今朝のスポーツ紙で「高橋昂也がブルペンで投げた」と話題になっています。
なぜまだプロで1勝しか挙げていない4年目の投手がここまで話題になるのか?
このブログでは何度も高橋昂也君の凄さに触れてきましたが、ここでもう一度おさらいをしておきます。
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彼のクロスファイヤーが良い
高橋昂也君のベストボールは右打者の内角、左打者の外角に決まるストレート。
いわゆる
クロスファイヤー
というやつです。死語じゃないですよね?
新人の森浦君が入団会見で、
「ボクの強みは右打者でも左打者でも内角を突けることです」
と陰気な声で豪語しておりましたが、コレ実は結構難しい技術です。
「床田の左打者内角」と「九里の右打者内角」はまだ少し甘いです、正直。
ビッグマウスの栗林に対して陰気な森浦。
その森浦が「自身がある」と言うんですから、これはかなり期待大。
んで森浦と同じ年の昂也君もこれがバッチリできます。
ただ昂也君は「左打者への内角」がまだ甘い、投げ切れていないかなと言う印象です。
右打者の内外はほぼ100%コマンドできます。左の外角もOK。左の内角もズバズバ行ければ規定投球回数も夢ではないですね。
球種は少ない
課題は球種の少なさです。
これ1年目から私は言い続けてますが、一向に増やす気配がありません。
増やせば良いってものでもないんですが、現状はスライダーとフォークのみ。カットもあるって話ですけどスライダーと区別付きませんよ。
シュート系は不要としても、カーブかチェンジアップのような遅い球がほしいとこです。
体もできてきて投げる体力はあると思うんですが、長いイニングを投げるためには投げる技術も必要です。
球種を増やせない場合は、どうやって打順3巡目を抑えるか? 坂倉との同級生コンビではまだ一軍の3巡目が少し心配ですかね。
私は歴代エースと比較していますよ
佐々岡は高橋昂也のキャンプ一軍スタートを公言しています。
フェニックスではあまり良くないようにも見えましたが、まだ強度を上げていない段階だったと思われます。140km出ないストレートもたくさんありましたし、最終登板では5回5失点も記録しました。
それでも私の評価は高いです。
高橋昂也のライバルは前田健太や北別府学だと見ています。
ハッキリ言って200勝クラスの投手。
コマンドは黒田博樹より上だと思っています。
今年の昂也君は故障明け。
しかもチームに先発投手も大勢います。
焦る必要は全く無いのですが、埼玉のライバル早川隆久と大道温貴にちょっと実力を見せつけておきたい気持ちもあります。
トミージョン手術がなければ昨年の遠藤淳志(5勝)の先を走っていたかもしれない高橋昂也。
今年は森下暢仁に追いついてくれないかな、くらいの期待感を私は持っています。
今朝のスポーツ紙でも
「高橋昂也はクリス=ジョンソンの穴を埋められるか?」
なんて書かれています。
ね。
比較されてる相手がエースばかりなんですよ。
投球フォームの美しさとコマンドの良さ。
前田健太にしか見えないですよ。