矢野雅哉と二軍のロベルトを賞賛します。

2024.8.4(日) 

広島 6-4 中日 マツダ 

カープ6連勝。九里vs根尾でしたから、その可能性は高かった。

とはいえ、ここにきての大型連勝は大きい。ハッキリ言って嬉しい。

だが何度も書いているように、末包や奨成が戻ってくるまで打線は不安定です。

昨日はうまいこと1回に5点取れましたが、いつもそうはいきません。泥臭く走って1対0で逃げ切る野球に徹しましょう。

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矢野雅哉

矢野雅哉。3打数1安打1四球2打点。美技多数。

1回表3対0、1死23塁、投手根尾、打者矢野。

矢野は高めに来たフォークをしっかり捉えて2点タイムリーツーベース。カープ5対0。

この1打がとても大きかった。3対0と5対0では雲泥の差ですからね。

 

だが広報の河内貴哉は矢野をヒーローインタビューに呼びませんでした。

河内が選んだヒーローは6点目の秋山と、1点目の貴浩と、5勝目の九里でした。

この人選は 悪くない と思います。河内よ、よくやった。

秋山を選んだ理由はよくわからんが、貴浩を呼んでくれたことが嬉しい。

私も河内も矢野が美技を連発して、ダメ押しタイムリーを打つことは「もはや日常だ」と考えているから、矢野を選ばないのです。

 

矢野は二塁打を打った後、根尾のタマがわずかにワンバンしたのを見逃さず、3塁を陥れています。

キャッチャーも前に少し弾いただけで、私にはスキなんか見えませんでした。だが矢野には見えた。ぎりぎりセーフ。

私はこれを見て「コイツはもうチームに欠かせないな」と思いました。

その後1死3塁となり、二俣の投ゴロで中途半端に飛び出してアウトになったのは残念でしたが、今年のカープはチーム全体で「3塁走者が挟まれてる間に打者走者が2塁か3塁まで走る」という作戦を徹底しています。

だから挟まれたのは矢野個人の責任ではありません。チームの作戦。

その前の「1死3塁、打者二俣」という場面を作り上げたことが矢野の大手柄なのです。矢野にしかできないプレーでした。

 

私は今でも「小園海斗をショートで使うべき」と考えていますが、今年の優勝を目指すためには「ショート矢野、サード小園」がベストの起用法だと理解しています。

ムードメーカーだし、守備走塁もあるので、勝負どころでも簡単に矢野に代打を出せません。矢野をグラウンドから引っ込めるわけにはいかなくなりました。

たまの休養日はあるでしょうけど、矢野はおそらく最後までずっとショートスタメン。規定打席にも悠々到達するでしょう。

 

9連戦のローテーション

明日から阪神巨人DeNAと9連戦。

移動もあります。東京D→京セラD→マツダ

ドーム球場はエアコンがあって少しラクできます。

 

先週、新井は完投勝利の玉村昇悟を抹消して、昨日ノムスケを抹消しました。

9連戦を前に好投した先発投手を次々と抹消するので、私は少し「おや?」と感じました。

そこで9連戦の予想先発ローテは以下の通り。

8/6(火) 巨人vsアドゥワ 中6日

8/7(水) 巨人vs床田 中6日

8/8(木) 巨人vs大瀬良 中6日

8/9(金) 阪神vsハッチ 中5日

8/10(土) 阪神vs森下 中6日

8/11(日) 阪神vs九里 中6日

8/12(月) DeNAvs玉村 中12日

8/13(火) DeNAvsアドゥワ 中6日

8/14(水) DeNAvs床田 中6日

 

アドゥワが先にに投げて、玉村が後に投げるプランが濃厚。

ウエスタンリーグで火曜日に投げたアドゥワがおそらく本日一軍合流。

4本柱の皆さんは中6日を崩さずオーソドックスに回るでしょう。

8/9(金)の予想が難しい。ウエスタンで金曜日に投げたのは森翔平4回0失点。ハッチは土曜日に投げて6回2失点。

森なら中6日。ハッチなら中5日です。

全員にチャンスを与えるなら森。前半はドーム球場なので九里が9日(金)にスライド登板する可能性はゼロです。

 

ロベルトの話

最後に二軍の話。

と言っても、ここ1か月くらい全然二軍の試合を見てません。

Youtubeのスカパー!カープチャンネルで二軍のハイライトを見る程度。

滝田君のストレートが速くなっていたり、岡田明丈の93番を見られたりしますよ。

 

8/3(土)の内田湘大3号ホームランだけはしっかりスカパーで見ました。

ハイライト動画はまだアップされていませんが、近々出てくるでしょう。先っぽでしたが飛びました。

 

最近私が気になってる選手が、育成選手の…

 

ロベルトです。

 

練習生としてラミレスとともに来日。

秋季キャンプと春のキャンプで

「飛距離がスゴい!」

と話題でしたが、私は冷静に

スカタンである

とバッサリ切り捨てていました。※参考記事

 

里崎智也が

「2人とも支配下契約の可能性は十分ある!」

と褒めてくれましたが、私は

「ムリムリ。二軍でも2回に1回は三振だよ」

とボロクソでした。

 

そのロベルトが今ちょっとバットに当たりだして来てるんですよね。

足が速くて田村の代走に出たりもしている。直後の1球目の牽制球に飛び出してアウトだったけど。笑

ロベルトの牽制死はうっちーのホームランの後の打席だったから、たまたま見たんですよ。

 

しかしロベルトは9回裏のライトの守備にも就きました。

通常なら田村への守備固めは考えられません。まあ二軍だからロベルトに出場機会を与えたということ。

ロベルトはこの試合だけでなく、ハイライト動画の中でもちょいちょいライトフライを捕ったり、1番センターでスタメンしてたりしています。

 

肝心の成績は打率.173、1本塁打。やはり2打席に1打席は三振しています。

だがロベルトはとても面白い。当たれば飛ぶし、外野もそこそこ守れる。肩はまだよく知りません。

ラミレスの方が先かと思ってましたが、ロベルトも良くなってきました。

 

私はスカタンな選手はスカタンだと評価しますが、良くなってきた選手には正当に高い評価を与えます。

今年の支配下契約の可能性が出てきたと思います。

「フッ、支配下契約期間は7/31までだよw」

いいえ。私が言ってるのはシーズン終了後、「秋季キャンプ後に支配下登録される可能性」です。

実際はドラフトの絡みもあって可能性は極めて低い。されるとしたら来年3月でしょう。

 

ただロベルトが面白い存在になってきた。

マジメな意味でも面白い存在ですが、ふざけた意味でも面白い存在。

ドジなところが カワイイ んですよ。

いつもドタバタしていて見ていて面白いしカワイイ。なのに足は速いし、守備範囲も広いんですよ。長打力は皆さんもご存じの通り。

23歳という年齢がウソかホントかはわかりませんが、将来性豊かな若者です。今はまだスカタンですけどね。