西川龍馬と菊池涼介を登録抹消して、中村奨成を現役ドラフトにかける日は来るのか?

2023.9.8(金) 

阪神 4-1 広島 甲子園 

残り16試合でゲーム差は9.0となりました。

カープが9連勝して、阪神が9連敗すれば追いつくわけですが、阪神は9連敗どころか6連勝中です。

ハッキリ言ってバカヅキです。貯金30も稼げるようなチーム力はありません。20でも出来すぎなくらいです。

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西川龍馬と菊池涼介

昨日の試合では栗林良吏がベンチを外れました。

新井監督は「土曜日は大丈夫」とコメントしていますが、いちおう首位との直接対決。その初戦に栗林をベンチに入れないというのはかなり相手を喜ばせたと思います。

代走しかできないキクをベンチに入れるくらいなら、栗林を入れといた方がハッタリが効いたと私は思いますがね。これはメンバー交換の時から感じていたことです。カープの「ブルペン7枚」を見て、岡田監督は喜んだと思いますよ。

 

1番秋山については何も言いません。

この土壇場で今までやったことないことをやるのも否定はしません。小園も好調だしね。

 

問題はキクのベンチ入りと西川龍馬のいきなり四番です。

秋山は調整期間があっての1軍復帰ですが、龍馬は1軍帯同しながらのいきなり四番です。

 

木曜日のDeNA戦で代打に松山、田中、磯村の3人を起用しましたが、ここで西川龍馬は出られませんでした。

その翌日に甲子園に移動して四番でスタメンフル出場は無理があるんじゃないか?

そんな芸当ができるなら、DeNAの東克樹に対して代打西川龍馬を出してほしかったぜ。

 

西川龍馬には個人タイトルが懸かっています。

菊池涼介にも11年連続の大記録が懸かっています。お前に言われんでもわかってます。

 

だけど龍馬とキクの今のコンディションは100%のうちの50%程度ではないか。

リーグ優勝はもはや絶望的なので、龍馬とキクを登録抹消してクライマックスシリーズまで休ませる手もあることはある。

正直な新井は最後まで全力を尽くして家族一丸で全力プレーをするかもしれない。

どちらが正解かは私にはわからない。龍馬とキクの体調が私には見えないからだ。

 

今日、龍馬とキクを登録抹消しても私は驚かない。

最近、林晃汰がやたら2軍でホームランを打っている。韮澤だって半年間ずっと手ぐすね引いている。

 

中村奨成

そして阪神との大一番の日、現実に登録抹消されたのは私の中村奨成でした。

素人どもは「当然だ」と思っているだろうが、私は非常にガッカリしています。

と言うのも昨日今日のガッカリではなく、2ヶ月間の積み重ねによるガッカリです。

 

中村奨成はかかとのケガから復帰すると2軍で10打数5安打ぐらいしてすぐに1軍昇格。わずか1週間ほどの出来事でした。

今回の秋山翔吾も2試合で7打数3安打くらいで1軍昇格。私はブログで「中村奨成への扱いは主力のレギュラー選手と同じだ!」ととても喜びました。※参考記事

だが1軍にはその秋山がいて、なかなか出番は回ってきませんでした。

 

新井監督は中村奨成に十分チャンスを与えました。

7月にスタメン2試合。隙あらば代打での打席も与えてくれました。

だが一軍の投手はなかなか甘い球を投げてくれず、捉えた打球も正面を突いたりしました。

 

その間、結果を出したのが末包昇大です。

昨日の森下翔太のように派手で見栄えのする一発を量産。

森下は300打席で10本塁打。末包は100打席で8本塁打です。ちなみに中村奨成は17打席で0本塁打。

 

奨成は末包との競争に敗れ、一旦登録抹消されます。

ところが上本崇司のケガにより、8月18日に再び一軍昇格。

そこからの20試合中、中村奨成は8試合に出場。代打6試合、代走2試合。

代打でも6打数2安打。そこそこの結果は残しました。

だけど阪神との大一番でスタメンしたのはケガから復帰の秋山翔吾。プロ通算1500安打。

当然のように抹消されたのは中村奨成。通算29安打。

 

私は中村奨成のコンディションを知りませんが、7月22日に一軍昇格した時点で「勝負所の8~9月は奨成を四番にして戦え!」と考えていました。※参考記事

中村奨成が3割30発打つとは思っていません。ただ上本崇司のような「つなぎの四番」には最適の人物だと思っていました。

 

新井もまあまあ奨成を我慢して使ってくれたとは思うんですが、結果としては代打で6打数2安打。単打のみ。

1ヶ月で6打席ですから奨成のゲーム勘はどんどん失われていきます。

二軍で打席を与えるべき。

だから秋山昇格のタイミングで登録抹消。

 

私はこうなると思ってましたよ。

中村奨成はずっとこんなことの繰り返しです。

 

會澤がコロナにかかればちょっぴり活躍。

秋山と上本がケガすればちょっぴり活躍。

でも主力が戻ればまた二軍。ずっとこんなのばっかしです。

 

典型的な控え野手。

典型的な現役ドラフト選手です。

 

今年の現役ドラフト

今日先発する阪神のエース格、大竹耕太郎も現役ドラフト選手。

中村奨成にもチャンスを与えればあれぐらいの活躍をきっとしますよ。

 

だから奨成を現役ドラフトにかけるべし!ってご意見も理解できます。

でも私は奨成を現役ドラフトにかけない。野間、龍馬、秋山、堂林、末包がいる中で、奨成を現役ドラフトには出さない。カープのスタメンで使いたい。

 

じゃあ誰を出すんだ?と聞かれたら、ズバリ投手です。それも先発投手。

具体名を挙げると高橋昂也とか。人気あると思います。

 

カープで余ってるのは捕手なんですが、アツとイソはFA権を持ってるので現役ドラフトにはかけられない。

石原貴規は実力者なんですが、彼は実力の割に他球団の評価が低いため、現役ドラフトにかけるのはカープにとって損だと思います。

貴規が「試合に出たい!」と思ってるなら出してあげたいけどね。

 

思い切って遠藤淳志なんて名前も頭をよぎりますが、大瀬良の後継者は遠藤なのでちょっと出せないかな。

遠藤は去年も今年も中途半端な使われ方で飛躍できませんでした。現役ドラフトって遠藤のような選手のためにある制度だと思っています。

 

中村奨成ももちろん人気銘柄。

外野手としても捕手としても人気あるでしょう。

だが広島出身でドラフト1位。広陵高校と広島カープの関係もある。簡単にトレードしたりクビにしたりできない雰囲気もちょっぴりある。

もちろん広島出身だからと言って特別扱いもできませんが、私は中村奨成の実力を非常に高評価しています。

 

私は7月からずっと9月は中村奨成で勝負しろと思ってました。

だけど新井はしませんでした。当然と言えば当然ですけど、カープは育てながら勝つチームであり、戦いながら強くなるチームであるべきだと思います。