前編からの続きです。
菅野智之は本当に絶対無敵なのか?
■菅野は故障しない
■菅野は平均7.4回、115球
■カープ戦に限って言えば・・・
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■菅野は故障しない
菅野ってほとんど故障離脱をしません。
プロ意識も非常に高く、自己管理の鬼。大竹も見習いなさい。
ペナントレースのペース配分を考えて体調維持に務めています。
2018年も開幕直後こそ苦しみましたが、8月からは鬼ピッチングが復活。
結局トータルで自己最高の202イニングを投げました。2年連続沢村賞。
菅野の疲れや故障に期待するのは間違いです。
彼は自己管理の鬼。←2回目
試合で攻略するしかないでしょう。
■菅野は平均7.4回、115球
2018年の菅野は27試合に先発。自己最多。
1試合平均の投球回数は7回1/3、球数は115球。やっぱりスゴイ。
この平均値で中5日は厳しいでしょう。中6日を堅持しないといけないと思います。
菅野の弱点の1つにはこの「登板間隔」が挙げられるのではないでしょうか。
大エースゆえの特性です。長いイニングをチームが期待するからです。
巨人が首位ならこれでいいのですが、巨人が首位を追いかける展開では少々使い方が難しいかもしれませんね。
中5日で首位チームにぶつける作戦がやりにくそうなイメージです。
■無援護には理由がある
菅野の弱点は実は「無援護」です。
これ、ルーキー時代からずっと言われています。
「そんなの、たまたまじゃん」
で片付けていいのでしょうか?
エースと対峙する機会が多いって言うけど、そんなのKJだって大地だって同じ条件です。
菅野って「相手に先取点をやらない」という意識がちょっぴり低いと思います。
先取点よりも「長い回を投げて最少失点に抑える」ことを重要視していると思われます。
要するに無失点で粘るより、ここは1点やってもいいから球数を節約したいと思っている。
三振を狙えば獲れる投手ですが、試合の序盤の1死3塁で内野ゴロ1点はオッケーみたいな投球をしそうだということです。
ここを必ずモノにしましょう。
このまま1-0とか2-0で負けるのが菅野。
自分はHQSだからオッケーだと思っているフシを感じます。2017WBC敗戦のコメントからも。
要するに菅野は「6回0失点」よりも「8回2失点」のほうが自分のやりたいピッチングなのではないかと思うのです。
■実は左打者が苦手?
菅野の対右打者、対左打者成績はどちらも打率.220に抑えています。
この成績だけで見ると違いがないように見えるのですが、実はコースを限定すると菅野の得意なコースと苦手なコースがありました。
菅野の「右打者への外角球」と「左打者への外角球」の被打率には大きな差が出ているのです。
2018年菅野智之
・対右打者アウトコース被打率.188(138打数26安打)
・対左打者アウトコース被打率.263( 99打数26安打)
参考データ:データで楽しむプロ野球様
ストライクゾーン内の成績です。
これだけを見ると菅野のワンシームは「左打者にあまり効いてない」と言えそうです。
菅野の投球ゾーンも詳しく分析すると
「右打者には外角中心」
「左打者には内も外も広く使っている」
ことがわかりました。
参考データ:Baseball LAB様
菅野が左打者にストライクゾーンを広く使って投げるのはいいことですが、実はコレ球数がかさむんですよ。
菅野は今年も去年も交流戦で苦しみました。
パが単純に強いってことより、パには左打者が多いからではないでしょうか。
カープも2018年は対菅野の試合では龍馬、野間、松山を積極起用しました。
丸が抜けたんですが、菅野攻略に関しては左打者を並べていきたいですね。
■カープ戦に限って言えば・・・
田中と龍馬は菅野に毎年強いです。実は丸と天谷も強かった。笑
そしてなぜだか菊池とアツも菅野に強い。
松山も対戦成績は悪いですが、たぶん苦手意識はそんなにない。
菅野をまるっきり打てない。
対戦成績 [誠也vs菅野]
2016年 11打数2安打0本1打点5三振 .182
2017年 11打数3安打0本0打点1三振 .273
2018年 17打数3安打0本1打点8三振 .176
通算本塁打ゼロ!
誠也しっかりせい!