昨日に続き、残り1ヶ月で阪神との7.0ゲーム差をひっくり返す方法を探ります。
昨日はリリーフ投手編、今日は先発投手編です。
現在2位のカープは阪神の後ろ姿しか見ていませんが、3位のDeNAが見ているものは2位カープの背中であります。
横浜でのDeNA戦
今週の日程は火水木が横浜でDeNA戦。金土日がマツダでヤクルト戦。
DeNA戦の予想先発は九里(中5日)→大瀬良(中7日)→床田(中6日)
対するDeNAは今永(中5日)→濱口(中5日)→東(中5日)だそうだ。
スポニチの記事によると今季のカープは相手先発が左投手の場合は勝率.432。右投手の場合は.625だそうだ。スポニチ
カープの主力に左打者が多いことと、坂倉将吾がマスクをかぶらない日が多いことから対左投手には相性が悪いのであろう。
ただしこちらも九里、大瀬良、床田をぶつけるのでこの3連戦に関しては勝率4割ということはありません。
特に九里と大瀬良を入れ替えてきたというのは、カープの入念な情報収集による今永対策だと思われます。
九里は水曜日の阪神戦で115球を投げ、大瀬良は火曜日の巨人戦で75球しか投げていない。
これで九里と大瀬良の順番を入れ替えるというのはハッキリ言って「今永に勝たないといけない」という意思表示。「濱口はどうとでもなる」という意思表示。
木曜日の阪神戦で完封勝利した床田寛樹は横浜にも帯同するようだ。前回122球から中6日。私は床田を広島に残しておいて中7日で金曜日のカード頭に回すと予想してました。
大瀬良大地
8月のカープは野村祐輔、森翔平、玉村昇悟、遠藤淳志らを登録抹消しながら、8人で先発ローテを回しています。
金土日のマツダ・ヤクルト戦は森→森下→ノムスケと予想されています。
8人でローテを組むのはとても良いことだと思いますが、私が引っかかるのは大瀬良大地の取り扱いです。
前回の天王山、阪神戦の初戦に先発。しかし4回5失点。
球威もなく制球も甘かった。8月の大瀬良はずっとボールが高いです。
私は前回の登板後に大瀬良は登録抹消されると思いました。九里床田森下との4本柱を解消して、ノムスケや森翔平らとの中10日組に回るんじゃないかと思いました。
ところが新井は大瀬良を抹消しませんでした。
ほな横浜でもカード頭かと思いきや、120球の九里が中5日で75球の大瀬良が中7日。この順序変更にも合点がいきません。
スコアラーさんから「火曜日は今永だから」と順序を入れ替えられたのだとしたら、大瀬良にとっては少々情けない話です。
今シーズンのカープに残された試合数は今日を含め32試合です。
んで首位阪神との直接対決7試合は全て週末金土日。3連戦、2連戦、2連戦。
阪神戦にぶつけるべき先発投手は床田と森下です。残り7試合の内の6試合を床田と森下で3試合ずつ。これで6勝1敗を目指すと昨日宣言しました。
カープは屋外球場なので日程通りに試合消化できないため、床田は今週も木曜日に先発します。雨や台風が来ればスライドで金曜にまわるでしょう。雨がなければ中7日で阪神戦に行くだけです。
大瀬良は明日がラストチャンス。もう取りこぼしはできません。ノムスケと遠藤淳志にはまだ「投げてみないとわからない」ところがあるし、玉村昇悟も巨人戦で一発回答できませんでした。大瀬良は彼らと先発ローテの座を争っており、明日もダメなら中6日組から中10日組に回されると思います。
今日からの3連戦
カープが7.0ゲーム差をひっくり返すためには、何気に今日からのDeNA戦が重要です。
3位DeNAはクライマックスシリーズに向け、2位に上がりたい。カープを追い越したい。
2位カープは1位阪神しか意識していませんが、さりとて下位チーム相手に取りこぼすわけにもいかない。
DeNAもビッグネームが先発しますが、カープも負けじとビッグネームです。
九里vs今永も重要ですが、大瀬良vs濱口も重要。床田vs東は楽勝じゃないか。東は好投手ですが0対0ならDeNAの守備はミスをするからです。
この先のカープは「2勝1敗でOK」などと悠長なことは言っておられません。
ハッキリ言って7.0ゲーム差をひっくり返すには大型連勝が必要。10連勝や5連勝×2回が必要。それでも阪神には追いつけないかもしれません。
目の前の試合に全力を尽くすのみですが、先発投手の役割は非常に重要です。
秋山翔吾はまだ当分帰ってこられません。スポニチ
マクブルームと秋山の復帰はたぶん10月。クライマックスシリーズ頃になると思います。
捕手坂倉と先発投手が試合を作って粘るしかありません。
昨日、土浦日大高校が慶応高校を苦しめました。
0対2で敗れはしましたが、最後まで諦めない試合は見事でした。
カープもこういう試合を続けていくべきです。
打てないのは仕方ありません。末包やデビッドソンの本塁打を私は計算に入れません。
私が計算に入れているのは先発投手の粘りです。あと矢野とキクの守備。小園の打撃と小園の守備。
先週6試合は4勝2敗。好守備の連発でした。
こういうロースコアの試合がカープのペースなのです。
先発投手と坂倉のリードで今週も5勝1敗か6勝0敗を目指します。
難しいことはわかってますが、できないと最終順位は2位止まりです。