2023.6.2(金)
広島 1-5 ソフトバンク マツダ
今朝はまた過去の数字をほじくり返す人が多そうですが、私は昨日の試合ではカープが押し気味に試合を進めていたと思います。
チャンスはカープの方が多かったように思います。守備もカープの方がしっかりしていました。
だけど負けた。ギータの一発の時だけ床田と坂倉の集中力が切れたような感じでした。え?そこでなんでインコース?と思ったらドカンと打たれました。
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カープの守り
床田は中2週間でしたが、普段通りのピッチングでした。去年の足のケガももう何ともないでしょう。100%の状態と見ます。
たまにタマが高くなるのもいつものこと。
なぜ6回で代わったのかなあ・・・
91球?
肘の炎症?
私は続投だと思ってましたが、新井は大事を取りました。
栗林は1ヶ月ぶりの登板。
昨日はエドウィン=ディアスの曲がかかりませんでしたよね? かかってたらゴメンナサイ。
私、あの歌
キライなんですよ。
ディアスがやるのはカッコいい。
だけど栗林がディアスの猿まねをするのがカッコ悪い。
これを機にうやむやにして、やめてもらいたいと思います。まあ栗林が気に入ってるなら別にいいけどさ。
肝心のピッチングは「降格前とあまり変わってない」と私は思いました。
そもそも私は栗林を二軍で再調整させることに反対だったんですよ。※参考記事
ケガで投げられないなら仕方ありませんが、投げられるなら一軍にいてほしかった。主力選手はみな「痛い」とか「不調」とかを押して試合に出続けるものだからです。
それに栗林を簡単に二軍に行かせる余裕なんかありません。配置転換はあってもいいが、登録抹消には反対でした。
栗林の抹消は5月3日でした。二軍で2試合投げて昨日が1ヶ月ぶりの一軍登板。
栗林は「良かった」と言いましたが、私はそうでもなかったと思います。
一軍でも二軍でも栗林は「フォークで空振りが取れない」ことを課題としていました。
そこで坂倉はどうしたかと言うとフォークを封印したんですよ。封印というか「見せ球」にしました。
先頭打者に2ストライクからフォークを当てられたので、2人目のリチャードには追い込んでカーブを投げました。空振り三振。
相手にも「栗林=フォーク」のイメージが強いので、フォークを投げないピッチングでしばらく行けばいいと思います。
坂倉将吾。
昨日はリードも冴えてましたし、キャッチングとスローイングも良かったです。
中村晃に4打数4安打されましたが、どんどんストライク勝負するのが坂倉の流儀。
1番打者に4四球出すくらいなら4安打された方が遙かにマシです。
「流し打ちのシングルヒットなんか、いくらでも打たせてやるぜ!」が坂倉スタイル。
柳田にもそれをやってツーランを打たれたのは調子に乗りすぎでした。でも私は決してキライじゃない配球です。勝負所で4番ギータを「カウント2-0にする」か「1-0からストライク投げて1球でアウトを取る」かは、現場の人間が一番良くわかること。坂倉は後者を選択。中に入ってダメ押しツーラン。
カープの攻撃
攻撃も悪くなかったです。
キクも盗塁を決めたし、堂林の盗塁もセーフだろう。
ここのところ、新井は毎日序盤に盗塁やエンドランを仕掛けています。交流戦ではガンガンいくと言ってましたが有言実行。
非常に良いです。あと一本が出ないったって、秋山のファーストゴロもいい打撃だったし、マクブルームも4打数2安打。2つのアウトもいい打撃でした。
昨日は左の和田毅に対してスタメンが「6番田中、7番堂林、8番矢野」でした。
2番が龍馬で、6番が田中な理由は田中が「ヒットは出るけど空振りが多いから」だと思われます。
全盛期はファールで粘って四球を稼いでましたが、ケガした後はあまり球数を稼げなくなりました。
今日も右の石川柊太です。田中と矢野が出る可能性は高いです。
カープの捕手はアツの日なので、2番田中が実現する可能性もあれば、2番ショート上本の可能性もありますね。
中村貴浩も昨日の豪快な空振り三振を見ると、あまり2番タイプではないような気がしますね。まだ小園海斗の方が2番適性がありそうです。
本日のゲームプラン
本日の・・・と言うか、交流戦全体の戦い方に言えることなんですが、
1番から始まる1回の攻撃をもっと大事にしてほしいです。
昨日、ホークスの藤本監督は1回表無死1塁で初球バントをしました。
私は「消極的だなあ」と思いましたし、しかも坂倉の好プレーで2塁封殺。1死1塁。床田を乗せるきっかけを与えました。
だけど「投手戦では先制点が重要な意味を持つ」ことも野球の鉄則。3番近藤、4番ギータなら2番のバントもあり得る作戦。
カープは2番が固定できず日替わりになっています。
しかも新井は「初回に2番で送りバントはしない」と宣言しています。
しないならしないでいいですが、セーフティーバントはやっていいし、今は野間がいないのです。
実は2番の野間がいなくなってからカープは初回にビッグイニングを作ることが増えました。「スミ5」とか「スミ7」で勝ち越せた週もありました。青柳、バウアー、涌井などを初回にボコりました。
この時2番に入っていたのが「龍馬、野間、龍馬」です。第1打席の結果は「2塁打、2塁打、本塁打」でした。
初回に5点とは言いませんが、せめて1点は取りたい。
カープは交流戦4試合で1勝3敗。4試合全てで1回の攻撃が三者凡退に終わっています。
データが少ないのは仕方ありません。だけど1番から始まる1回の攻撃を無得点で終わると、2回の攻撃は4番5番から始まり、チャンスを作ることができても打順は8番9番に回ります。
でも1回の攻撃で1番2番が塁に出て5番6番で攻撃が終わると、また3回は1番から始まるのです。
今のカープは4番5番で攻撃が始まるイニングが多いような気がします。
これだと当然足も使えないし、長打も出にくい。8安打してもなかなか本塁が遠い。
1回に得点するのが理想ですが、チャンスを作って4番5番で攻撃を終わらせることも大事です。
バッテリーも得点圏で秋山マクブルームは疲れると思います。私が龍馬を5番に置けというのも同じ理由。
龍馬が1番2番で初球を簡単にヒットしても「シングルヒットなどいくらでも打たせとけw」となるのです。
ソフトバンクの中村晃が1番なのはカープにとってラッキーです。あいつこそ2番か5番でしょう。