まさかの続編です。笑
前回のラジオ番組から、本当に打ち上げにきちゃった架空のストーリー。
この記事はいつものように管理人の妄想100%で、完全なるフィクションです。
どうぞ暖かい目でご覧ください。よろしくお願いします。
秋野
かんぱーい!
久米
かんぱい。
秋野
今日はありがとうございました。
久米
お疲れ様でした。
秋野
久米さん、先ほどは色々失礼なことを申し上げました。
たいへん申し訳ございませんでした。
久米
なーにを言ってんの。暢子ちゃんのキャラじゃない。笑
それよりお嬢ちゃん、元気にタレントやってんの?
秋野
ありがとうございます。
おかげさまで元気に過ごさせていただいております。
久米
なにか手伝えることがあったら言ってね。
テレビ朝日はちょっと無理だけど、TBSなら力になれるから。笑
秋野
もったいないお言葉です。
久米
暢子ちゃんも忙しそうだね。
マラソン走ったり、ボランティアやったり。
で、カープの応援もしたり。
秋野
なんだか、最近はカープの応援が仕事みたいになってきました。笑
黒田さんと新井さんが復帰してからは本当にカープブームで、おかげさまで全国放送にまで「カープファン代表」みたいに呼んでいただいて。
この間もカープの話で中居君の番組に呼ばれて、大谷君にお会いましたよ。
久米
20年前じゃ考えられなかったね。
秋野
本当ですね。
新球場以降、すごい勢いです。
久米
僕もね、マツダスタジアムの試合だけは生で見るようになったんだ。
とくにデーゲームは最高だね。家でテレビ見てるだけでも球場にいるような気持ちになっちゃう。
開放感が、すごいね!
秋野
やっぱり野球は空の下ですよね。
久米
うん、僕、家でバーベキュー焼きながら試合見てるの。笑
秋野
素敵です。
久米
でも最近心配なのは巨人だね。
なんか同情するくらい弱くなっちゃって。
秋野
ははは、そんなこと言って。また坊主頭にされちゃいますよ。
久米
懐かしいねえ。若気の至りっていうか・・・
糸井重里はふんどしで六本木を走らされたしね。
秋野
久米さんは徳光和夫さんの番組で、万歳三唱をさせられた。笑
久米
そうそう。
「読売巨人軍、優勝おめでとうございます!バンザーイ、バンザーイ!」って。
それもこれも強い巨人、全国ネットの巨人、の時代だよ。懐かしいなあ。
秋野
今はプロ野球界も「地方分権」ですものね。
久米
うん。野球界にとっては、いいことだよ。
秋野
はい。
久米
ところで暢子ちゃんは今のカープ、どう思う?
秋野
頼もしいですけど・・・頼りがいがあり過ぎて、なんだか少し寂しいです。
久米
でしょう。さっきの収録聞いてて、なにか奥歯に詰まった感じがしたから。
秋野
Bクラスのカープを「私一人でも支えてあげるんだ!」って気持ちで20年間応援してましたから。
マツダスタジアムも最初の年はガラガラだったんですよ。考えられます?
久米
菊池涼介が「昔はライナーが獲りやすかった」なんて言ってたね。
まわりが全部えんじ色のシートなんで、白いボールが見えやすかったんだって。
秋野
今はチケットが10秒で完売、Tシャツも5分で完売とか。
久米
ダフ屋さんが大儲けしたり、自由席の争奪戦が問題になったり。
秋野
ダフ屋さんって言うより、オークションの転売ね。
久米
そうそう、最近はそういうのね。
秋野
女って「育てる」ことが生きがいじゃないですか。
ダメな子ほどかわいいっていうのか、親の手を離れると喪失感が生まれるっていうか。
久米
昔、カープが強かった時代があったけど、それでも、なんてったって「巨人は最強」だった。
最強チームに挑戦する弱小ローカルなカープだから、ファンの人は燃えたんだよね。
秋野
そうです。それが今じゃ巨人は弱いわ、カープは独走しちゃうわって。
久米
今年は開幕10連勝だったもんね。
秋野
もしも私の娘がすんごいシッカリ者の男性を連れてきて、そいつが全然隙のない好青年で、もう結婚する前から幸せになる予感しかしなかったら・・・
そこで親は喜ぶべきなんでしょうけど、私なら複雑な気持ちになると思います。
私が与えたものより、その男性が娘に与えるもののほうが大きかったりすると、親ってどんな気分になるんでしょうね?
久米
暢子ちゃんは一人で頑張って、お嬢ちゃんを育ててきたんだもんね。
秋野
今年のカープはエースがケガして、四番が骨折したんです。
それなのに2位に10ゲーム差つけて優勝したんですよ。
久米
うん、知ってるよ。ジョンソンと鈴木君でしょ。
秋野
そうです。私なんだかもう、素直に喜べないんですよ。
例えるなら「一緒に苦しもう、貧乏生活を一緒に楽しもう!」って感じで20年連れ添ってきた夫婦が、40過ぎて急にリッチになったようなもの。
20年前、貧乏な旦那がコツコツ一生懸命貯金して、やっと買ってくれた思い出の婚約指輪。
それを私がウッカリなくしちゃったんだけど、今の旦那はすぐに前よりキレイで高価な指輪を買ってくれた、そんなような感じです。
嬉しくて、もちろんありがたいんだけど、なにかが違う。
アタシが贅沢なこと言ってんのはわかるんですけど、本音の自分はやっぱり寂しいんですよ。
久米
まさに昭和ど真ん中だね。
高度成長期に日本人が失ったものって、その感情じゃないかな。
秋野
ハッキリ言って、プロ野球はもう「打倒巨人」で11球団が盛り上がる図式にはならないと思うんですよ。
日テレも地上波から撤退しましたし、やはりプロ野球は東京集中から全国に広がっていかないといけない。
久米
うん、うん。
秋野
ファンもね、実は「勝てばいい!」なんて思ってないんですよ。
特にカープのファンは「育てることが生きがい」な人が多いんですよ、昔から。
久米
はい、はい。
秋野
ライトなファンはもちろん「勝った負けた」で喜んだらいいと思うんですけど、コアなファンはあまりにも暗黒時代が長すぎて屈折しちゃったのかもしれません。
若手が矢継ぎ早に育っていったら、応援してる暇がないというか・・・苦笑
久米
西川龍馬君なんてまったく応援のし甲斐がない。笑
秋野
そうそう、そこです。大笑
私なんかが応援しなくても、もう二本足で立って歩き出してますから。薮田君もそう。
久米
シンデレラは一晩で王女になるんだけど、新井や黒田は何年もかかったからね。
秋野
変態ですかね、アタシって?
久米
ドMだね。
・・・
おしまい
以上の記事は完全にフィクションです。
久米宏さんも秋野暢子さんもこのような発言は一切なさっておられません。