妄想対談 木村拓也vs木村昇吾

この記事は私の妄想で完全なフィクションです。
木村拓也さんと木村昇吾選手のユーティリティ対決なんですが、対談テーマは「補欠」について。
どうか暖かい目で見てやってください。よろしくお願いします。

前田智徳
はい、それでは今週も始まりましたRCC中国放送「前田智徳の武士が斬る」
ということで、えー別に私は何も斬らないんですけれども、なんなんでしょうね・・・
さて今夜も素敵もスペシャルゲストをお招きしてお送りします。
それではさっそくご登場いただきましょう!
広島や巨人などでご活躍された木村拓也さんと、西武ライオンズの木村昇吾選手です。パチパチパチパチ

キムタク
こんばんは、木村さん!

木村昇吾
こんばんは・・・って、いきなりなんなんすか、そのグータッチは?

キムタク
こんばんは、原辰徳です!

前田
ギョロ目はやめなさい。笑
何なのタク、今日は巨人のOBでいくの?

キムタク
いやいや、このメンツなら今日はカープのOBです。

昇吾
なんかタクさん、やたらテンション高いですね。

キムタク
わはは、久しぶりの広島が嬉しくてね。
前田さんも、お久しぶりです。

前田
久しぶり。元気そうだね。
昇吾は足の具合どう?

昇吾
ありがとうございます。もうすっかり大丈夫です。

前田
えーそれでは、お二人をお招きして、今日は「補欠」というテーマで対談をしていきたいと思います。
ところで「木村さん」じゃどっちの木村かわからないんで、今日はタクとショーゴで行くからね。

キムタク&昇吾
はい、お願いします!

前田
さて野球チームには欠かすことのできない「補欠選手」なんだけど、タクと昇吾をゲストにこのテーマって、ちょっと失礼だなって感じた?

昇吾
だいぶ思いましたよ。なんのイヤミですか? 苦笑

前田
実はこれにはちょっとした理由があるんですよ。ねっ。

キムタク
そうそう。実は俺がスタッフさんにお願いしてテーマを変えてもらったの。

前田
最初のテーマは「スーパーサブ」の予定だったの。
それをタクがちょっと違うだろって言いだして。

昇吾
何が違うんですか?

キムタク
俺ね、スーパーサブって「便利屋」のことじゃないと思うんだよ。
俺的にはどっちかっていうとスーパーサブは「チームの切り札」みたいなイメージ。

昇吾
サッカーではそうですね。

キムタク
でも野球だと便利屋をスーパーサブって言うだろ。

昇吾
確かにそうですね。

キムタク
俺、切り札って言うとジャイアンツの鈴木尚広とか、代打の前田さんとか、ああいうイメージなのよ。
だから俺と昇吾がスーパーサブってとうなのよって思ったの。

昇吾
なるほどね。僕らはユーティリティープレイヤーであって、スーパーサブではないと。

キムタク
そういうこと。

昇吾
でもそれなら普通にユーティリティーがテーマでいいじゃないですか。なんで補欠なんですか。

キムタク
それはお前が「補欠はイヤだ」って言って、カープを出たからだよ。心配したんだぜ。
だからお前の本音を聞きたくて、こういうテーマにしてもらったんだ。

昇吾
うわー陰険。笑

前田
そういうタクも補欠がいやでトレード志願したんだろうが。

キムタク
そう言えばそうでした。笑

前田
まあ誰もなりたくて補欠になるわけじゃないからな。

昇吾
タクさんが僕に聞きたいことって何なんですか?

キムタク
お前、マジでカープ以外のチームならレギュラーやれるって考えてたの?

昇吾
いえ、勿論それはやってみないとわからないです。
ただ、このままカープにいたらレギュラー争いはさせてもらえないって不安がありました。
若い選手がたくさん出てきたし、僕は8年間ユーティリティーで使われてきて35歳になった。
当時は首脳陣にもファンの頭にも「木村は控え」ってイメージが定着しちゃってました。
だから僕は純粋に他球団の評価を聞きたいなと思ったんです。
俺のバッティングと足を評価してくれるチームはないのかと。
球団はどこでもいいから、スタメン争いがしたかったんですよ。
カープではやはり先入観というか、便利屋のイメージが覆らないと思ったんです。

キムタク
なるほど、俺も責任感じるわ。

昇吾
そうですよ! みんな僕にタクさんのイメージを求めてくるんですよ。コーチもファンも。

キムタク
イヤか?

