丸佳浩が国内FA権を取得しました。
現時点で丸本人は「シーズン中なので何も考えていない」とコメント。
カープファンが期待する丸の動向は「FA宣言せず広島に残留」がベストです。
この結果を導き出すため、カープ球団には「誠意あふれる契約内容の提示」が求められます。
■金額と年数について
ずばり私の予想は「年俸3億円×4年契約」です。
4年12億以上の金額は出せない。
※参考記事：丸と松山の国内FA権について(2018.5.19)
丸がFA宣言すれば巨人とソフトバンクが4億出すとも5億出すとも言われています。
しかしカープにはお金がない。
なぜカープの提示金額が3億なのか？
■カープ選手年俸総額推移
2012年 18.6億円
2013年 19.4億円
2014年 20.5憶円
2015年 25.0億円(黒田復帰
2016年 25.2億円(マエケン移籍)
2017年 23.2億円(優勝＆黒田引退)
2018年 26.9億円(2連覇)
2019年 30.0憶円(推定)
※金額は推定。外国人選手含む金額。
2019年の推定金額は私が「かなり渋め」に査定しました。
3連覇＆日本一で丸に3億。菊池1.9億→2.0億、広輔1.4億→1.8億、
大瀬良と誠也は大台突破ですが、ノムスケは現状維持。中崎微増。
エルドレッドは1.1億→0.6億。石原もダウン。
何人かの選手も解雇しました。
この「かなり渋～い査定」でカープ来季の年俸総額(推定)はこうなりました！
30.0億円！
前年比1割アップ。
丸を引き留めるにはこれだけのお金が必要です。
さらに秋のドラフトでは6人指名したい。契約金に3億円必要。
どうでしょ？
出せますか30億？
30億が限界ギリギリじゃないですか？
丸に4億出したい、5億出したいって気持ちもよくわかります。
ホームラン35発に出塁率5割。守備はゴールデングラブでチームのリーダー。
しかしカープは3億しか出せない。
本当は3億×3年にしたかったけど、丸に誠意を示すため4年契約を提示しました。
29歳から33歳まで年俸3億円。
2017年のオフ。カープ2連覇。丸が1度目のMVP獲得。
打率.308、23本塁打、93打点で年俸は1.4億円→2.1億円。
2018年のオフ、カープ3連覇＆日本一。丸が2度目のMVP。
打率.330、40本塁打、90打点。年俸2.1億円→3.0億円。
いいところじゃないですか。
なに？ 安い？
お前に言われんでもわかっとる・・・
4億の価値がありますよ。
でもカープは3億以上出せないんだからしょうがない。
丸一人だけになら4億出せます。
しかしカープは来年、菊池と野村と會澤を、
再来年は今村猛、田中広輔を引き留めないといけない。
もし丸に4億払っちゃうと、タナキクにも4億出さないといけなくなります。
それもあって丸には3億しか出せません。
はっきり言って3億でも来年以降のとこを考えるときつい。
丸の年俸は3億円・・・ぎりぎりいっぱいだと思います。
■カープの誠意とは？
2017年のオフにカープは丸と単年契約を結びました。
この時の契約更改で丸は「複数年契約の話はなかった」と寂しそうにコメントしています。
なぜカープは丸に複数年を提示しなかったのか！？
答えは簡単です。
それがカープの誠意だから。
丸に出て行ってほしくはないが、丸が望んだ場合、出て行く道も残してあげたのです。
で、今年もいろいろ誠意を見せる方法はあります。
私の案では3億円×4年契約でしたが、1年契約もありっちゃあり。
将来のいろんな手形や出来高払いももちろんあり。
ただ丸の性格からして出来高でガッポリ稼ぐことよりも、安定収入のほうが好きそうな気がします。
ちなみに松山竜平には8000万円×2年契約で残留していただいております。
2018年の丸佳浩の推定年俸2.1億円。
前田智徳の最高年俸は2.2億円。
前田健太は3.0億円。
黒田は4億と6億でしたが両年とも一年限りのつもりの特別大盤振る舞いでした。
いくら黄金時代でマツダスタジアムとは言っても、残念ながら4億5億の複数年契約は球団経営に非常にリスキーであります。
タナキクマルには最大3億円。誠也とバティスタの将来はメジャーリーグ。
これで丸が他球団の話を聞きたいと言えば仕方ないと思います。
4億の価値がある選手だってことは知ってます。
しかしないんだからしょーがない！が私の考えです。
今年だけ4億払えてもダメなんですよ。来年も再来年も本当に大丈夫ですか？払えますか？
カープ規模で考えよう。
