昨日まっちゃんはドバイじゃないか?と書いたら新潟でした。
突然の結婚報道にも驚いた。奨成じゃありませんよ。さゆりんごちゃんの方です。
さて今日もネタがないので、唐突に 長嶋茂雄賞 について書きたいと思います。
定義
長嶋茂雄賞とは2026年シーズンより新設される「野手版の沢村賞」みたいなもの。
その定義はまだあいまいなままで、NPB公式サイトによると
「日本プロ野球の文化的公共財としての価値向上に貢献した野手」
とあります。
沢村賞と違い、その範囲はポストシーズンにも及ぶという。
極端な話、シーズンがスカタンでも日本シリーズで大活躍すれば、その選手が第1回長嶋賞を獲得する可能性もあるということだ。長嶋っぽくておもしろい。ならオールスターも対象に入れていいんじゃないか。
沢村賞には長年の実績と明確な指標がありますが、長嶋賞は全く白紙。
もし今シーズンの長嶋賞を選ぶとしたら誰がふさわしいだろう?
二冠のサトテル?日ハム・レイエス?
長嶋茂雄賞は打つだけじゃないと思うんですよ。守備でどれだけお客さんを沸かせたかも評価に値する。なんたって長嶋賞ですからね。
これも目に見えない話ですけど、お祭り男 であることも重要だと思います。
お祭り男って何やねん?
と聞かれると私も答えづらいですが、お祭り男とは長嶋っぽいヤツで清原っぽいヤツのことです。パワプロでは「大きな試合でミートとパワーがアップするヤツ」と定義されています。
現役選手でこういう選手は少ないと思います。
私のイメージでは鈴木誠也が一番お祭り男が似合いそうです。パワプロではCSのイメージなのか、なぜか田中広輔にお祭り男が付いていますが。
ファビアンもけっこうお祭り。あいつは年中フェスティバル。中村奨成にもお祭りの雰囲気を感じます。
今季の長嶋賞
今季はまあ優勝したチームから選ぶということでサトテルか森下が有力候補。
日本シリーズMVPは山川穂高でしたが、審査員が過去の実績と長嶋へ忖度し過ぎないチャレンジングな方だとすれば、私は第0回長嶋賞にソフトバンクの 野村勇 を推したい。
山川やサトテルが打ったって、そこに驚きはない。
若い野村が打ったところで、プロ野球の文化的価値が向上したか?と言われると、それもまた違うかもしれない。
「プロ野球の文化的価値の向上」
とはつまり、
「新しい野球ファンをどれだけ増やせたか?」
ということにならないか。
野村勇の活躍は野球ファンを楽しませましたが、野球ファンでない人を引き付けたかというと、そこはちょっぴり微妙かもしれない。
審査員が挑戦を恐れないのなら、私は第0回長嶋賞に広島・ファビアンを強く勧めたい。ファビアンはあの笑顔で野球を知らない人を大勢野球ファンにしたと思うからです。
来季の長嶋賞
長嶋賞の受賞者が「プロ野球の文化的価値を向上させた野手」であることまでは確定事項。
んで私個人は
「それってつまり、新たなプロ野球ファンを最も増やした野手という意味ですよね」
と考えている。
長嶋賞の選考対象期間が「ペナントレースとポストシーズンを含む」ことも明記されている。
んじゃさ、WBC はどうなんの?
ハッキリ言って、あれが一番野球ファンの増えるイベントだよ。
私見ですが第1回長嶋賞の受賞者には2026年のWBCで活躍することも条件に加えていいんじゃないか?
「ほな大谷やんけ!」
という話になるんですが、大谷に長嶋賞をあげると言っても、あいつはたぶん要らないですよ。
大谷はNPBにいた時からNPBの個人タイトルをナメてました。私は大谷をホメてるんですよ。
WBCスタメン野手は9人。そのうち4人がメジャーリーガーで、5人がNPBくらいになりそう。
その5人とは牧、小園、近藤、センター、キャッチャーか。
第1回長嶋賞に近藤健介はふさわしいのは誰か?
まあWBCでよっぽど印象的な活躍をすれば近藤は長嶋賞にふさわしい。
ただ近藤のバッティングはNPB現役ナンバーワンですが、なんか今さら近藤が打ったところで、新しい野球ファンは増えなくないですか? 打って当たり前というか驚きがないというか。
まあそういうわけで、第1回長嶋賞は一番日本をびっくりさせたヤツに獲得してもらいたい。
いつも同じ結論で申し訳ないけど、小園海斗よ、お前が歴史に名を刻めっての。
中村奨成にもその可能性が大いにある。来年カープがコイツらの力で日本一になれば、そりゃ新しい野球ファンが増えるぜ。奨成と小園はあの時の誠也やマエケンになれる。
おっとピッチャーは長嶋賞を獲れないのか。
奨成と小園には打つだけじゃなく、高度なベースランニングと広大な守備範囲もある。二人の肩も野性的で長嶋っぽい。
坂倉にも期待しているが、坂倉の頭脳を素人が見抜くのは1年では無理だ。やはり長嶋っぽいのは小園と奨成だろう。牧秀悟も有力候補です。