昇吾
イヤです! 僕はレギュラーで出たいです。

キムタク
まあ俺も元々は控えがイヤだから、キャッチャーやめてユーティリティーになったんだもんな。

昇吾
僕だってそうですよ。スタメンで出るためにサードもセカンドも練習したのに、守るところが増えたら逆にベンチに置いておきたくなるってどういうことですか!?

キムタク
全くだ。笑

昇吾
2004年にタクさんがアテネオリンピックに行ったじゃないですか。
あの時、長嶋監督が日本代表に前田さんでも嶋さんでもなく、タクさんを選んだ。
あれからですよ、控えにユーティリティープレイヤーがいたら便利だって、みんなが思うようになったのは。

キムタク
本当だな。でも厳密には「ユーティリティーだから控えになる」ってことでもないよな。
昇吾だって実際カープに来てから、守るポジションを増やして、試合数も増えてきただろ。

昇吾
それはそうですけど、やっぱり守備固めがメインで、スタメンで出るとしても梵を休ませるとか、東出がケガしたとか。
ユーティリティープレイヤーは誰かの代わりに出場することが多いのは事実ですよ。

キムタク
いや、それは偏見だぞ。ユーティリティーと控えの因果関係はないと俺は思う。
去年メジャーリーグで、カブスのゾブリストが四番を打って、ワールドシリーズMVPを獲ったよ。
結局、俺たちも打撃とか足がもうちょっとあったら、レギュラーになれてたってことだよ。

昇吾
まあ僕もそう信じてFA宣言したんですけどね。
当時、鈴木本部長にFAの相談をしたら「トレード先を探してやるから、FAは待て」と言われました。
でもトレードの場合、他球団が木村昇吾をどう評価しているかが僕にはわからないじゃないですか。
だから僕はFAで11球団の評価を聞きたかった。
結果、どこからも声がかからなければ、それが木村昇吾の価値だと認めようと思いました。

キムタク
なるほどね。でFAで獲ってもらえるって自信はあったの?

昇吾
半分半分でした。でも僕、半々の確率なら前に進もうって考え方なので。笑
西武が拾ってくれなければ浪人も覚悟してましたし、アメリカでテスト受けようかとか、いろいろ考えてました。

キムタク
確かにユーティリティーだったら、ケガ人が出たチームから拾ってもらいやすいもんな。
お前すごいな、よくそこまで考えてたな。

昇吾
これ「守備固めあるある」ですけど、タクさん、試合開始直後ってちょっと気が抜けませんか?

キムタク
ああ、わかるわかる。試合前の練習が終わったら「やれやれ、ひと休み」みたいなやつだろ。

昇吾
そうです。どうせ自分の出番は7回か8回じゃないですか。
それまでの時間はプロ野球を一番いい席で見られるぞって感じ。

キムタク
昔、江夏さんが言ってたやつだ。笑

昇吾
僕、それが情けないというか、悔しいというか・・・
先発メンバー9人が順番にアナウンスされてグラウンドに散っていく姿をベンチから見て、「さあ行こうぜ!」って仲間に声をかけるんですが、ベンチで野球を見る時間てのはやっぱ悔しいっすよ。

キムタク
4000万円もらってるプロ野球選手が、それを捨てて35歳で浪人とかテストとか、まったくいい根性してるよ。

昇吾
僕、こういう性格なんで。

キムタク
俺がトレードを志願してジャイアンツに行ったのが34歳の時。
俺の場合はまず一軍で試合に出ることが目標だった。スタメンでなくてもいいから、一軍の役に立ちたかった。
それにレギュラーにこだわる気持ちより、長い間野球をしたかった。
できれば40歳まで現役でいたいと思ってたよ。

前田
そう言えばタクがNPBの新人研修でユーティリティプレイヤーについて講演したことがあったじゃない。2010年。
あれ、すごくいい話だったから、あの話をかいつまんで、ここで紹介してくれないかな。

