私が選ぶ過去のカープのベスト試合はこれです!

いよいよ今日から三連覇に向けたマツダ9連戦が始まります。チームは11連戦。
むこう一週間は雨マークがいっぱいでなんだか微妙な感じ。
今日もいきなり雨でどうなりますか? 現在試合開始1時間前。
ですが、私は23日か24日には決まると思っています。現在マジック4。

嫌なパターンとして
ヤクルトが負けてカープが雨天中止。
カープ試合できずに三連覇達成!
とか、
9/23(日)ヤクルトデーゲームで敗れる!
カープ試合前に三連覇決定!
んでカープはナイターでボロ負け!岡田炎上!微妙な空気で監督胴上げ!
なんとなく締まらない新井さんの最後の胴上げ・・・笑

ありそうでコワいです。
まあ三連休の間に決まることを祈ります。
先にお断りしておきますけど、私は三連休に仕事のためブログ更新ができません。
三連休に三連覇が決まって、常連の皆様とともに喜びたいのですが、ちょっとワンテンポ遅れて胴上げブログを書くことになると思います。
よろしくお願いします。

で、ここまでを踏まえて、
今日は過去のカープの好試合の中から、
私が選ぶカープのベストゲームを発表したいと思います。パチパチパチ。

なんせカープを応援して40年。
いろんな好ゲーム、名シーン、覚えていますよ。
江夏の21球もテレビで見てました。
小早川が江川を引退に追いやったサヨナラツーランも見てました。
25年ぶり優勝!新井と黒田、涙の抱擁!は見られませんでした。
負けたけど1988年、大野vs槙原。0-0で延長突入。10回表の勝呂のソロHRも見ていましたし、1986年ヤクルトvs巨人戦で背番号3番のブロハードが54番の槙原から逆転2ラン!も見ていました。
1986年はブロハードの2ランでカープの優勝が実質的に決定したんです。これ嬉しかったなあ。

ま、他にもいろいろあるんですが、私が選んだベストゲームはわりと最近です。
そうです。最近です。

え?
菊池の澤村打ちから新井のサヨナラガッツポース?
新井さんの七夕3ラン?
今年の野間の逆転3ランと昂也君のプロ初勝利?

ぶー!

もう私くらいの変態になると、感動するのはそういう派手なゲームじゃないんですよ。

正解は、

2017年9月14日(木)
マツダスタジアム
対DeNA。
先発はジョンソンvs今永の試合です。

覚えてます?
マジック2で迎えた木曜日のナイター。

金曜日はお休みで、土日はマツダでヤクルト戦。
しかしこの木曜日の時点で広島には台風18号が接近中。
土日の試合開催は非常に危ぶまれておりました。

そして台風通過後の月曜日は甲子園で阪神戦。
マジック対象チームが阪神。実際はここでカープ優勝が決まりましたよね。

で、木曜日の広島市内がどんな雰囲気だったというと、
「今日カープが勝って、阪神が負ければマツダで胴上げだ!」
「土日は台風でおそらく試合は開催できない」
「月曜日の甲子園はわざと負けたら?そしたらまたマツダに戻ってこられるし」
てな雰囲気でした。

つまりカープの選手たちは今日勝って優勝を決めたい。
甲子園の阪神vs巨人戦も気になる!
って感じで午後6時。今日は快晴。プレーボール!

どうです?
「ああ、あれかあ・・・」
って思いだしましたか?
たぶん覚えてない人のほうが多いでしょうねえ・・・

でも試合を振り返れば徐々に思いだしますよ。

では参ります。
ジョンソン、今永、お互いに順調な立ち上がり。
先制したのはカープ。
2回裏先頭の四番松山が先制ソロ。バティスタもタイムリーでこの回2点。
3回表にジョンソンがつかまり3失点。ロペスタイムリー、宮崎犠飛。
3回裏カープはまたも四番松山タイムリー。3対3同点。
4回裏カープはバティスタが今永のスローカーブを捉えて右中間に第10号ソロ。4対3。
このバティスタのホームランは今永のストレートを打ちに行き、カーブなのでバティスタの体が一回止まるんです。そしてそこから二枚腰を発揮して右中間へ。
左投手のスローカーブをマツダスタジアムの右中間に放り込んだんです。これもかなり感動的なバッティング。
打ったバティスタも全力疾走!けっこうな飛距離が出ていたんですが、確信がなかったのかこの試合にかける意気込みなのか。

