西武ライオンズの豆田泰志投手をご存じでしょうか? まめだたいし。20歳。右投げ。
高卒3年目の今季、育成から支配下に昇格して一軍16試合に登板。0勝0敗1セーブ。防御率0.59。被打率.151
150km前後の小気味よいストレートを投げる「ずんぐりむっくり」した173cmのピッチャーです。まさにマメのよう。
この子、実は私がカープに欲しかったピッチャーなんですよ。3年前に私は「ドラフト3位で豆田に行け」と騒いでいました。
中日の松山
2022年の育成ドラフトで指名された中日の松山晋也投手。
この子は去年のドラフトの時、全く知らない選手でしたが、開幕直後のウエスタンリーグで初めて見て、
「これでジャリエル=ロドリゲスの穴は埋まった」
と私は思いました。
その後、6月に支配下登録。
以後36試合に登板して1勝1敗17ホールド。後半には8回の男に定着し、マジでジャリエルの穴を埋めました。防御率1.27。被打率.189。大道温貴の大学の後輩。
球速は155kmほどですけど、松山の場合は球速よりもノビとキレが抜群です。藤川球児も153kmですが誰も打てませんでした。
昨年のドラフトで言うと、私はドラ1候補の中央大学・森下翔太に対して「スカタンだ」と言いましたし、指名漏れした立教大学の山田健太も上位では要らないと見ていました。
ゴメンやけど甲子園を沸かせた高松商業の浅野翔吾も近江の山田陽翔も「プロでは厳しい」と見ました。
当たったことばかり書くと不公平なのでハズした話も告白しますけど、20年前の2004年のドラフト予想で私は
「ダルビッシュ有はプロでは厳しい。ケガをするに決まってる」
と断言しました。ものの見事に大外れ。笑
今では私はダルビッシュをアスリートとしても人間としても大尊敬しています。
ダルビッシュは私が最も尊敬している現役選手です。2位が田中将大か鈴木誠也かという感じ。とにかく1位はダルビッシュ。
さらに言うとダルの同学年には横浜高校の涌井秀章がいて、20年前の私の評価では「涌井は200勝できる完成品」と見ていました。先輩の松坂もプロでブイブイ言わせてた時期でしたし。
そんな2004年のドラフト会議で私のドラ1は絶対コイツだと豪語したのが秋田商業の佐藤剛士であります。
今となっては
「誰それ?」
って言うカープファンの方が多いと思うんですが、実際カープはドラフト1位で佐藤を指名したのです。マジで2004年のドラ1は佐藤でした。嬉しかったなあ・・・
といった具合に私の予想など当たるも当たらぬも八卦です。
しかし私がいいと思った選手はだいたいいいんです。私がプロで厳しいと思った選手はだいたい厳しいです。
ということで今年も私が目をかけている選手を発表します。
即戦力って何?
実は私は常廣投手もそんなにいい投手だとは思ってません。九州共立大の大瀬良より下じゃないか。
プロで10勝してもチームのエースにはなれないって感じがします。線が細いからです。高校生のダルビッシュにも似たような評価をしてました。
大学生で一番いいのは西館勇陽です。中央大学の方。彼は馬力があるし、ストレートとフォークは即戦力。翁田大勢より一段上の投手です。体力もありそう。見りゃわかるんですよ。
亜細亜の草加もいいタマを投げるし、左の古謝もよい。
だが最近のアマチュア投手って体力がない人が多いんですよね。プロ野球でシーズン10勝はできないと思う。
1年目はときたま先発して、2~3年後にレギュラーになるっていうならわかります。
即戦力投手とはいったい何か?
