カープの新監督候補の名前がいろいろ賑やかになってきました。
カープは10/13(木)にスカウト会議、10/20(木)にドラフト会議を予定しています。
今年のドラフト予想は非常に難しいです。一昨年1位の栗林も去年1位の隅田も前日に突然ひっくり返ったような指名でした。
中神、みっきー、戸田が戦力外に。私の予想よりもだいぶ少ない人数でした。これでドラフト会議で指名する新人の数が少なくなる可能性も出てきました。
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2009年の広島カープ
必ずしも新監督が就任直後のスカウト会議やドラフト会議に出席する必要はないのですが、2009年オフの「ブラウン→野村謙二郎」の時、ノムケンはドラフト会議にもスカウト会議にもしっかり出席しています。
2009年はマツダスタジアム元年。ブラウン監督は4年目でした。
2009年10月4日にカープ球団はブラウン監督の退任を発表。同時にノムケンに監督要請を出していることも発表。まだペナントレース3試合ほど残っている状況でした。カープはこの日の試合に破れ4位以下が確定。CS進出がブラウン続投の条件だったので、Bクラス決定→即退任発表の運びとなりました。
10月15日、「ノムケン監督誕生」と正式発表。背番号77番と「大野豊ヘッドコーチ」も発表されました。
10月17日、カープ球団は「1位指名は今村猛。競合覚悟」と公表。ノムケンと大野も猛のビデオを見てGOサインを出しました。
10月29日。ドラフト会議当日。ノムケン新監督も出席し、公言通り1位猛、2位で堂林。
このように「新監督就任→新コーチ(一部)公表→ドラフト出席」という流れが過去のカープにはありました。
緒方の時は内部昇格なので当然1年目からスカウト会議には出ていました。「有原を外せば野間」というのは既定路線だったのでしょう。
野村謙二郎は評論家から新監督就任。ただし引退直後からノムケンは「新球場ができたら頼むよ」と言われていたでしょう。
だからもし今年、新井貴浩新監督が誕生するとすれば、ドラフト会議に間に合わないんじゃないかなと思うんです。
間に合わせる必要もないんですが、新監督ならドラフトに少しは口を挟みたいところです。もしかしたら10/13(木)のスカウト会議の前までに新監督の発表があるかもしれません。ない場合は内部昇格の可能性が高い。第一候補は東出輝裕かもしれません。
石原慶幸の入閣はあるか?
さて今日のテーマは「新しいコーチがカープに来るか?」です。
通常は新監督の意向が大いに働いて、一軍コーチ陣が決まるわけですが、現時点での決定事項は佐々岡と河田の辞任のみ。
もしも新井貴浩が新監督に就任するならば、新井はいったい誰を連れてくるのか?
金本知憲? 野村謙二郎?
コーチは監督のことを敬語で呼ばないといけません。球界の掟。だから二人のコーチ就任は無いんじゃないか。やるなら監督、新井のほうがコーチでしょうか。
新監督を新井と仮定するなら、仲良しの石原慶幸の入閣は大いにあり得ます。
今年、私が途中からカープの試合を見なくなった理由は「キャッチャー坂倉」が消えたからですが、この愚かな「サード坂倉作戦」を1年間続けた「担当者」はいったい誰なのか? おそらく東出、倉のどちらかでしょう。カープ最大の敗因が「サード坂倉」です。おかげで坂倉は600打席立つことができましたが、チームは5位でした。
もし新井監督(45)が石原慶幸(43)を連れてくる場合、おそらくポジションはバッテリーコーチとなるでしょう。
一軍のアツやキクと仲が良過ぎるため、まず石原コーチは二軍バッテリーコーチ。すると現職の植田幸弘(58)が一軍に復帰するか、チームを去るか。
カープにはもう一人、倉義和コーチ(47)も在籍しますが、倉は当ブログの常連さん達にすこぶる評判が悪いです。笑 2020年から佐々岡とともに一軍昇格、3年連続Bクラスだからです。
年齢順で行けば、石原が入ると植田が弾かれそうです。
ただ植田はカープのコーチを15年も務めているんですよね。その前は西武で伊東勤監督とも4年間やってます。
高信二(55)も引退後20年間、カープのコーチを続けています。植田と高の経験はかなり貴重です。あっさり切るのは勿体ない。
植田、倉、石原の3人が並び立つプランとして考えらるのは「石原慶幸ヘッドコーチ」ですが、新監督もヘッドコーチもコーチ未経験者というパターンはまずあり得ないでしょう。去年の新庄剛志でさえ、ヘッドコーチには経験豊富な林孝哉を置きました。
植田二軍監督、高ヘッドもなくはないけど、ちょっとまた年齢が引っかかる。
よって石原慶幸が入閣するなら、経験豊富な植田コーチか若い倉コーチのどちらかがチームを去ることになるでしょう。
3年連続Bクラスの責任を取るなら、倉の方が責任は重いかもしれないですね。
栗原健太の入閣はあるか?
