草野球あるある

プロ野球って規格外の超人たちの集まりですよね。
硬球はほんまに痛いです。今は怖くてさわれません。
バッティングセンターでたまに硬球を打てるとこもありますが、恐ろしくて打てないです。
たぶん今なら芯にあたっても痛くてシビれると思います。

一方、草野球は軟式ボールでおっさんと若者が一緒にプレーすることができます。
私は大学生から軟式野球を始めました。
30歳になるまでいわゆる「草野球」を10年以上プレーしました。出勤前の早朝野球とかもありました。朝5時からとか。
30歳あたりから土曜日と日曜日が忙しくなり、もう友達とプレーすることはほとんどなくなりました。
引退してから15年くらい経ちます。
ですから私はビヨンドマックスを知らないです。さわったことありません。
でも今年から導入されたM球にはさわったことがあります。
公園で落ちてるのを拾って「おお、これが噂のM球か!」と。笑
学生時代にプレーしていたグラウンドや公園やバッティングセンターも軒並みなくなりました。
野球人口の減少を肌で感じます。

さてそんなまぶしい草野球。
お若い方にぜひプレーしてもらいたい。
今はインターネットで対戦相手が簡単に探せるそうですね。
グラウンド確保は誰かにやってもらいましょうw

んじゃ行きまーす。
草野球とプロ野球の違い。
あくまで私の持論です。間違っていたらゴメンナサイ。

<1>一塁手は上手い奴が守るべし。二塁手は下手な奴でいい。
ファーストはプロ野球だと一番動けない選手が守るイメージですが、草野球の場合はそうはいかない。
一塁手が下手だと相手の攻撃が終わりません。笑
私の持論ではうまい人から順番に126357849で守備につかせます。
二塁手は下手な奴でいい。←失礼
私も一番最初はセカンドを守りました。
あまり強い打球が来ないのと、一塁が近いんでとにかく打球を止めればなんとかなるので。
逆に言えばセカンドに上手い奴を置けると、ゲッツーも取れるし野球が野球っぽくなります。
草野球界ではセカンドに未経験者を置くことが多いです。
ちなみに外野も上手い奴から789と並べます。
センターよりもレフトのほうが難しい打球が多いんです。草野球の場合。←諸説あります
私の時代(20年前)は左打ちの選手が少なかったんで、センターとライトはそんなに難しくありませんでした。

<2>試合時間は2時間
草野球のグラウンドの使用時間がだいたい2時間なので、20分ウォームアップで1時間40分が試合時間。7イニング制です。10点差でコールドゲーム。
たぶんだいたいどこもこんな感じじゃないですか。草野球の試合時間って。
私達のチームは割と暇人熱心だったので利用開始時刻の30分前に集まり、グラウンドの外で走ったりキャッチボールをしたりして体を温めます。
んで、グラウンドに入ったらファールゾーンで軽い内野ノックやトスバッティングをしていました。
グラウンドに入ってからやっとこさキャッチボールを始めるチームも多かったかな。忘れましたけど。
フォアボール連発するような投手だと、試合が2時間で終わらないのでカウント3-0からボール球を打ってあげたりとかよくありました。

<3>カウントも打順もわからない
当たり前ですが草野球の球場にはスコアボードがありません。
開始前にスターティングオーダーを書いたメモを交換し、スコアブックも付けるんですが、相手の名前を聞いたってどんなバッターかなんてわかりません。
特に私は外野手だったので
「このバッター何番だったっけ?今カウントは何々だったっけ?」
というのを常に頭にいれていました。
イニングの開始時に「バッター7番からよ!」とかキャッチャーが声をかけてくれるんですが、何人もランナーが出るとわからなくなるんです。
特に9番と1番とか、2番と3番では外野の守備位置が大きく変わります。
なのでそのあたりの打順でキャッチャーや内野に「今何番?」とか「カウントは?」とか大声でよく確認していました。
主審がちょくちょくカウントを大声で教えてくれる人だと非常にありがたいんですが、こういう親切な主審は意外と少ないです。
2死フルカウントの自動スタートも忘れがちなんで、ベンチは必ずランナーに大声で伝えましょう。
プロ野球のピッチャーがスコアボードを見上げているところがよくテレビに映りますが、あれは自分の球速を見てるんじゃなくてカウントを見ているんですよ。たぶん。

