西田からの連絡があり次第だ。

 

2020年6月23日
福岡県福岡市・ソフトバンクホークス本社

 

王貞治
巨人はうんと言ったのかね?

 

西田

ハイ。王会長と長嶋名誉監督のおかげです。

私は何もしとらんよ。アイランドリーグ出身の君と駒田が頑張ったからだ。

 

西田
では・・・

 

ああ。わがホークスも全面的に協力するよ。(ニコッ)

 

西田
ありがとうございます!!

 

2020年6月25日
東京都中央区・日刊スポーツ新聞社

 

ドタドタドタドタ・・・

 

記者
デスク、大事件です!
大至急このファックス読んでください!

 

デスク
なんだ・・・・巨人が松山に!?

 

記者
ハイ。

 

デスク
これはタレコミなのか?

 

記者
いいえ。四国アイランドリーグからのプレスリリースです。
巨人とソフトバンクの球団社長も認めたと書いてあります。

 

デスク
よし、お前は巨人とソフトバンクに確認急げ!
俺は直接アイランドリーグと話をする!

 

記者
はい!
2020年6月25日
愛媛県松山市
JR松山市駅前

 

「日刊スポーツ、号外でーす」

「巨人が四国に本拠地移転!?」
「マジか!」
「どうやらマジのようだぜ・・・しかも来年だと」
「ヘッドコーチ候補に松井秀喜だって!?」
2020年6月26日
東京都千代田区
読売新聞本社記者会見場

 

石井一夫(株式会社読売巨人軍社長)
皆さん、ようこそお集まりいただきました。
昨日の報道にもありましたように、わが読売巨人軍は2021年度のシーズンより、プロ野球の公式戦を愛媛県松山市を中心とした四国全域を本拠地として戦うことを発表いたします。

 

ザワザワ・・・
ザワザワ・・・

 

石井社長
1935年の発足以来、巨人軍を支えてくださった全国の野球ファン、そして東京のファンの皆様には厚く謝意を表したい。85年間ありがとうございました。(お辞儀)

 

パシャパシャパシャ!
パシャパシャパシャ!

 

司会
ではご質問のある方、どうぞ。

 

記者
ではお聞きします。
まず巨人が四国に移転する理由をお聞かせください。

 

石井
鹿取君たのむ。

 

鹿取GM
はい。NPBは野球人気拡大のためエクスパンション(チーム数拡大)やフランチャイズの多様化に取り組んでまいりました。
とりわけ新潟県、沖縄県、そして四国全域を本拠地とするプロ野球チームの誕生はNPBの長年の悲願でもありました。
わが巨人軍は最も歴史ある球団です。その我々がまず先陣を切り、NPBの全国展開にひと肌脱ぐことに賛同した・・・という点が巨人移転の第一の理由です。

 

記者
では巨人は自己の利益のためではなく、球界全体の利益のために四国に行くと?

 

鹿取
そうです。

アマチュア野球、少年野球、女子野球、草野球・・・
全ての野球ファンのすそ野拡大のためです。
歴史ある巨人軍がまず率先して「野球というスポーツに恩返ししていきたい」と考えるに至りました。

記者
では四国アイランドリーグはどうなるのですか?

 

西田真二
これは私がお応えしましょう。
四国アイランドリーグplusはこれまで通り活動を継続します。
ただし各県4チームに加え、来季より巨人の三軍とソフトバンクの三軍も交えた変則的な6チームによるリーグ戦を行います。

 

オオォォォ・・・
ドヨドヨドヨ・・・

 

記者
しかしですね鹿取GM。これまでに自民党や有識者らによってプロ野球チームのエクスパンションを模索してきましたが、四国や新潟ではいわゆる商圏が不足しているという理由でなかなか話が前に進みませんでした。
それが今回になってなぜ急転直下したのか・・・その理由もぜひお聞かせください。

 

鹿取
はい。それは我々が伝統ある巨人軍だからです。
新規参入チームが四国に定着するには長い時間がかかるでしょう。30億円のNPB加盟料もハンデとなります。
しかし僭越ながらわが巨人軍ならば四国での主催ゲームで新規チームよりも大いに観客動員が見込めます。特に初年度は相当なムーブメントを起こせるという調査結果も出ています。
菅野智之の日本最後の年になりますし、ホームラン王の岡本もいます。何よりあと50本に迫った坂本勇人の史上最年少2000本安打記録も大いに四国のファンを楽しませることができるでしょう。

 

記者
本拠地は松山坊っちゃんスタジアムですか?