キムタク
はい。菊池雄星とか筒香とか堂林が入団した年なんですけど、NPB新人研修に呼ばれて、プロ野球選手でやってく心構えをルーキーたちに話してくれと言われました。
で、僕はエースと四番だけがプロ野球選手じゃないよって話をしたんです。
プロに入ってくる選手はみんな、それまでのチームの主役だったわけだけど、プロではそう簡単にいかないよと。
僕自身の話もしまして、僕は宮崎の高校で四番キャッチャーでしたが、プロに入ってすぐに方向転換をしました。
それまで俺が一番野球がうまいと思ってたら、プロには自分よりうまいのがゴロゴロいる。四番なんか全然ムリ。
で、僕はキャッチャーだけでなく、外野も内野もやって、両打ちもやった。それでなんとか一軍に定着できた。
毎年毎年、規定打席に到達できたわけじゃないけど、なんとかプロで飯を食えるようになった。
みんなもエースや四番になれなくても、中継ぎ投手でも守備固めでも、行きてく道はきっとある。
プロに入れば必ず壁にぶち当たる。でも、そこで挫折するんじゃなくて、どうすればチームの役に立てるかを考えなさい。それがプロの世界で生き残る道になるんだ・・・みたいなことをお話ししました。

前田
いいお話ですね。どこでカンニングしたんですか?

キムタク
いやいや、僕の本音ですよ。
これだから孤高の天才は困るんだな。前田さんて補欠の気持ち、絶対わかんないでしょ。

前田
そんなことないよ、俺だって最後は代打だったし。

キムタク
前田さんのはカッコいい代打の切り札じゃないすか。
なあ、昇吾。絶対この人、補欠の気持ちなんかわかんないよね。

昇吾
そう思います。笑

キムタク
要は控え選手でも「一芸」があれば試合で使ってもらえる。試合に出られればレギュラーになるチャンスもあると、僕はそう考えたんです。
で、僕の一芸はユーティリティーだったわけです。
原さんにもそこを評価してもらってジャイアンツでは優勝もできたし、僕も日本シリーズに出られました。

前田
なるほどね、タクさん、ありがとうございました。
では実はここでもうお一方、今日の補欠というテーマにふさわしいスペシャルゲストをお呼びしております。
5年連続甲子園にも出場されております東京都立・墨谷高校の現野球部監督、丸井さんです。
丸井さん、どうぞ!

キムタク&昇吾
パチパチパチパチ

丸井
やあ、どうもどうも。
丸井と申します。よろしくお願いします。

キムタク&昇吾
よろしくお願いします。

前田
丸井さんは皆さんご存知の通り、現役時代は墨谷第二中学を全国制覇に導かれ、後に墨谷高校でも甲子園に初出場。その後は指導者として母校に戻り、甲子園でご活躍をされています。

丸井
まあまあ、僕のことはいいですよ。ははは、ははは。

前田
丸井さんも波瀾万丈の野球人生を送られてきたわけですが、やはり我々が印象的なのは墨谷二中で全国制覇を果たした時のことです。

丸井
実は僕が3年生でキャプテンをやってたチームは春の選抜が1回戦負けで、夏の選手権は棄権してるんです。

前田
そうですね、丸井さんが全国制覇を果たしたのは2年生の時でした。

丸井
そうなんです。その頃の僕は10人しかいないチームのたった一人の補欠でした。
1年にそれこそスーパーサブというか、全部のポジションをこなせるすごいのが入ってきて、僕はポジションを奪われちゃったんです。

前田
でも決勝戦ではケガした選手の代わりに出場なさって、ホームランを打つなど大活躍をされましたよね。
僕も小学生でしたが、テレビにかじりついて墨谷の試合を見てましたよ。

丸井
いやー、そんな、照れるじゃないすか。昔のことですよ、昔の。ははは、ははは。

前田
丸井さん、現在は高校野球の監督をやられていて、控えの選手に対するケアーと言いますか、フォローみたいなことはどういう風に心がけておられますか?

丸井
僕たちはアマチュアで、しかも学生野球です。
レギュラーの選手だけでなく、スタンドで応援してくれるチームメイトも含めて、全員で一つのチームだということを徹底的に選手に意識させます。
仲良しグループではいけないんですが、チームの一体感は絶対に必要だと考えています。
昔では考えられないことですが、今の子供たちに先輩は絶対だとか、1年生は球拾いだとか、そういう風潮は全くありません。

前田
球拾いとか、なんだか懐かしいですね。笑

丸井
後輩が先輩をからかったりしても、チームが和めばそれはそれでいいという時代です。
練習スタイルも変わりました。
僕らの時代は朝も夜も特訓、特訓でしたが、今の野球はそうではありません。
練習時間よりも練習の質と、練習する時の意識付けが大切です。この練習は何のための練習かとか。
現在の墨谷高校では意図的に全体練習の時間を少なくしています。
全体練習もしますけど、もっと個人個人が自分に必要な練習をする時間を取るべきだと僕は思っています。

