2026年に防御率0点台の先発投手が登場します

久しぶりに 予言 をします。

最近あんま当たってないんですが、今年の春に

「小園をショートで使わないと4位に沈むぞ」

と叫んでました。

 

防御率0点台

本日のテーマは、

2026年のセリーグに

防御率0点台の男が現れる

です。

 

金田正一の400勝、王貞治の868本塁打、福本豊の1065盗塁。

これらと共に、私がアンタッチャブルレコードと認識していた記録が

村山実の シーズン防御率0.98 でした。

1リーグ時代も含めると0点台は11人います。地味な記録で有名な 野口二郎さん は2年連続防御率0点台という、とんでもない記録を残している。

 

2リーグ後の歴代1位は村山実の0.98。達成したのは1970年。意外と最近。

もちろんシーズン130試合でしたが、村山はこの年から「選手兼任監督」に就任したため、年間150イニングしか投げませんでした。この時代のエースは300イニングが当たり前の時代です。

では恒例の2位クイズをやってみましょうか?

村山実の0.98に次ぐ、シーズン防御率史上2位は誰のいくつでしょうか?

 

正解は1956年の稲尾和久でした。防御率1.06

3位も村山、4位も村山。ところが5位6位に 聞き馴染みのある選手たち が登場します。

表にして整理しましょう。

 

1位 1970村山実  0.98

2位 1956稲尾和久 1.06

3位 1959村山実  1.19

4位 1962村山実  1.20

5位 2023山本由伸 1.21

6位 2011田中将大 1.27

7位 2013田中将大 1.27

ちなみに6位の田中将大は19勝5敗。2013年の田中将大が24勝0敗でした。

今年の1位はパがモイネロの1.46。セが才木の1.55

リリーフですが石井大智は0.17。床田と森下もオールスターまでは1点台でした。 

 

誰が達成するか?

モイネロあたりが143イニングで防御率0.97というパターンも十分考えられますが、私はセリーグの投手を推したい。

なんでかと言うと、来年のセリーグは村上宗隆と岡本和真がいない可能性が高いからです。

今年、阪神佐藤が40本塁打しましたが、2位は森下の23本です。パリーグの2位も23本。

今年は「首位打者が2割台か」と散々言われましたが、来年は「ホームラン王が10本台か?」という騒ぎにもなりかねませんよ。

 

あとセリーグは来年が9人野球のラストイヤーです。

来年のうちに0点台をやっとかないと、もったいないぜ。

 

では誰が岡本・村上のいないセリーグで防御率0点台を叩き出すのか?

例えば中日の高橋宏斗。今年実際に途中まで0点台でした。

阪神の村上・才木も揃って強い。球場も広いから有利っちゃ有利。

 

カープでは誰だろう。森下暢仁と言いたいが、どうだろうな?

カープでミラクルを起こせるのは私は 常廣羽也斗 かなと思っている。またズッコケるかも知らんけど。

ポテンシャル的には 岡本駿 もおもしろい。あいつは四球を出さないし、フィールディングも上手いので。

 

さすがに「シーズン防御率0点台」はエースの中のエース。

絶対的ウイニングショットを1個持ってる程度で到達できる距離ではないです。

リリーフなら決め球だけで0点台は到達できる。

先発でそこまで行こうと思えば、ウィニングショット+絶対的コマンドが必要です。

平成の田中将大と上原浩治なら可能性あり。由伸も可能性あり。

平成の松坂大輔や野茂英雄には無理。あいつらは20~30勝できるスタミナはあるが、0点台は無理だろう。常廣もこちらのグループに属しています。

 

計算してみよう

最後に「どうすれば先発で防御率0点台になれるか」を計算してみた。

1リーグ時代も含めると、藤本英雄さんという方の防御率0.73というのが、NPB公式記録1位に輝いています。

藤本さんはシーズン46試合に先発して39完投19完封。防御率0.73

432回を投げて自責点30。WHIP0.88。34勝11敗。

防御率0.73で勝率.750しかないのか、さすが戦前。

こないだも書いたけど、戦前のプロ野球は一ケタ本塁打で本塁打王。防御率0点台もゴロゴロいました。

2026年のセリーグはこの状況に極めて似ている。戦前の職業野球にもDHは無かった。

 

実際に計算してみよう。

143イニング投げて自責点何点未満なら、防御率0点台になるのか。

プロ野球ファンなら瞬時に「7打数2安打は打率.286」と出てきますよね。

同様に「7回2失点は防防御率2.57」。一般常識。

 

このノリで「143イニング自責点何」なら防御率0点台になるか計算してみました。

すると答えは自責点 16 でした。

 

近年の先発投手は「中6日でシーズン24先発」が基本線。

143回、自責点16を24試合で案分すれば

「6回投げて自責点2/3未満」

という答えが出てきました。

「3分の2失点」をイメージするのが難しいから、要するに「9回投げて何点やねん」と計算したら、「9回投げて自責点1未満」と出ました。当たり前でした。

 

だったらこうしよう。

24試合先発して、1点を与えていい試合は何試合か?

これは簡単。自責16なので24で割ればよい。

143回を24試合で割れば、ほぼ6.0回。6×24=144

自責点16を24試合で割れば0.67点

ということは「16試合で6回1失点、8試合で6回0失点」をやれば防御率はジャスト1.00になります。

 

だから「15試合で6回1失点、9試合で6回0失点」を実現できれば、防御率は0.96となりNPB新記録。机上の空論。

だけど来年は岡本も村上もいないセリーグです。しかも先発ピッチャーは中6日で100球しか投げない。

宏斗才木村上がヤクルト巨人をモリモリ完封するイメージは容易に湧いてくる。

一つ間違えば出ると思います。戦後最高の防御率0.96。

藤本さんの0.73はさすがにエグい。150回投げて自責12が最低ライン。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感