 

鹿取
詳細はこれから詰めることになるのですが、できるだけ四国4県を均等に回りたいと考えています。
しかし皆さんもよくご存知のように、四国は広く移動もたいへんです。初年度は松山が多くなるかもしれませんが、将来的には4県全てをくまなく回りたいと考えています。メジャーリーグよりは楽なものでしょう。
しかし正直なところ、NPBには移動日をしっかりと考慮していただきたいものですが。笑

 

記者
では石井社長にお尋ねします。
人口1000万人の東京都から50万人の松山市へ移転となると、球団経営上大きなリスクも伴うのではありませんか?

 

石井
あなたはお若いのにずいぶん心配性ですね。
もちろん松山市の人口は東京に比べれば少々少ないです。笑
しかし四国全土で見てみれば400万人。そして私達の今後は広島東洋カープやソフトバンクホークスのように巨人軍単体での独立採算を目指します。

 

ええええ・・・
ドヨドヨドヨ・・・

 

記者
と言うことは読売本社からの広告費はもう出ないということですか?

 

石井
出ない、という表現は正しくありませんね。
私達が要らないというだけの話ですよ。
プロ野球団の収入の多くは観客動員による入場料です。そして放映権。
全国の数多いジャイアンツファンに支えられている我々だからこそ、四国に移転後もこれまで通りの放映権収入を維持できるのです。
そしてあなたは全国に散らばる四国県人会のみなさんをご存知ですか?
お仕事の事情で故郷をあとにした四国県人のみなさんが各地で非常に熱心に活動をされておられます。
四国県人会の皆様には、ぜひとも全国の応援団代表となっていただき、暖かいご支援を賜りたいと大いに期待しております。笑

 

記者
しかしやはりハード面でのインフラが心配です。
移動もそうですし、球場もそうですし・・・

 

石井
どうもこの会見場には心配性な方が多いですね。苦笑
もちろん従来型のように大型設備、交通インフラ、全国放送ありきでプロ野球チームを経営をすることは難しいでしょう。
しかし北海道でも仙台でも移転先のファンは徐々に増えましたし、そのファンの力で球場設備やインフラを整えてこれたではありませんか。ソフトバンクさんもそうでしたね。
私達もまずは松山市を中心としてアイランドリーグさんと協力しながら球場設備をよりいいものに変えていきたいと思っております。
交通網にしてもそうです。空港やトンネル建設が難しいのなら、県警察の方にお願いして巨人の移動バスにだけパトカーのサイレンを貸してくれないかとも交渉しています。たったそれだけで移動時間は半分になりますよ。安倍総理にもぜひ「ジャイアンツ特区」を認めてもらいたいもんですな。笑

 

記者
それでは最後に西田総監督にお尋ねします。
長い間、四国アイランドリーグの最前線で監督業をされてきて、四国にプロ野球が根付く確率は何パーセントくらいだと思いますか?

 

西田
それはわかりません。わかりませんが四国は日本野球の発祥の地です。
今でも四国の人間の心の中には野球があります。アイランドリーグ愛も高校野球熱も凄いですよ。
私がお世話になった広島カープなどは終戦からわずか5年後に発足しています。
焼け野原だった広島でも日本人はおらが町の野球チームを支えてきたんです。四国ならば広島よりも成功する確率がはるかに高いと思います。
なお最後に申し上げます。
今回のこの巨人さんの大英断には長嶋終身名誉監督と王名誉会長の多大なるご尽力をいただきました。感謝の念に堪えません。
長嶋監督にも王会長にも「これが最後のご奉公だよ」と仰っていただきました。私は涙が出ました。
巨人軍の栄光と歴史を四国のため、いや日本全体のためにお譲り下さった・・・まさに大政奉還でありました。

 

記者
ありがとうございました。

 

司会
それでは本日の記者発表を終えさせていただきます。
正式に巨人軍の移転がNPBで認可されるのは公式戦全日程が了する10月15日の予定です。

ありがとうございました。

つづく←もしご要望がございましたらw
道後温泉ボールパーク妄想とか、アンパンマン号本州進出とか、ビジター選手の宿泊施設とかいろいろ考えています。笑

当たり前ですがこの記事は私個人の勝手な妄想記事です。
完全に事実無根のフィクションです。
巨人ファンの方がやいやい言ってくると思いますので、コメントくださる方は慎重にどうぞ。


おしまい
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ありがとうございました。

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