今日、ソフトバンク=ホークスの甲斐拓也が契約更改を行い、年俸2.1億円の単年契約を結びました。
甲斐拓也は2024年に国内FA権を獲得見込み。
よってホークスは甲斐に複数年契約を打診するも、甲斐が「単年で勝負したい」と断りました。2024年は1年契約。
甲斐拓也には来オフFA権を行使する道が残されたというわけです。
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12球団捕手事情
去年あたりから私が何度も書いてきたことですが、近年のNPBには良いキャッチャーが非常に多い。
野球ファンの間でもフレーミングやキャッチングに興味を持つ方が増え、「ビタ止め」する捕手はマニアの間で妙な人気があります。笑
ここで「12球団捕手ランキング」を付けてみよう。チーム別に捕手が充実しているチームがA評価。不足してるチームがE評価です。
A評価:広島、DeNA、ロッテ
B評価:阪神、ヤクルト、中日、オリックス
C評価:巨人、ソフトバンク、日本ハム
D評価:西武、楽天
E評価:なし
カープは會澤・磯村・坂倉だけでもA評価なのにまだ石原貴規もいる。若手も充実のラインナップ。
DeNAは山本の台頭が大きい。戸柱も健在。去年松尾汐恩も獲ったのでA評価。
阪神は梅野と坂本だけならA評価ですが第3捕手が極端に落ちるためB評価。オリックスも森がもう少しキャッチャーをできればA評価。
巨人ファンに人気のない大城ですが私はけっこう肩もリードも買ってます。小林誠司も控えとしてなら頼もしい。
ソフトバンクも意外に第2捕手がいない。嶺井はバッターとしては買ってますけどキャッチャーとしては危なっかしい。
日本ハムはドラフトで良い選手を指名したので1ランクアップしてC評価。ドラフト指名しなかった西武と楽天はD評価。
D評価といっても西武の古賀はU24の日本代表に選ばれたし、21歳の古市は鬼肩。26歳の柘植も年々出場試合数を増やしている。
楽天も炭谷銀仁朗を戦力外にできるくらいなので、若手捕手は揃っているのでしょう。
要するに甲斐拓也がもし来年FA権を行使しても、西武と楽天は若返りを図るため32歳の甲斐を無理して獲得しないんじゃないかと思うのです。人的補償だって要るんだしさ。
甲斐にフィットするチーム
年俸2億円の甲斐拓也を獲得するチームがあるとすれば、それは正捕手を必要とするチーム。
でも上述した通り正捕手に困っているチームはほとんどありません。日本ハムくらい。
その日本ハムも今年のドラフトで大学全日本の進藤勇也を2位指名しています。甲斐を獲ると進藤君の出番が減ります。
結局、甲斐に1番ジャストフィットするチームはソフトバンク=ホークスじゃなかろうか?
私はそれしかないと思います。
実際、こないだの現役ドラフトでも捕手の移籍はありませんでした。
どこの球団も「捕手をリストに載せなかった」というよりは「リストには載ってたけど必要ないので獲らなかった」が正解じゃないでしょうか。
捕手は花形ポジション
古田敦也が大活躍したのが1991年から2000年あたり。
2000年以降、大活躍したのが城島健司と阿部慎之助。
今の22歳の子って、この選手たちを見て育ったんですよ。
古田が登場する以前の「泥臭いキャッチャー」のイメージなんて今の若い子には皆無なんじゃないですかね。
キャッチャーはチームの中心で、打てて守れるカッコいいポジションだと思ってるんじゃないですかね。
この先も坂倉将吾や山本祐大の活躍で、子供たちのキャッチャー人気はますます高まりそうです。
ヤクルトの内山壮真も早く正捕手姿を見てみたいものですねえ。
中村奨成もねえ・・・
甲子園では本当にカッコいいキャッチャーでしたけどねえ・・・笑
坂倉は1億円プレーヤーで侍JAPANになりました。もう大丈夫でしょう。背番号31も変更なしなのかな?
中村奨成は年俸750万。来季も野手で勝負です。将来、背番号96からの若返りはあるのかな?