2025.8.27(水)
広島 3-2 巨人 マツダ
久しぶりの3連勝で借金8。
残り28試合で勝率を5割に戻そうと思えば、18勝10敗が必要。勝率.642。2位は無理でも3位は見えてきたかな。
最後のプレーはホームベースを塞いでいるけど、タイミングがアウトなのでクソアウトですよ。
會澤のリード
曾澤翼が1ヶ月ぶりに試合に出ました。スタメンでフル出場。
テレビ朝日の工藤公康はアツのねちっこいリードを絶賛していましたが、私は坂倉のリードの方が好みです。
坂倉なら昨日の試合は7対1で勝てていたし、負ける可能性も低かったと思います。
昨日の試合は巨人の森田君がヘロヘロで、もっと早くにKOしてあげないといけませんでした。キャベッジの超ファインプレーが話をややこしくしました。
カープがようやく5回裏に3点取ると、6回表にさっそく2点を放出して3対2。
この2失点は決してネガティブな2点ではありません。アツがパスボールして、その次のタマを2点タイムリーされたのですが、これはこれで悪くないリードなのですよ。
試合の流れがずっとカープペースで、カープが毎回走者を得点圏に送るのに、末包が打たない、奨成が打たない。
投手の大瀬良大地が2打数2安打してるのに、小園が打たない。
ムズムズした流れの中で、ようやく3点先制。
このまま完封勝利してもいいんですが、巨人に多少の「達成感」を与えておいて、7対3で逃げ切るのも悪くない。
皆さんは前日、「戸郷の後に出てきた敗戦処理投手」の名前を憶えていますか?
私は覚えてません。右か左かもうろ覚えです。
ただしスカタンだったことはしっかり覚えています。巨人は2~3点負けてりゃ、あのレベルの投手が出てくるのです。
昨日の6回表は下位打線でしたから、ゼロで抑えりゃ6回裏の敗戦処理はスカタンが出てくるはずでした。
それをアツが色々やって2失点。1点差になって出てきたのは田中瑛斗と中川皓太でした。カープ無得点。
6回表をゼロで抑える勝ち方もできましたが、アツはカーブとカットボールを多投して打順3巡目に打たれました。巨人に多少の「達成感」を与えたことで、反撃を2点で抑えたのです。私はこういう「ねちっこいリード」があまり好きではありません。
9回表のブロックについてはついアツの本能が出ましたが、決してコリジョンルールには該当しません。モンテロの送球がベースの上に来たので、アツはブロックしたまです。
アツはブロックの名手中の名手で、NPBにコリジョンルールができた時、
「ああ、これでもう二度と美しくてカッコいいアツのブロックを見られないのか…」
と郷愁を感じたものですが、昨日見られて嬉しかったです。てへへ。
阿部がごちゃごちゃリクエストしたくなる気持ちはよくわかる。確かにアツはブロックしている。
ただし「プレーの流れの中でブロックした場合はコリジョンルールに該当しない」とルールブックに書かれている。
これを整理すると、
<1>アツは確かにホームベースをブロックして3塁走者の進路を塞いでいた。しかしそれはモンテロの送球がベースの上に来たからだ。
<2>しかも3塁走者若林のタイミングもクソアウトでした。アツがブロックしていようがしていまいが、アウトはアウトのタイミング。
よって審判はアウトを宣告。まったく問題ありません。ルールブック通りです。アツはブロックしていたがコリジョンルールには該当しません。
私は阿部がゴチャゴチャ言ってきた理由は、
「アツがボールをこぼしてるだろ」
だと思ってました。まさかコリジョンだとは思いませんでしたね。
アツはブロックの名手なのでつい昔のクセが出ました。1ヶ月ぶりの試合だしね。
だがコリジョンではありません。アツはホームを塞いでいたが、コリジョンではないのです。理由は上に書いた通りだ。
本日のゲームプラン
高 vs 田中。
この3連戦で一番落としてはいけない試合が、高vs田中の試合です。
田中将大の個人記録のことに興味はない。浮かれるのは巨人ファンだけでよい。
昨日は左の森田に対して朝山はまたもやアホすぎる右オーダーを組みましたが、それが昨日の苦戦の原因。
野球はヒット数を競う競技ではないのですよ。
今日は普通に羽月をスタメンさせて、足も使って攻略しよう。
あと送りバント。坂倉にも末包にもモンテロにもバントさせましょう。
カープは毎日無死1塁で坂倉がポップフライを打ったり、無死12塁で末包がゲッツーを打ったりしています。
工藤公康が「中村奨成が無死1塁で右を狙ってる」と言いましたが、奨成は全然狙っていませんでした。奨成は単に森田のチェンジアップにタイミングを合わせていただけですよ。
奨成は頭を使ってやっている。小園海斗のセンター返しもチーム打撃です。私はこの2人を自由に打たせてあげたいが、彼らは頭を使って窮屈な打撃をしてくれている。
モンテロや末包に窮屈な打撃をさせるべきではないので、彼らには「たまの送りバント」をさせましょう。
いつもはやらなくていいのですが、たまにはさせましょう。ファビアン、モンテロ、末包の犠打は今季ゼロ個です。小園は3個、坂倉4個。
今日も田中将大は走者を出してくれるはずです。
ただ田中はそこからゴチャゴチャ低めに動くボールを投げてくる。
それを末包やモンテロがひっかけてゲッツーになると、田中の思うツボなんですよ。
おそらく奨成と小園は出塁できる。
彼らの後を打つファビアンとモンテロに送りバントさせましょう。なに、1点取ればフリーに打たせればよい。窮屈な野球をするのは先制するまでの間ですよ。
巨人にはライデル=マルティネスがいますが、カープが1点でもリードしていれば99%出てきません。
巨人戦では1点でもいいからとにかく先にリードをすることです。そうすれば田中に代打が出て、2番手にスカタンな敗戦処理投手が出てくるのです。
送りバントや羽月の足を使って先に1点取る。あとは坂倉がリードを守り、ファビアンとモンテロがスカタンの中継ぎを打つ。これが対巨人戦の必勝法です。CSでも使える戦法ですよ。