2023.8.15(火)
広島 7-6 阪神 マツダ
大瀬良の失点をカバーしたのは小園と島内でした。
吠える赤ヘル。ぼくらのカープ。全員でつかみ取った1勝目でした。
あと2つ
昨日の試合はゲームプランとかけ離れた展開になりましたが、チーム全員で逆転勝利に成功しました。
小園が吠え、島内が吠え、大瀬良もベンチで吠えました。
野間と堂林もつないで、田中とアツもつなぎました。
菊池君と西川君が支えてきたチームにこれだけのものが加わった。
それが広島だ。
技術も気力も体力も
持てるもの全てをこのグラウンドに置いてこよう。
坂倉と坂本
梅野隆太郎の穴は大きいな。
私はそう感じました。
坂本誠志郎も良い捕手です。
ですがまだリードの奥行きが狭い。浅い。
坂本は味方投手の良いボールを引き出すことに長けている。
だが今はまだそこまでなんですよね。
坂倉将吾は大瀬良大地の良いボールを引き出しつつ、森下大山の打撃を破壊している。
昨日の試合では森下君が5打数4安打4打点。大活躍しましたが、私は坂倉の配球に「ストーリー」を感じました。
坂倉は3連戦と残り40試合を見越した配球をしました。森下に4安打されましたが最後の打席は空振り三振。
阪神には代打も残っていませんでしたが、残っていても4安打している森下に代打も出せないでしょう。
坂倉は一打同点の9回表にフォークを連投。森下はボール球を追いかけて空振り三振。それじゃ打てんのだ、森下。
一方の坂本誠志郎。
西純矢のフォークを多投し5回100球。
昨日の西のフォークは冴えていました。だけどちょっと序盤から使いすぎました。4回裏の田中広輔にフォーク4連投はいくら何でもやり過ぎ。
そりゃ最初から最後までベストボールを投げ続ければその場面は抑えられます。だがその後はどうなる？
投げる球のなくなった西君は5回に捉まり、カープ逆転の可能性を生みました。
坂倉は大瀬良をリードして4回5失点。
大瀬良は登録を抹消されるかもしれません。森下翔太にも自信を与えたかもしれません。
でも森下にストライクのストレートで攻め続けた意義は大きいです。
坂本は投手のベストボールで打者を打ち取りました。普通。
坂倉は打者の待ってるボールを投げて打たれました。最高。
私の言ってる意味は今日明日の試合でわかります。坂倉は森下なんぞに最初から決め球を見せないのです。
大竹耕太郎と北別府学
今日の予告先発は九里亜蓮vs大竹耕太郎。
大竹耕太郎はコロナ特例で抹消。
どうでもいいんだけどコロナ特例ってズルいことができますよね。
たぶん現行ルールでは診断書無しでコロナ抹消が可能。
体調不良や発熱は自己申告制。ここまで怪しいケースは皆無ですが、ズルいことをしようと思えばできるルールです。
大竹は3週間ぶりの一軍復帰。
ぶっつけ本番、ウエスタンでも投げてない様子。
大竹はここまで防御率1点台でカープに4勝0敗。天敵。
パワーとキレはそれほどでもないのですが、コントロールと投球術で抑えるスタイルはどことなく北別府学っぽい感じがします。
ただそんな大竹耕太郎もここまでの4試合ではかなりチェンジアップへの依存度が高かったです。
大竹のベストボールはチェンジアップ。今シーズンは全試合坂本とコンビを組み、チェンジアップを駆使してセリーグトップの防御率を維持してきました。
ペナントレースを1試合に例えるなら、今日は「7回裏の打順3巡目」といったところ。ここまでパーフェクトの大竹ですが、打者もそろそろ慣れてきましたよという頃合い。
本日のゲームプランは1対0と言いたいところですが、先制すれば案外5対0くらいで勝てるかもしれません。
大竹君は疑いなく良い投手です。最優秀防御率クラスのセリーグナンバーワン投手です。
だけどもうカープに投げる球は残っていないんじゃないかな。
今日も大竹と坂本はカープにチェンジアップを多投するでしょう。
それを打てないようじゃプロ野球としては少し寂しい。
小園、野間、堂林。
みな一時はカープファンに「アホだ、クビだ」と言われた選手です。
だが今のチームを引っ張っているのは小園と野間と堂林です。
私は今日、こいつらがセリーグの最優秀投手を打つと予告します。
打てば5対0で圧勝。打てなければ阪神のエラーで1対0の辛勝。
負けることなど想定していません。今日の先発は九里亜蓮。明日の先発は床田寛樹です。昨日の大瀬良で勝てたのでキッチリしっかり3タテするぜい。
