続・オールスター改造論

全セ1対5全パ
熊本・藤崎台球場。いい球場ですねえ・・・
フレッシュオールスターの弘前も良かったですが、藤崎台球場の左中間にあるクスノキが素晴らしい。
なんかアメリカの球場っぽい!笑


わが大阪府にも京阪萱島(かやしま)駅という由緒ある駅がございまして、そこにも樹齢700年の巨大クスノキが駅構内をぶち抜いております。
いや、もちろんクスノキが後から駅をぶち抜いたわけではございませんで、地域住民の皆様の「町のシンボルを切らないでほしい。保存してほしい」という声に京阪電鉄が応えたものであります。
京阪電車をご利用の際、お時間があればぜひ萱島駅でいったん下車して、このクスノキさんを見てあげてほしいものです。近代的な駅舎のど真ん中をどーんと突き抜けるクスノキは壮観ですから。

んで藤崎台球場。
試合開始前のホームランダービーで、我らが鈴木誠也が左中間のクスノキに3回くらい打球をぶつけたんですよね。
アナウンサーは
「樹齢1000年なんですが大丈夫ですかね?」
と盛んに心配していたくらい。笑
大丈夫です。
今日の誠也は怒ってません。何も破壊しません。笑

もう一個余談を書きますと、この藤崎台球場。
1987年の巨人vs中日戦でウォーレン=クロマティがあるビッグプレーをした場所として有名。
そうなんです。
あの伝説の右ストレート事件。笑
中日の宮下昌己の150kmがクロマティの背中を直撃。

クロマティ「帽子とって謝れや!ボガッ!」
両軍入り乱れての大乱闘。
新人監督星野仙一(40歳)が巨人の王貞治監督(47歳)に拳を突き付け、
「王さん!ありゃないよ!腕でやりましょう、腕で!!」
と言ったかどうかはわかりません。こう言ったのは珍プレーのみのもんたです。笑

まあ素晴らしい球場です。藤崎台球場。
そして熊本県の野球ファン。

熊本県は名選手をたくさん輩出しています。
まずは何と言っても野球の神様、川上哲治。
んでその後輩の前田智徳。
江藤慎一、秋山幸二、伊東勤、荒木雅博は有名どころ。
意外なところでは
古葉竹識、真弓明信、松中信彦、あとは欽ちゃん球団の片岡安祐美。
他にもいっぱいいますよ。巨人の緒方と井上の「熊工コンビ」も一時ブレイク。

がんばれ熊本。
熊工もすきですが、私は済々黌高校も好きです。宮崎の都城高校とか。
若い人、この漢字読めます? 今日も答えは最後に書きます。

いやあ。
今日も前ふりが長いなあ! ←長すぎる
ここからが本題。続・オールスター改造論

前回の改造論で私は
「もう一軍のオールスターはいっそ清宮vs松坂でいいよ」
と発言しました。

んで昨日の菅野智之が投げた超スローボール。
また今日の朝、赤坂あたりで広島出身の大御所が「喝!」を入れるに決まっています。
なんであんなことするのかな?
誰か得するのかなあ?

私は菅野のスローボールを批判しません。
この時、誰もが「西岡剛」を思い出したはず。
西岡の命令で藤浪晋太郎が中田翔にスローボールを投げ、頭の上を通過。
これに中田がバットを放り出してマウンドに歩み寄る・・・んで乱闘ごっこ。
球場のファンは失笑。アナウンサーも突っ込めず、寒い雰囲気に。
満足したのは大阪桐蔭の年長者、西岡剛ただ一人。当時阪神。

こういう茶番は秋のファン感謝デーでダチョウ倶楽部のみなさんが披露してくれています。
ダチョウ倶楽部のパフォーマンス、柳沢慎吾の始球式、これらはプロの芸であり一流エンターテイメント。
しかしプロ野球選手の茶番とかモノマネは決して「プロの芸」ではない。
私は好きではありませんが、野球を知らないお子さんや、巨人しか知らないおじいちゃんが喜ぶなら菅野の茶番も値打ちがあったんではないでしょうか。
野球界のすそ野を広げる菅野のプレーということにしておきます。
私は決して広がらないと思いますがね・・・
批判はしません。どうぞご自由に。
普段はおちゃらけてる菊池も誠也も試合の中ではああいう茶番は絶対やんないと思います。

私のオールスター改造論の趣旨は以下の通り。
<1>ファンはオールスターゲームの1か月前にセ対パの真剣極上勝負を見たばかりである
<2>交流戦直後のセ対パのエキシビジョンマッチは新鮮ではない
<3>ならばオールスターでは普段見られない対決を演出するべきだ

同一チーム同士の対戦もあっていいし、
出身地別でチーム分けをしてもいい。

第一戦に松坂大輔が先発し、2回表に楽天の平石監督がサードコーチャーに行ったらしいですね。
これ高校野球で最も有名なエピソードなのご存知です?
1998年の横浜高校vsPL学園がなぜ延長17回の死闘となったのか?
PL学園のキャプテン平石がサードコーチャーボックスから味方打者に松坂の球種を伝達していたという話。
諸説ありまして、いまだに真実は平石監督のみぞ知るところ。ここで詳しくは触れません。
しかしこういう粋な演出が私には嬉しかったです。

藤川がストレート宣言してカブレラ、小笠原にストレートを投げ込んだ時、
ダルビッシュ有が阿部慎之助に浮き上がる魔球を連続で投げ込んだ時、
西崎幸広が毎年本気で9連続三振を狙ってガンガン来てた時、
やはり野球マニアはこういう「本気のプレー」に燃えるんです。

菅野のスローボールはつまんなかったです。←個人的見解
山崎康晃のナックルはまあ・・・面白かったかな。昔はほんとに投げてたし。

ついこの前鈴木誠也をズタズタに切り裂いた菅野。
いつもインコースをグイグイえぐって、アウトローに150kmをビタビタ投げ込む菅野。
来週のマツダスタジアムでも、まーた対戦する難敵菅野。
いつも菅野に恐怖しているカープファンとしては、オールスターでインコースをついてこない菅野を見ててもなーんにも感じません。ましてやスローボールなんて失笑する気にもなれない。批判はしませんけど。苦笑
ただもう「こういうオールスターは終わりにしませんか」ってこと。

選手は悪くない。
両軍の監督と主催者のNPBが「粋な演出」を図ればいい。
ファン投票ではなく緒方孝市が監督推薦で松坂と上原を選んだらいいんですよ。
阿部慎之助とか新井貴浩とかも。
パリーグは清宮幸太郎。

実際今年のオールスターで一番盛り上がったのは松坂が5点取られた初回じゃないですか?
昨日の上原も良かったです。本人も「複雑だ」と言いながらけっこう楽しんでいましたし。笑
各球団の主力選手は休みたがっています。
特に投手。
菅野智之とか中﨑翔太はもう休ませてあげればいい。
鈴木誠也も休ませたいが、選手間投票やファン投票は尊重します。
ファンが見たがる選手はオールスターに出るべきです。
監督推薦で「能力重視」「成績優先」をする必要が「もうなくなった」というのが私の考え。
監督推薦は「人気先行」「エンターテイメント性」を優先するべきです。

将来のホープを呼んだり、一芸に秀でた選手のプレーをオールスターで披露すればよいと思います。
もうオールスターでやることの無い菅野とか、骨折しても出場しないといけない糸井が気の毒です。

おしまい
クイズの答えはいうまでもなく「せいせいこう」高校と「みやこのじょう」高校です!


おしまい
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ありがとうございました。

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