開幕5カード4勝11敗。
じたばたする時期でもないんですが、なんか久しぶりの最下位で尻がムズムズする感じ。
OB名鑑の更新も滞っており、アホな妄想をする心のゆとりもない。
そこで今日はゲーム差のハナシとメークドラマの思い出を語ります。
■ゲーム差のハナシ
今さらですが「ゲーム差」って意味分りますよね。
貯金1のチームと借金1のチームのゲーム差を1.0とする指標のこと。
知らない人はWikipediaで。
現在首位ヤクルトと最下位カープのゲーム差は6.0
通常は「3ゲーム差を縮めるのに1ヶ月かかる」と言われています。
しかし私の印象では最近は5ゲームくらい縮まることも珍しくないイメージ。
ローテ6人6連戦の現在では連勝連敗が昔より増えてるんじゃないかな?←印象論です
とにかく現在カープは首位ヤクルトと6ゲーム差。
一般論で言えば2ヶ月かかると言いたいところなんですが、実はもっとかかるかもしんない。
なぜか!?
それはカープが現在2位ではなくて6位だから。
首位ヤクルトと6ゲーム差と言っても、2位DeNAとも5ゲーム差、3位巨人とは4.5差。
プロ野球に「のべゲーム差」って概念はないのですが、スポーツニュースで無邪気に
「これで首位と1.5ゲーム差になりました!」
と報道される時、1位と2位のゲーム差はこの数字のまんまでいいんだけど、3位のチームは首位のチームに対して純粋に1.5ゲーム差ではないんですよ。
言ってる意味わかります?
例えば今日現在の順位表ですが
1ヤクルト-
2DeNA 1.0
3巨人 1.5
となっており、巨人とヤクルトは1.5ゲーム差。
なんですが、巨人が首位に立つためには2位のDeNAも追い抜く必要があります。
今はまだ4月なので首位に立つ意味が薄く、ピンと来ないかもしれませんが、9月の修羅場でこの順位表の場合、巨人は首位ヤクルトだけでなく2位DeNAも気にしないといけないわけです。
つまり首位に立つためには単純に1.5ゲーム差をひっくり返すだけでなく、イメージ的にもうちょっとだけ大きい「2.0ゲーム差をひっくり返す」ぐらいのパワーが必要なわけです。
何が言いたいかというと
カープが首位に立つまでには2ヶ月以上かかるよ
ってことが言いたいのです。
セリーグは5球団あります。ヤクルトが落ちればどこかが上がる。
なので最下位と首位との6.0ゲーム差は見た目以上に広いのです。
気長に待たないと疲れちゃいますよ。
ま、交流戦でセの貯金を独り占めできる可能性もなくはないけど、今日はその話はしません。
■メークドラマ
ミスタープロ野球・長嶋茂雄が1995年に言い出して、ホントになっちゃった1996年。
非常に有名な「7月時点での11.0ゲーム差」の内訳
1広島 - (42-24)
2中日 5.5 (35-28)
3ヤク 7.5 (34-31)
4巨人 11.0(31-35)
カッコ内は勝敗数。
巨人はこれを約2ヶ月でひっくり返しました。
まさにこれはミラクルでドラマ。
こんなことは滅多に起きない。
のべゲーム差にしたら20.0くらいになるのではないか。
最終的に巨人は2位中日に5ゲーム差をつけて優勝。
カープは3位。貯金は12個もあったんですけどね。
※参考1996年セリーグ順位表
■メークドラマは札幌から始まった
んでたいした話じゃないんですけど、私1996年には札幌に住んでいたんですよね。
7月9日の円山球場、巨人ファンの友人から一緒に行かない?って誘われてたんですよ。
けど草野球の試合があって「行かない」って私は言ったんですよ。
すると紀藤真琴が2死無走者から怒濤の9連打を浴びる。
ゴメン紀藤。俺が応援に駆けつけていれば・・・←結果は同じ
ま、とにかくメークドラマって札幌から始まったんですよね。
んでカープは今日から鹿児島・熊本の九州シリーズなのね。ふーん・・・
ま、じっくり行きましょう。
今年はプロ野球を長いこと楽しめそうです。
あれ?1996年の9連打は調べてみれば火曜日でしたね。なんか記憶が間違ってる・・・
オマケ「勝利の方程式」に感じる違和感
長嶋語録についてもう1個だけ。
すっかり定着した「勝利の方程式」
コレ日本語的に非常におかしいんですよ。ムズムズします。
方程式とは正しくは
「右辺と左辺が等号(イコール)で結ばれる式」
のこと。
たぶんミスターは「勝利への絶対的パターン」という意味で方程式と言ったんですけど、いかにもミスター的日本語で面白い。
すっかり定着したけど子供達は方程式の意味を間違えちゃダメだよ
正しく言うならば「勝利への定理」とか言うべき。
方程式の方が語呂が良いけど、日本語的には間違っているのであります。