前田
すごいですね、丸井さん。まるでプロ野球チームの考え方ですよ。

丸井
ええ、僕はプロ野球チームのキャンプも見て、なんて練習時間が短いんだろうと思いました。大リーグなんかもっと短いそうですね。
でも全体練習は短くてもいいんだ、その分個人個人が自分に必要な練習に時間を使うことができるんだ、と思い直すことができました。
実は今ちょうど選手権に向けた18人のメンバーが決まったところなんです。
そうすると毎年のことですが、メンバーに入れなかった選手たちがレギュラー選手の個人練習を自発的に手伝うんです。それも大会中ずーっとです。そういう姿を見るとこちらまで嬉しくなります。
僕も長年補欠でしたから控え選手の気持ちがよくわかるんです。
チームのために補欠の俺は何ができるかって考えるもんなんですよ、控え選手ってのは。
木村拓也さんの講演は本当に素晴らしいですし、木村昇吾さんの考え方もまさにプロフェッショナルです。
どちらもうちの選手たちに聞かせたい、ありがたいお話でした。

前田
では今度はタクと昇吾に聞くけど、プロ野球選手の立場では控え選手はどんな気持ちでレギュラー選手のことを見ているの?

キムタク
仲間との競争に勝って試合に出るのがプロの世界ですから、自分が控えに回るのはそれはもう間違いなく悔しいです。
でもカープには伝統的に控え選手の中にも「切り札」が大勢いまして、控え選手もどっかでプライドを持っていたように感じます。
例えば今井譲二さんが山崎隆造さんの代走に出たり、西田真二さんが四番バッターのところで代打に行ったり、清川栄治さんが大野さんや川口さんの代わりにバースに向かって出て行ったりとか。
単なる代わりの選手ではなく、レギュラーを凌駕する切り札。これぞまさに僕の考えるスーパーサブです。
僕は守備固めでしたけど、前田さんの代わりに出ていく時に「前田智徳に変わりまして木村拓也」なんてアナウンスをされると、俺スゲーって思うこともありましたよ。笑

前田
ははは。じゃあ昇吾は控え選手という立場をどう考えてた?

昇吾
僕はとにかく補欠がイヤでした。今もイヤです。
学生時代から1番ショートしかやったことがないので、スタメンで出られないのはやっぱり悔しい。

キムタク
お前、俺の講演を聞いてなかったな。笑

昇吾
僕、こういう性格なんで。笑
何か流れ的に申し訳ないけど、僕個人はやはり控えに甘んじたくないです。
カープを出て給料も下がりましたけど、今めちゃくちゃ楽しいです。レギュラーに挑戦しているところですから。
ライオンズにも源田ってルーキーが入ってきて、僕はまた補欠です。
でも丸井さんがイガラシさんに負けないように努力し続けたように、僕も丸井さんを見習って、いつかレギュラーになれるように頑張ります!

前田
それではお三方、最後になりますが、お三方からそれぞれに今は補欠だけど毎日練習を頑張ってる野球少年のみなさんに先輩としてなにか一言アドバイスをお願いします。では昇吾から。

昇吾
はい。今は補欠でも諦めず練習を頑張ってください。
まずはタクさんが言ったように何か一つの得意なプレーを伸ばして、これだけは誰にも負けない!ってなるくらい、そのプレーを磨いて下さい。
それに控え選手はチームに絶対必要です。野球は9人だけではなかなか勝てないですから。
ベンチの力も合わせて、みんなで一つのチームです!

前田
はい、ありがとう。いい話だね。全部カットしとくから。

昇吾
おい!

