明日からいよいよCSファイナルステージ。
ところで楽天の高梨雄平ってピッチャーをご存知でしょうか？
私は一昨日のCS2戦目で初めて知りました。
「へえ、岸に代わって出てくるんだ・・・」
「え、ルーキー！？ え、ドラフト9位！？」
聞けば早稲田大学では有原航平の控え投手だったとか。
そしてイップスに苦しみ、社会人でサイドスローに転向。
苦労人のルーキーの活躍は嬉しいですね。
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高梨は公式戦46試合に登板し防御率1.03。松井裕樹は1.20。
パリーグファンの方にすれば秘密兵器でも何でもない凄い成績です。
CSも絶好調。小気味いいボールで森や秋山を三振に斬っています。
こういうピッチャーが短期決戦で大活躍するんでしょうね。楽しみな選手ですよ。
さてカープ。
高梨投手は秘密兵器ではないですが、カープには秘密兵器がいます。
藤井皓哉、21歳、投手、おかやま山陽高校
ドラフト4位入団の高卒3年目。今季終盤に初の一軍デビュー。
150㎞の直球と、速く小さく落ちるスプリットが持ち味です。
ファーム選手権で胴上げ投手にもなりました。
そして2日前、みやざきフェニックスリーグから一軍に合流。
ちなみに昨日は、由宇から福井優也とヘーゲンズも一軍に合流しました。
戸田や坂倉は呼ばれなかった模様です。
これで一軍の陣容が見えてきましたね。
先発 薮田、ジョンソン、野村、中村祐太、大瀬良 (5人)
中継 九里、岡田、ジャクソン、一岡、中田、藤井 (6人)
抑え 今村、中﨑 (2人)
捕手 會澤、石原、磯村 (3人)
内野 新井、菊池、田中、西川、エル、小窪、上本、庄司、岩本 (9人)
外野 丸、松山、バティスタ、野間、天谷 (5人)
以上30人。
この中から28人が一軍登録され、25人がベンチに入ると思われます。
※福井とヘーゲンズはおそらく故障者と入れ替わるサブの役かと思います。ブレイシアもここにいるのかな？
今年のポストシーズンゲームは、例年以上に「仕掛けが早いな」と感じています。
昨日の試合では、西武の辻監督が5回で栗山に替えて代走金子を投入。
楽天の梨田監督も、好投していた美馬をスパッと5回で左の高梨にスイッチ。
両監督のこの「早い仕掛け」はどちらも成功します。
大リーグの優勝決定シリーズでも先発は5回で降板することが目立ちます。やはり短期決戦では仕掛けが早い。
いつもの勝ちパターンに上手く「プラス1枚」できているチームが今強いです。
ドジャースでは前田健太がプラス1枚として、いいスパイスになっていますよね。
藤井がいきなりプラス1枚、セットアッパー！・・・とはいかないかもしれませんが、中田、ジャクソンは5、6回から行ける態勢を作るでしょう。7回は一岡。
今年のCSでは8回9回を「今村・中﨑、順不同で戦う！」と緒方監督は明言しています。
5回でリードしていれば、6～9回の4イニング又は5～9回の5イニングをこの5人で賄うことになりそうです。
そうした場合の延長戦要員に藤井かも。
「第二先発」に九里と岡田がダブルスタンバイ。
短期決戦ではこの二人の役割も非常に重要ですよ。
シーズン中はブルペン7枚で戦いましたが、日本シリーズでは8枚で行くと予想します。CSはわかりません。
海の向こうではマエケンが輝いていますが、カープにもこういうプラス1枚、ラッキーボーイに登場してもらいたいものですね。
攻撃陣はいつものメンバーでしょう。
4番レフト松山、5番ライト・バティスタ、6番ファーストの選手、7番サード西川が基本線になるのでしょうか
阪神とDeNAのどちらが相手になるかはわかりませんが、T岩田、Bエスコバーが不気味な存在です。
カープの野手で秘密兵器になりそうなのは龍馬あたりか。庄司も打席があれば大チャンスですよ。
楽しみです！