1年間一軍に居続けることでしょ。
一軍二軍を行ったり来たりでは即戦力と呼べないと思います。
悪いけど豊作と言われる今年の大学生でそれができそうなのは常廣、西館、上田(大商大)の3人くらいだと見ています。青学の下村にも馬力を感じるが3人に比べるとか弱く見える。
草加、古謝、細野、竹内。みんな1球だけを見れば素晴らしいタマでセンスを感じます。
だが私はフォームのバランスとか力感とかを見て
「この投げ方で1年間保つか、保たないか」
を妄想します。
私は投手をベストボールだけで評価しません。
ボールになったタマや打たれたタマも見て評価します。
その結果、田中正義はダメだろうと思いましたし、駒大の若田部健一は15勝できると思いました。当たったり外れたりは当然あります。
オリックスの山下舜平大、ヤクルトの奥川恭伸もプロではちょっと厳しいんじゃないかと見ています。ロッテ佐々木朗希も危なっかしい。
大学・社会人投手には当然「即戦力度」も重視します。高校生には「伸びしろ」だけで評価します。
今年の当たり
そんな私が2023年のドラフトでカープに欲しい、プロで活躍できると考える投手の1番手は・・・
椎葉剛 (徳島インディゴソックス)
です。
可能ならドラフト3位で獲りたい。獲れないなら2位でもいいです。
ウエーバー順的にカープが4位で獲るのはたぶん不可能。
常廣を外せば1位で行っていいかもと思うくらい高評価しています。独立リーガーだから下位で獲れるだろと思っていると、3位指名する球団はあると思いますよ。
7年後にメジャー移籍するかもしれない投手ですが、元カープのヘロニモ=フランスアを右投げにしたような奪三振マシーンです。使い方によっては2024年のセーブ王まであり得る即戦力です。
次に私が目をつけているのが横浜高校の杉山遥希投手投手です。左投げ左打ち。
ストレートのキレに注目が集まっていますが、私は彼の投球術やフィールディングに非常にセンスを感じています。
先輩の伊藤将司のような投手になれる逸材だと思います。早ければ3年目くらいで一軍で活躍できそうな感じがします。彼を4位くらい獲れると大成功。
豊作と言われるわりに、私は他に「これ!」といった投手を知りません。
聖カタリナ高校の河内康介投手も注目されています。右投げ右打ち。
確かに素晴らしいストレートを持っていますが、私にはまだ情報が少なくて評価しづらい投手です。
今年のハズレ
最後にハズレというと失礼ですが、私が「過大評価じゃね?」と見ている投手を書きます。
まず東洋大学の細野。彼はプロで1年目からバリバリは厳しいと思います。
多くのドラフト予想で1位指名、しかも重複予想されていますが、私の評価はハズレ1位。一軍で5勝できれば御の字。100イニング投げるのは厳しいと思います。
理由はフォームが安定していない。変化球の精度も低い。意識も低く見えるところなどです。きょうび「160kmを目指します」とか言ってる時点でちょっと怪しい。頭が悪そうという意味です。
2人目は霞ヶ浦高校の木村優人くん。右投げ右打ち。
U18日本代表にも選ばれて世界一に貢献。好投手ではありますが、ドラフト2位とかではない気がする。
多くのサイトで「霞ヶ浦だからカープが2位指名する」と予想されていますが、私は2位で木村君はちょっぴりイヤです。
横浜高校の杉山君を獲られた後で、4~5位で木村君なら嬉しいです。
3人目は沖縄尚学の東恩納蒼くん。ひがしおんなあおい。右投げ右打ち。
彼もU18で世界一の一員。しかも男前。
いいピッチャーなんですが彼は既に完成しているというか、伸びしろが少なそう。
当初は大学進学を表明していて私も「うむ。それがいいだろう」と考えていたのですが、U18から帰ってくると突然プロ志望届を出しました。
コントロールと頭が良い投手なので、そこそこは活躍するかもしれませんが、支配下で指名する球団はないんじゃないか、というのが私の予想です。
育成で指名されたら東恩納君はどうしますかね?
私は早稲田大の大竹耕太郎に「育成はやめとけ。社会人に行け」と思いましたし、敦賀気比高校の笠島尚樹にも「進学しろ」と思いました。
東恩納君も進学した方がいいと思ってます。
以上です。
私の予想はたまにハズレます。
若い選手みんなに活躍してもらいたいですが、プロ野球はけっこう厳しい世界です。