戸田隆矢2018年の起用法について

このシリーズ、もうちょっと続けます。
カープファンが長らく復活を待ち望んでいる戸田隆矢。7年目24歳。

 

■通算成績
2012年 18歳 1試合 0勝1敗 3回   6.00
2013年 19歳 3試合 0勝1敗   4回 12.46
2014年 20歳 30試合 4勝2敗  57回   3.32
2015年 21歳 34試合 3勝3敗  62回   3.63
2016年 22歳 17試合 4勝0敗  54回 2.80
2017年 23歳 3試合 0勝0敗 7回  11.05

 

2012年9月、高卒ルーキーながらプロ初登板初先発。球団の熱い期待を感じる。

 

2013年11月、秋季キャンプで久本祐一が戸田を見て
「チェン=ウェインになれる」
と発言する。

 

2014年、2015年、順調にストレートの威力がアップしていく。

 

2016年は6月からローテに加わり5試合に先発。
5試合目となる7月10日は阪神相手にプロ初完封。

 

「さあ戸田の時代だ!」
思った矢先、寮で転倒したとの報道。
この事件について、私も色々調べてみましたが未だに真相はやぶの中。
初完封以降、登板なしでシーズン終了。

 

2017年2月、復活をかけた一軍キャンプ5日目にして
「2月の体じゃない!オフの間、何してたんだ!」
と緒方監督に激怒される。
2017年当初は二軍でもパッとしませんでしたが、9月頃から少しずつ球威が戻ってくる感じがしました。

 

2017年11月、秋のキャンプ。シート打撃で船越のバットを折る。
2018年1月、中田廉たちと沖縄で自主トレ。
自主トレのニュースの中に精悍な顔つきと明るく笑う戸田の姿があった。
表情を見るにつけ、本人も良い手ごたえを感じているのでは。←妄想
いいですね。今年こそ順調なようです。

 

んで今年の戸田です。
あなたなら今シーズン、この戸田隆矢をどう起用しますか?
私ならこうです。

 

「左の中継ぎ」

 

本人は
「先発でも中継ぎでも使ってもらえるところで投げたい」
と発言しています。
私も理想を言えば戸田を先発完投型に育てたいです。
しかしカープの先発陣は層が厚く、中継ぎ陣がやや不足気味。

 

高橋昂也をリリーフに育てるわけにもいかず、オスカルや飯田も出てきません。
ということで今年こそ戸田がチャンスを掴むなら中継ぎスタートが良いのではないでしょうか。

 

中﨑今村ジャクソンが勝ちパターンの基本線。
ここに新戦力のカンポスと藤井皓哉が加わり、中田廉と一岡竜司も健在。
さらに今年こそブルペンに左腕を1枚加えたい。九里は先発候補。

 

ローテ6枚
KJ、ノムスケ、薮田、岡田、中村祐太、大瀬良

 

中継ぎ7枚
中﨑、今村、ジャクソン、中田、一岡、戸田、藤井

 

昨年の基本線は「捕手3枚」で「ブルペン7枚」でした。
今年もこのスタイルで行くなら、戸田の仕事は筒香や糸井相手に出て行くこと。
藤井皓哉はまず「敗戦処理兼ロング要員」から。
昨年はロング要員の佐藤祥万がベンチ入りしながらも登板機会が少なく、枠の使い方がもったいないと感じておりましたが、今年はその辺も上手にやり繰りしてもらいたいものです。

 

戸田が復活すればそれはもう田嶋を獲れとか、即戦力左腕を獲れとか言ってたファンの皆さんも安心できるはず。
実はカープのリリーフ左腕は左打者に弱い人が多いんです。飯田とかオスカルとか、かつての菊地原とか。
しかし戸田ならば左打者のインコースに強いストレートをビシバシ投げ込めます。
ストレートさえ戻ってくれば筒香相手に戸田を送り込むことができるのです。
2016年、交流戦で大谷翔平を抑え込んだ場面が今でも忘れられません。
ピンチの場面でも逃げずに大谷のインコースにグイグイストレートを投げ込む戸田を見て、

 

「こいつは本物やで・・・チェン=ウェインになりよったで!」
と思ったもんですがね・・・苦笑

 

とにかく謎の転倒から2年が経ちました。
そろそろ24歳の戸田が復活の足掛かりを掴むことを切に願っております。