磯村と羽月とラミレスと前川誠太の話

2025.3.16(日) 

広島 3-0 ロッテ マツダ 

ファビアンにOP戦1号が出ました。開幕すればもっと打ちますよ。

森翔平が6回無失点。開幕ローテ決定でしょう。残り一つをドミ、常廣、柳之介で争う。

一方、中村奨成の降格と野間の昇格が報じられました。野間の昇格については「しばらくないだろう」と書いたばかりなので、少し驚いてます。

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野間の仕事は左の代打

奨成が落ちる理由はわかります。打てなかったからです。

野間が上がる理由はおそらく「左の代打要員」だと思われます。

 

仮に一軍野手17人を以下の通りとします。

先発8人:アツ、モンテロ、キク、小園、矢野、ファビアン、秋山、二俣

控え9人:磯村、清水、堂林、山足、野間、末包、林、羽月、ケンティー

二軍:持丸、高木、内田、仲田、韮澤、佐藤啓介、渡邉悠斗、田中、上本、田村、松山、大盛、貴浩、奨成、宇草

田村を落とすのは苦渋の決断でしたが、内野手の控えがいないのはあり得ない。二俣や矢野に代打を送る可能性があるので、そうなった時にハイレベルな守備要員として 山足達也 が一軍に必要。

試合終盤の「モンテロに代走山足→サード山足→ファースト小園」は今シーズンたくさん見ることになりそう。

 

左の代打が林と野間。右の代打に堂林と末包。

ケンティーはファビアンの守備固め。代打バントも上手です。

山足が外野も守れるようだと、ケンティーの枠に田村が生き残る可能性もある。田村は守備固めもできるからです。こないだエラーしたけどさ。

 

右投手の時に野間がスタメンする可能性もありますが、だったらまず 林晃汰 にチャンスを与えるべきと思います。ライト林。

左投手の時はライト末包。ファビアンはオープン戦11試合ずっとレフト起用されてます。

 

磯村はどったの?

オープン戦は残り5試合。

このタイミングで野間を一軍に呼ぶのなら、磯村嘉孝 も一軍に呼ばないといけないと思います。磯村にも一軍投手のタマを受けさせておかないといけない。

「ベテランだから大丈夫だよ」

ホントかなあ…いくら磯村でも私はちょっぴり心配です。

 

開幕戦にアツ、清水、高木で挑むとは思えません。アツだって1週間のうちスタメンできるのは多くて4試合。残り2試合はどうすんの?

「清水がいるじゃん!」

うん。私も清水スタメンには大賛成です。だけど勝ってる9回には抑え捕手が必要でしょう。9回にアツを出すとアツの疲れがたまるし、そもそもアツがスタメンした試合でアツに代打を出すと、残るキャッチャーは清水と高木の2人になります。これはかなり心配です。

「最後まで清水と高木を競争させたい!」

と言うのなら、

「だったら野間ももう少し後でいいじゃん」

と思うのです。

 

週末の二軍戦を見ましたが、磯村は元気でした。一軍昇格に何も問題ありませんでした。

「9回表2対1、投手栗林」の場面でランナーが1人出たら清水と高木はたちまちテンパりますよ。2人とも一軍経験ゼロだからです。

2人とも頑張ってきたので、第3捕手として今年一軍経験を積ませてあげたい。たまのスタメンマスクも大いに賛成です。

だけど「今すぐ」はダメ。後ろに磯村や石原が控えている状況になるまで、清水と高木のスタメンマスクはお預けです。

 

玉村と羽月

玉村昇悟は先週投げませんでしたね。もしかすると玉村は火水木ローテに回るのかもしれません。

玉村は投球内容と「マウンドでの風格」が他投手より ズバ抜けて良い です。開幕ローテ4番手に決定。

一方、新井はドミンゲスの開幕ローテについて「まだ決まってない」と言ってました。※日刊スポーツ

火水木が床田→大瀬良→玉村

金土日が森下→柳之介→森

の可能性もあるかもしれません。私は柳之介より先に常廣を使いたいですがね。

 

一軍に残っている野手は現在18人。開幕一軍は17人。

だからあと1人だけ落ちるのかと思いきや、私は 羽月隆太郎 も開幕一軍確実だと思ってますので、野手2人が落ちて捕手1人も入れ替わると思っています。

だから今後、田村と韮澤が落ちて羽月が昇格。高木と磯村も入れ替わると予想します。

羽月が現在二軍にいるのは打席に立つためで、同じ理由で大盛とケンティーの入れ替えも可能性あると思ってます。

 

育成選手たち

ついでに育成選手たちについても予想しときます。

結論から言うと、開幕前の支配下登録は ない と思います。

ファビアンとモンテロが揃ってスカタンという可能性はかなり低くなりましたが、それでもシーズン中の外国人打者の補強には備えておきたい。

 

杉田健と小林樹斗が二軍でエグいタマを投げていますが、さりとて一軍ブルペンもギュウギュウのパンパン。実力者の中崎翔太と売り出し中の岡本駿さえ開幕一軍入りはギリギリの当落線上。※参考記事

まだ黒原拓未やアドゥワ誠まで二軍にいるんですよ。カープのピッチャーは本当に豊富です。

 

支配下70人枠は残り2個。トレードで枠を空ける可能性を考慮しない場合、この2個の枠は 打者優先 で使われるべきでしょう。

打者に目を向けるとロベルトに続いてラミレスも最近見かけなくなりました。日南ではけっこう活躍してたんですが、教育リーグが始まった頃から見かけなくなりました。

前川誠太もウエスタン公式戦には未出場ですが、教育リーグでは2試合連続安打しました。前川は上本や田中に出番を譲っている状況。元気は元気だと思います。

前川はプロ4年目の21歳。二俣翔一と似たタイプの選手なので二俣の活躍は大いに刺激になってると思います。

 

カープの支配下枠は九里の人的補償を辞退してまでキープした大事な枠。

この2個は開幕後の 有事に備える 意味合いが大きい。ケガ人が出ればその穴埋めに使うでしょうし、出なければ7月31日に若手を抜擢すればよいでしょう。

モンテロとファビアンがしっかり打って、7月末に小林樹斗、ラミレス、前川の中から2人が支配下契約されると私は嬉しい。ロベルトのことも忘れてないよ。