<4>スコアを数えないで点差を数える
スコアボードがないんで「今、何対何」がわかりにくいです。
スコアブックに書いたり地面に書いたり、ベンチに黒板のある球場もあるんですが、だいたいは「今何点差」で相手チームと点差を共有していました。
6対5とか5対4とかになるともうわからない。笑
なので点差だけを意識してました。外野手は「今何点差」で守る位置が変わります。

<5>カーブを打てるバッターが少ない
草野球あるあるですが、カーブを全く打てない選手がチームに何人かいます。
私が所属したチームで初心者が9人中5人くらいいた時はもう悲惨でした。笑
相手ピッチャーにこっちがストレートしか振ってこないとバレたらカーブばかりで追い込んできます。こうなると味方が誰も打てなくなります。
なのでそういう時は私がカーブ狙いで打ってました。野球経験者でもツーストライクまではストレート1本で待つ奴が結構いて、こんなチームでは相手投手になめられちゃいますから。笑
おかげで私はカーブ打ちがけっこう得意になりました。

<6>ボークなし
草野球でボークは99%ありません。誰も見てないし。笑
インフィールドフライもあまり宣告されません。主審に度胸が必要なので。
盗塁もほぼフリーパス。相手との「力の差」を鑑みて、試合が面白くなる程度に走るのが草野球のマナーかと思います。

<7>野球の細かいルールは難しい
未経験の方だと一塁を踏んでファールゾーンに駆け抜けるというルールを知らない人が多い。
よくフェアゾーンに駆け抜けて一塁手にタッチされてアウトになることが年に何度かありました。
まあ可哀そうなんでおまけでセーフにしてあげますけど。
塁が詰まってる時の降り逃げも混乱しがち。よくこれで試合が止まります。笑
プロでも振り逃げをよくわかってない選手がたまにいますね。
セットポジションを忘れる投手も時々いて、なのに1塁ランナーも走ってないとかよくあります。どっちもどっち。笑

<8>先攻後攻のジャンケンで8割勝てます。
これ企業秘密なんで教えられませんけど、私が試合前の先攻後攻のジャンケンをすると8割勝てます。
勝つ出し方があります。
これは教えません。笑
野球以外でも使い道があるので。
本当に8割です。私が編み出しました。自慢
勝ったら先攻です。もちろん。

<9>その他、草野球あるある
・初心者は見逃しストライクの次の球をよく振る
・ユニフォームの膝が破れるのでスライディングはあまりしたくない
・スパイクの裏で自分の足をよく「削る」
・3個のベースが皮のベースだと嬉しい
・キャッチャーミットの普及率はほぼ100%。ファーストミットは50%くらい?
・新品の試合球がよくなくなる(相手チームが持って帰る)
・新品のバットは打てない
・打球音の大きいバットは打てない時恥ずかしい
・女の子を連れてくる奴は打てない
・隠し玉はひんしゅくを買う
・ランナーがいる時、キャッチャーがピッチャーにボールを返す時のピッチャーのカバーをどっちが行くかでセカンドとショートが駆け引きをする
・内野ゴロの時、ライトが一塁カバーをサボった時に限って一塁手がボールを逸らす
・草野球のキャッチャーは滅多に一塁カバーに走らない。20歳過ぎるとしんどすぎ
・自軍が一塁側ベンチの時はライト、三塁側ベンチの時はレフトを守りたい←私だけ
・右投げ左打ちのバッターでノックは右打ちという人が結構多い←野村謙二郎も

以上です。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
20年前の弱いチームの話です。異論反論歓迎します。
今は右投げ左打ちの若い選手も多いんだろうなあ。
リクエストがあればカープの試合がない時に草野球あるあるpart2をお届けします。笑


おしまい
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ありがとうございました。

-赤辞苑