3番鈴木誠也、4番西川龍馬、9番高橋昂也

2021.4.24(土)

巨人 3-6 広島 東京D 

今から4年前。戸郷翔征と高橋昂也が投げ合って、高橋昂也が勝ったという試合があります。

私は全く記憶にありません。この日のスタメンは7番センター羽月隆太郎、8番ショート小園海斗。記憶にありません。

6回裏、高橋昂也に代わりましてピッチャー中田廉。7回大道、8回塹江で9回は新人栗林。ホントかよ、こんな試合あったのかよ。

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先発昂也

実際あったんです。

当時の私のブログによると、高橋昂也1000日ぶり涙の勝利も投球内容は しょぼかった らしい。

タマは高いし、リリースポイントも不安定だったらしい。

 

高橋昂也が先発して、鈴木誠也がホームラン打って、9回を栗林が締める試合があったとは、いや全く覚えてねえなあ。

当時の佐々岡監督が中田廉を妄信していたことはよく覚えている。この試合でも1点リードの6回1死12塁のピンチに佐々岡はピッチャー中田廉を告げ、中田廉は7番中島宏之を6-4-3のゲッツーに取っている。

 

何が言いたいかというと、この年の高橋昂也より今の高橋昂也の方がよっぽど凄いぞという話です。

 

リリーフ昂也

高橋昂也は2021年に先発で5勝をあげました。

しかし内容はたいして良くありませんでした。被打率3割、防御率5.28。

以後3年間、高橋昂也の一軍登板はありませんでした。2024年のノムスケ引退試合まで一軍登板はなかった。

私は昂也君は去年でクビだと思っていました。佐藤柳之介を獲れたので完璧クビだと思っていた。

 

だが昂也は生き残った。そのせいで九里亜蓮の人的補償選手を獲得する枠もなくなった。

カープはオリックスの人的補償で誰かを欲しい。前田健太がメジャーをクビになれば死に場所も作ってやりたい。

育成選手のラミレス、ロベルトにもチャンスを与えたい。杉田と前川にも期待している。

 

ハッキリ言って高橋昂也がいることで、カープは70人の支配下選手枠をかなり窮屈にしています。

「高橋昂也をクビにして、オリックスから人的補償選手を取った方がカープは強くなる」

こう考えてるカープファンは多いと思います。私もかつてはその一人でした。

 

だがカープは高橋昂也を支配下に残して人的補償を諦めました。支配下枠は現在68人。

前田健太枠が1つで育成選手枠が1つだとしても、まだカツカツです。

「やっぱ昂也をクビにするべきだった」

「鈴木健矢なんか獲るべきじゃなかった」

SNSはアホばかり。

カープはオリックスの人的補償を捨ててまで、昂也と健矢を獲りました。

昂也と健矢はやると思いますよ。やると思います。

 

昨日のキャンプ中継で、JSPORTSのアナウンサーが「高橋昂也の7球」を連呼していました。

あの試合には野村祐輔引退とか、滝田一希の鼻血登板とか、内田湘大のプロ初ヒットとか他の話題もてんこ盛りでしたが、高橋昂也炎の7球が最もインパクト強かった。

当時の私のブログも内田湘大のヒットを完全無視して、高橋昂也の7球のみにフィーチャーしています。

 

その昂也君が昨日ニコニコ、

「順調です」

とインタビューに答えていました。いい顔でした。

いやあコレ、「クローザー高橋昂也」もあるかもしれんぞ。

 

2021年にキャリアハイの5勝を挙げた高橋昂也は悩んでいました。

2022年から2024年の高橋昂也は一軍登板が全くありませんでした。ずっと二軍で悩んでいました。

同期のアドゥワと坂倉は一軍で主力となりました。

 

そこで高橋昂也は悩むのをやめました。

「生きてるだけで丸儲け。野球できるだけハッピーじゃん」

かどうかは知りませんが、高橋昂也は悩むのをやめたんですよ。考えるのをやめたんですって。

 

高橋昂也は去年の夏に考えるのをやめました。ただ投げるだけに集中しました。

高橋昂也がアホになったわけではありません。ヤケクソになったわけでもありません。

高橋昂也は 苦しみから解放された んじゃないですかね。

高橋昂也は8年間ずっと、もがき苦しんできました。

いや、その前の高校3年生の夏のケガから高橋昂也はずっと不完全燃焼だったかもしれない。

カープの支配下枠は現在68人。

昂也が今年ちょっと活躍しても、オフにはクビになるかもしれない。マエケンが帰ってくれば昂也がクビ。奨成が3割打てば昂也がクビ。

 

いや、もうええやん。野球できるだけで幸せやん。

高橋昂也はプロ1年目に二軍で日本一になりました。相棒は日大三高の坂倉将吾でした。

あれから8年。最後の挑戦。

 

カープの左腕は激戦区。

塹江もいいし、長谷部もいい。

春日部共栄の大道温貴も今、二軍で最高潮らしい。

マジかよお前ら全員もう26歳かよ。

 

ビールかけを経験したことあるのはアドゥワ誠ただ一人。正確には未成年だったのでビールかけには参加していません。ホテルのユニットバスで一岡竜司から一人だけウーロン茶をかけてもらったらしい。

坂倉もまだ一軍では優勝したことありません。なら奨成と小園も当然優勝したことありません。

高橋昂也が7回にリリーフで出てきて、キャッチャー坂倉がリードする。

こういう場面を一軍で見たいなあ。勝ってる試合ではまだ無理かなあ。