前田
ではタクもお願いします。笑

キムタク
野球が好きなら、今は補欠でも練習を頑張ってください。
それから大学生や社会人になった時、野球部を引退する方も大勢いらっしゃると思います。
でもプレーをやめて一野球ファンとして応援するのも野球だし、野球関係の仕事についたりすることも野球です。
例えばスポーツ用品店に就職してもいいし、少年野球チームのお手伝いをしてもいい。
プレーができなくなった人でもスコアラーになることはできます。野球に関わる方法、野球を続ける方法はいくらでもあります。
プロの選手だったら昇吾の言う通り、ずっと挑戦を続けないといけない。
でもみなさんにはそれ以外にもいろんな方法で野球に携わり、野球を続ける方法はあります。
ですから、みなさん、これからもずっと野球を好きでいてください。

前田
さすが講師だね。でもちょっと小学生には難しいんじゃない。

キムタク
すみません、なんか最近お年寄りばっかと話をしてるんで、どうも話が固くなるんです。

前田
では最後に丸井監督、野球少年たちに金言をお願いします。

丸井
えーごほん・・・
諸君! まずは俺の話を聞いてくれ。
諸君らが今補欠でいることはキャプテンや監督だってよくよく考えて決断したことなんだ。
誰も補欠なんて楽しくはないだろう。いやキャプテンだって、できるものなら全員を試合に出してあげたい。
いいか諸君、わが墨谷はかつて弱小中の弱小チームだった。
しかしあれから40年、今や甲子園常連の名門校となりえた。
それはなぜか? 前監督の谷口さんのおかげである!
谷口さんもまた、お若いころは補欠だったのだ。それも二軍のだ!
しかし谷口さんはそこから影の努力でレギュラーの座を掴み、チームを全国制覇に導く偉大なキャプテンとして大きく成長された! 谷口さんは・・・

前田
ごほごほ、あのう丸井さん、すみませんが小学生向けにお願いできますか・・・

丸井
ああ、これは失礼しました。つい興奮してしまって・・・ははは。
そりゃ誰だってレギュラーでいたいし試合にも出たいよ。
でもレギュラーの選手たちもまた、諸君と同じように一生懸命に努力を重ねてレギュラーの座を掴み取ったのだ。
これからも諸君の人生の中で、いい結果が出ないこともたくさんあるだろう。
その時にもう諦めてしまうのか、諦めずにもう一度立ち上がって挑戦できるか、ここが本当の勝負の分かれ目である!
補欠になったくらいで野球を辞めるんじゃない!
いいか諸君、壁にぶつかった時こそが真の男の見せどころなのだ。
諦めずに努力し続けてこそ、その先に栄光が待っているのだ!

前田
はい、丸井さん、もうよろしいでしょうか?

丸井
ははは、俺としたことがついしゃべり過ぎちまったな。ははは、ははは。

前田
ではお三方、ありがとうございました。
今日は補欠というテーマでお届けしてまいりました。
補欠という字は「欠けたところを補う」と書きますよね。
チームが困った時に助けてあげられるのが補欠であり、控えの選手です。
今のカープだって控えの層が厚いから強いチームでいられるんです。どうか野球少年のみなさんも補欠という言葉を嫌いにならないでください。
さて、来週の武士が斬るは、広島東洋カープの白武佳久スカウトと川端順編成部長をお招きして、選手の育成についてお話を伺いたいと思います。

キムタク
あれ、白武さんと川端さんなら、テーマは「ローテの谷間」じゃないんですか。

前田
ばか。俺が斬られてしまうわ・・・

おしまい
この記事は私の妄想で完全にフィクションです。

木村拓也さん、プレーも万能でしたが、明るいキャラクターで誰からも愛される人でした。
またプロ野球選手のモノマネなんかもたくさんできる人でして、すごく上手。
どこまでもオールマイティーな人で尊敬していました。大好きでした。

木村昇吾さん、FA宣言をした時、どう考えてもBランクのはずだったので、本当に移籍先が見つかるのか大変心配しました。
宣言残留を認めることができないカープと、どうにか再契約する方法を勝手に考えていたら、西武がテスト生として契約してくれました。
その後、靭帯損傷の大ケガ。心配しましたが1か月前無事に一軍復帰。背番号0の今後のレギュラー獲得を期待しています。
(でも源田選手も好きなんだなあ・・・)

そして文科省推薦の漫画キャプテンとプレイボールについて。
ちばあきおさんがお亡くなりになり、墨谷高校の挑戦は丸井君が編入したあたりで長い間、時が止まっていました。
しかし2017春、新しい作者が現れて「プレイボール2」という続編の連載が始まったそうです。
私はまだ読んだことがありませんが、そのニュースにインスパイアされてまたバカな妄想記事を書いてしまいました。

以上です。あくまでも妄想ですので、内容の拙さにつきましてはどうかご容赦いただきたいです。


おしまい
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ありがとうございました。

-妄想