2024.3.2(土)
楽天 3-1 広島 倉敷
雪で中断したほど寒かった試合。中断明けに北海道出身の滝田がマウンドに上がると沖縄の時よりタマが速くなってました。なんでだ?笑
昨日の滝田君はとても良かった。20球投げて10球ストライク、10球ボール。
ストライク10球のうちの2~3球は「これは岡本和真でも打てない」ってタマでした。やはり将来性抜群です。
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投手陣
九里亜蓮が4回1安打無失点。
完全に仕上がってますね。球速がまだ物足りなく感じますが、出そうと思えば今でも150km出ると思います。今は確認作業中。
7.0歩から5.5歩の歩幅に変更したフォームもハマりそうな予感がします。毎日カープを見ている私が
「九里の投球リズムが変わったな」
と感じます。
動き始めからリリースまでが短くなった気がします。
楽天のバッターは九里をあまり知らないと思うんですが、セリーグの打者は最初差し込まれるのではないでしょうか。プロのバッターはそう単純じゃないかもしれませんが、フォームとリズムが変われば多少は面食らうはずですよ。
益田武尚。2回1/3、6安打3失点。
結果も悪いですが内容はもっと悪いですね。ハッキリ言って私は失望しています。
最初の2回はゼロで抑えましたがレギュラークラスの鈴木大地にはしっかりヒットを打たれました。黒川君にも真芯を喰らいました。
3イニング目は1死無走者、1番阿部のショート内野安打から始まりました。
阿部も一軍クラスなので打たれるのは仕方ありません。
問題はこの後なんですよね。田中和基にもライト前。
田中和基は昨日も一昨日も引っ張りに来てました。益田はどこか軽い感じでアウトコースにストレートを続けました。点差は1点なのに。
田中は会心の当たりでライト前ヒット。1死12塁。
1点差で1死1塁。12塁間は空いている。だから田中は引っ張る、高木翔斗は外に構える。セオリー通りでアホ丸出し。
こういうシンプルな場面で益田は田中に甘い球を投げて12塁間にゴロのヒットを打たれました。私はたいへんガッカリしました。完全に楽天の思い通りの攻撃をされたからです。
8回裏。1-0。1死12塁で打者中島。ルーキーです。新井が壇上で「中島君、中島君」って喜んだあの子です。
典型的な右投げ左打ち。益田のストレートを引っ張れるはずない感じのカワイイ男の子。絶対三塁ファールフライを打つだろう。
案の定ファールフライを打ちましたがこれはファールになりました。仕方ない。
益田はそのファールフライからさらに内側にボール1個甘いタマを投げました。狙ったのかたまたま行っただけなのかはわかりませんが、私も中島君には真ん中ストレートで押せと思ってたのでこれは悪くないと思います。
結果は投ゴロ。ゲッツーでチェンジかと思ったんですが益田が弾き1死満塁。
このプレーはたいへん情けないプレーでした。投ゴロゲッツーが記録は内野安打です。
放送席にいた銀次と鉄平は
「ここで一気に決めないといけないですよ」
と言いました。なんで右投げ左打ちのお前らにそんなことを言われないといけないのか。
その理由は益田が楽天の右投げ左打ちに捉えられているからです。イケイケムードになるんすよ。
右投げ左打ちって目先のシングルヒットを打ちにくるヤツがほとんどです。
名前を出すと巨人の吉川尚輝とルーキーの佐々木。コイツらは我のことしか考えていません。シングルヒットと打率と数字。セコくてアホ丸出し。
昨日一昨日の楽天の左バッターもそんなヤツばかりでした。青学の中島君も性格のいい子なんだろうけど、ハッキリ言ってどこにでもいる右投げ左打ちのセンターです。今はね。
カープの勝ちパターンを担ってほしい益田武尚が田中と中島みたいな「どこにでもいる右投げ左打ち」にヒットを打たれているようでは、とても1点リードの8回に出すことはできないのですよ。
プロ野球界には「流し打ちしかできない右投げ左打ち」が掃いて捨てるほど存在します。
なんでそんなにたくさん存在するかというと、前田智徳の影響と
「当てるだけでヒットになる」
からです。
そういう打者がセリーグには大勢います。巨人には特に多い。門脇、佐々木、吉川です。
8回にコイツらにヒットを打たれると岡本和真に逆転ホームランを打たれるぞと言ってるのです。