試合は4対3。
5回表のDeNAは2番柴田から。
柴田の打球はホームベース付近で高く弾んでジョンソンの後方に飛んで行く。
ジョンソンが追う、菊池も前進。新井はベースにつく。
この3人のちょうど真ん中に落ちてきた打球を捕ったのはジョンソン。
後ろ向きでキャッチして振り向きざま、ファーストに147kmツーシーム!
新井さんビックリ! でもナイスキャッチ! 間一髪アウト。
2mくらいの距離からジョンソンの豪球。新井は失笑もジョンソンには笑顔なし。
先頭を取ってもまだ気を緩めないジョンソン。

この試合は随所にカープの好守備が見られました。サード安部と田中広輔。
今永も立ち直って粘りの投球。DeNAにはCS出場という目標もある。
試合は進んで7回表。
カープはこの回から継投に入ります。
7回表は一岡。
先頭倉本が一塁線を破る!新井のダイビングわずかに届かず。
ライトはバティスタ。誠也は骨折中。
ちょっとクッションがイヤな方向にはねたため倉本は3塁へ。ノーアウト3塁。
一岡は1死とるも2番の柴田にレフトに犠牲フライ。
松山懸命のバックホームも間一髪セーフ。4対4の同点。
しかし一岡、続く筒香をきっちりと三振。
カープは6回7回を三上に抑えられる。

8回表は今村。
いつものように四球を出してノーアウト満塁。
打者は代打乙坂。セカンドゴロで本塁封殺。1死満塁。
続く代打は後藤武敏。今村ワンストライクを取ったところで球場から割れんばかりの大歓声!
オーロラビジョンに「阪神同点」が流れたんです。

思いだしてきましたか? この場面。
阪神が9回までリードしてたんですが、9回に阪神が追いつかれたんです。
今村はかなりビックリしてましたが、すぐに目の前の試合に集中。
後藤武敏三振!ツーアウト。

そして9番倉本は・・・ショートライナー! 広輔がジャンピングキャッチ!
スリーアウトチェンジ!

8回裏
丸ツーベース、バティスタ犠牲フライでカープ勝ち越し、5対4.

9回表、もちろん中崎。阪神巨人はまだ試合中。引き分けのままなら胴上げはお預け。
中﨑やっぱりランナーをためる。筒香を敬遠して1死12塁。打者四番ロペス。
痛烈な打球
もレフト線ギリギリのファール。
中﨑何度も首を振る。
今シーズン最速の148km、アウトロー! ボール!
カウント2-2。
中﨑投げた、ピッチャーゴロ1-6-3と渡ってダブルプレー。

え?試合終了? そうか3アウトか。やった、勝った!

という試合でした。
ちょっと長くてすみませんでした。

何となく思い出しましたか?
1点差の好ゲーム。
でもなんでこれが40年のベストゲームかというと、非常に伝わってきたからですよ。
若い選手たちの「今日勝って、広島ファンの前で胴上げをするんだ!」って覚悟が。

意気込みとか、闘魂とか、じゃなかったです。
覚悟が見えました。
負けることなど一切考えていない。
今日の試合に勝つことだけに集中している。それもチームの全員が。

私は非常に感動しました。
例えるなら「甲子園で一生懸命プレーしてる高校生を見ている気分」が最も近い感じです。
カープの若い選手たちがたくましくって、力強くってねえ・・・
いやこの試合が40年間で一番感動しました。俺も年とったな・・・

試合終了後はオーロラビジョンで阪神巨人を選手たちも観戦。
赤松真人と鈴木誠也もベンチに登場しました。盛り上がった赤松コール。

結局試合は12回表の巨人の攻撃が終わった瞬間に、カープのこの日の胴上げはお預けとなりました。
台風が来ているので、次のマツダは月曜日かと思われました。
で、結果は日曜日の甲子園で3対2!カープ2連覇達成!でした。

長くなりましたが、何が言いたいかと言いますと、
今週のカープ。
きっとまたこの時の「覚悟」を見せてくれると思います。

全力プレー、全力疾走、一球入魂。
今週はぜひそれを見てやってください。
「カープの選手はそんなのいつもやってるじゃん!」
というご意見もわかりますが、去年のこの試合はなんか特別な覚悟を感じましたよ。

今週もこういうカープが見たいです。楽しみ!