もう一つ。
ウルトラCプラン。
栗原健太の入閣はあるか?についても考えてみます。
今日も明日もそう、われらの栗原です。
昨日新井と栗原のことをちょっぴり書いたんですが、新井と栗原のキングコング砲は暗黒時代の大きな希望でした。
2007年、新井貴浩が「辛いです」と言ってカープを去り、栗原一人がチームを支える時代が長らく続きました。
栗原は7年間、慢性的な右肘痛を抱えて試合に出続けましたが、ついに2012年に手術を受け、以後一軍で活躍することはできませんでした。
2014年オフ、阪神をクビになった新井と年俸4億円の黒田博樹がカープに復帰した時、栗原健太は二軍でもがいていました。
2015年の新井は背番号28で躍動し、黒田も貫禄の二ケタ勝利。栗原はウエスタン30試合出場に終わり、オフに戦力外通告を受けました。
2016年、栗原は梨田監督に拾われるように楽天に移籍。
そのシーズン、カープは25年ぶりのリーグ優勝。新井と黒田、涙の抱擁。
その時、暗黒時代を支え続けた栗原は楽天を自由契約となり、現役引退。若手に慕われる人柄を買われ、二軍打撃コーチに就任しました。
私がこのブログを立ち上げたきっかけが新井と栗原の奇妙な因縁なんですよ。
これからカープに恩返しをってタイミングでカープから出て行った新井。
黒田と新井のいないチームを一人で支え続け故障した栗原健太。
何の因果か25年ぶりのリーグ優勝でMVPを獲得したのがカープを裏切った新井貴浩。7年間支え続けた栗原はよそのチームでカープ優勝を見届けたのです。
梵英心、永川勝浩、石原慶幸はカープの選手として優勝を経験できました。東出輝裕はコーチで優勝。
栗原健太と前田健太だけなんですよね。暗黒時代を戦い抜いてリーグ優勝できなかった選手は。
新井貴浩新監督(45)が栗原健太打撃コーチ(40)を招聘して、
5年ぶりリーグ優勝!
新井と栗原、涙の抱擁!!
とかが見られるとオールドファンには感慨深いです。笑
そんな栗原健太は現在楽天のスカウトをやっていて、ウエスタンリーグを担当しています。新人のスカウトではなく、プロの若手を見て回ってるようです。由宇でよく木村昇吾や永川、赤松と話しているところがツイッターに上がっています。
ただ栗原の打撃コーチとしての評価は実は少し低めでございまして、人柄は最高なんですが、栗原の教え子でブレイクした選手がまだいないんですよ。
楽天時代はオコエ瑠偉をよく見てたみたいですが、今やトレード要員ですし、中日では一軍打撃コーチに就任するも貧打の責任を取るように2年で交代。まあこれも立浪和義新監督が中村紀洋を連れて来た煽りかもしれませんが。
とにかく栗原ですよ、栗原。
DeNAが日本一のメンバーを集めて2位に躍進。
カープも暗黒時代のメンバーを集めて優勝しよう。
暗黒時代のメンバーに緒方前田は含みません。
ブラウン監督の時代に主力だった梵、東出、天谷、赤松、小窪。投手なら前田健太、横山竜士、永川勝浩らが純然たる暗黒メンバーです。