岡本の抑え方は割とイージーなのですが、コントロールを間違えばゴンと行かれます。益田は精密なコントロールで抑えるタイプではないので岡本に一発を食らう確率はあります。
だからせめて岡本の前にランナーを出すなと言っているのです。
阪神の近本と中野は抑える方法がありませんので、阪神の場合は逆に大山を抑えたいというのが私の考えです。
キャッチャーの高木翔斗があたふたしてポロポロやるのは仕方ありません。
しかしセットアッパー候補の益田が20歳の言う通りに投げて、8回に3点取られるようではカープは優勝できません。
益田のポジションが敗戦処理でいいなら8回に3失点してもいいですよ。どこにでもいる右投げ左打ちに打たれてもオッケーです。
だいたい黒田博樹に言われたくらいであっさりサイドスローに転向したことにも私は疑問を感じています。
私は去年の益田にたいへん魅力を感じていましたから、益田のサイド転向には疑問符でした。黒田のことは尊敬していますがそれとこれとは話が別なのです。
野手陣
益田以上に私を怒らせたのが堂林翔太です。2打数1安打1打点。
カープ唯一の得点は堂林のタイムリーツーベース。打ったのはターリーのインハイのクソ難しい球でした。
うまく打ったんですけど私は
「初球から打つタマか?」
と思いました。高めの変化球なので打ちたいヤツは打ちたいタマです。堂林がよく振るタマ。たまたまヒットになった感じが私はしました。積極的な打撃は好きですよ。
私が激怒しているのは堂林の守備です。
益田の3失点は堂林のポロリから始まっているのです。
8回裏。1-0。1死走者なし。
1番阿部の打球は三遊間の深いゴロ。若い高木と益田はけっこう狙い通りに右打者をショートゴロに取りました。
ところが阿部もベテランなのでヒットコースにゴロを打ちます。
今日のショートは韮澤。三遊間の深いところから一塁に遠投。ハーフバウンドになって堂林がポロリ。というプレーでした。
韮澤の送球も悪くはありませんが、小園や矢野に比べると弱いんです。その分堂林がミットを上げるタイミングが速かった。例えるならストレート待ちのバッターがスライダーに泳ぐような感じでファーストミットを上げました。記録は内野安打。
私はこの内野安打をアウトにしてくれるのが堂林翔太だと思って計算に入れているのですよ。
もちろんオープン戦で調整段階なのかもしれません。しかし堂林がこのヒットをアウトにしていればおそらく益田は3回無失点。ショート韮澤も自信をつける。
そして何より・・・
試合に勝利していたハズなんです。
昨日の試合は堂林のポロリで1勝が1敗に変わりました。
この試合で堂林はもう1個ポロリしています。
2個ともクソ難しいハーフバウンドです。あれを2個とも捕れるファーストは12球団で堂林翔太とソフトバンクの中村晃しかいないと思います。
堂林には捕ってほしかったですね。昨日の場合はチームの勝利と言うより益田武尚のためにね。
宇草孔基。4打数1安打。
1番レフトでフル出場。最後に1本出てよかった。宇草のライバルは田村。厳しいけど俺は宇草が好きだよ。
新井貴浩。
ケンティーに代走矢野を送り、田村に代打久保修を送る。
昨日の試合から突然公式戦を想定したような選手起用を始めました。センター矢野は去年も見ましたが、田村に代打久保は興味深かったです。
「田村は2打席で交代」ではなかったと思います。新井はここまで野手を守備から代えてきたからです。私は左のターリーが来たので田村に代打久保を出したと思います。
益田をイニング途中で降ろして森浦を登板させた理由は楽天に逆転されて9回裏が無くなったからです。9回裏に投げる予定の森浦を前倒ししました。
本日のゲームプラン
昨日一昨日と新井は右投手に左打者、左投手に右打者を当てました。私は「オープン戦ですることかね?」と思いますがね。
本日の先発はトーマス=ハッチ。今日も寒そうなので結果は度外視します。確認重視。
打線で注目するのはやっぱり宇草。楽天の先発が右投手ならスタメンは宇草じゃないか。
韮澤もいい当たりを打ってますが来週はマツダで中日戦です。
来週は羽月と上本が試合に出る確率もあります。韮澤のライバルは上本崇司や堂林翔太です。
どこにでもいる右投げ左打ちで終わるんじゃないぞ。守備でも頑張れ。堂林がポロポロするならニラがファーストの守備固めをやってもいい。去年のCSはニラのためにあるのです。