楽天の早川隆久と太田光が配球で揉めた件について解説します

皆さんお待ちかね。今日は久しぶりにキャッチャーの話をします。

4月19日(金)の西武vs楽天戦。4回裏から楽天のキャッチャーが太田光から石原彪に代わりました。

試合後の今江監督の談話によると

「キャッチャー交代後、明らかにテンポが良くなった」

とのこと。

 

早川隆久vs太田光

2024.4.19(金) 

西武 5-4 楽天 西武D 

楽天先発の早川隆久は3回までに5失点。 

んで4回から今江監督はキャッチャーを太田から石原へ交代。すると早川は4~7回無失点。明らかにテンポが良くなったそうです。

7回5失点で敗戦投手になった早川は試合後に

「ボール自体は悪くなかったと思います。自分は捕手の要求通り投げただけです」

ちょっぴり辛辣なコメントを残しました。※スポーツ報知

 

パリーグTVのハイライト動画に、早川が打たれた3本のタイムリーヒットと1本の犠牲フライが映っています。

この映像を見ると、確かに早川は4本ともキャッチャーの構えたコースに投げています。早川のコメントは間違っていません。

だが味方のことをディスっちゃいけません。真相はわからないけど、早川の辛口コメントは新聞にしっかり載りました。

 

大城卓三vs小林誠司

続いて巨人

捕手出身の阿部監督が3人の捕手を使い分けていることが話題です。

私の好きな「先発捕手別・防御率」は以下の通り。

■先発捕手別・防御率

 小林誠司  6試合 0.46 

 大城卓三 11試合 2.80

 岸田行倫  3試合 1.62 

※2024年4月22日時点。Nullデータ

 

「小林スゲぇ! 大城はやっぱりダメか」 

とは私は1ミリも思いません。

分母が少ないし、大城のリードも悪くないよ、といつも言ってます。

 

こないだの巨人3連戦では3試合のうち2試合が小林誠司でした。1試合が大城。

カープは小林の2試合で1点も取れませんでした。延長12回0点と5回コールド0点。

一方、大城の試合では1試合6点取りました。1回表2アウトから炎の4連打で一挙5得点。打ったタマは全部ストレートでした。

2死からストレートを続けたバッテリーには「フッ、若いな」という印象を持ちましたが、変化球も一応投げてはいました。カープ打線が上手くストレートを捉えた。

 

んで翌日は高橋礼の前に5回0点。

この時マスクをかぶったのは小林誠司でした。

カープ打線は一転、高橋礼の初球ストレートを全く振らなくなりました。察した小林はスイスイとストレートを要求します。

小園海斗まで初球を見逃してましたから「1球待て」は完全にチームの指示でしょう。田村だけ打ってましたけど。

 

カープは2試合連続で高橋礼と小林誠司に完封されました。

小林はストレートを高めと低めに投げ分け、シンカーとカーブは低め要求。テンポも速くリズミカルでした。

だから大城より小林の方が「良いキャッチャー」で「良いリード」かと聞かれたら、答えは完全にNOであります。

「そんなの、まだわかんないよ」という意味です。

 

小林のリードと配球に驚きは特に感じませんでした。

ただ小林のリードには新鮮さを感じましたね。

 

捕手論

太田が打たれ、大城が打たれた原因は、

二人が・・・

 

チームの・・・

 

正捕手だから

だと私は思います。

 

要するに二人は相手から研究されてるんですよ。配球の傾向とかサインの癖とか。

今はデータ野球の時代です。捕手も投手も投球パターンを常にアップデートしないと他球団にどんどん研究されます。

 

小林誠司は長い間、試合に出ていませんでした。久しぶりに対戦して実際新鮮でした。

菅野は知りませんが、高橋礼はおそらく配球を100%小林誠司に任せているでしょう。だって初めてのセリーグだもん。

 

カープもアツと坂倉が交互にスタメンしています。

アツの防御率は6試合で2.04。坂倉は13試合で2.97。

現在カープは12球団で最もエラーの少ないチームです。圧倒的に少ない。

だから見せかけの防御率は悪化しやすいのですが、チームの総失点数は阪神よりも少ないです。まあ試合数も2試合少ないんだけどさ。

 

単純に防御率や失点数だけで捕手の評価を下すことはできません。阪神の梅野坂本も2.17と2.81です。

アツはコーナーワークで球数をかけた丁寧なリードが持ち味。大瀬良と相性が良い。

坂倉はテンポ良くどんどんストライクを投げる攻撃的なリードが持ち味。九里亜蓮と相性が良い。

今はそれでいいんじゃないですかね。

 

今週のゲームプラン

火~木は神宮でヤクルト3連戦。

金曜休んで土日がナゴヤ。移動日ナシで月~水が阪神3連戦です。計5連戦。

神宮の予想先発は床田→ハッチ→九里亜蓮。ケムナは抹消されませんでした。土日は森下と大瀬良。

 

末包昇大も状態90%まで来てるみたい。今週の一軍昇格はあるかもしれないし、ないかもしれない。遅くとも来週には確実に一軍復帰するでしょう。

末包が「4番一塁」でスタメンしていることも気になる。一塁なのね・・・ふーん。

もし末包が上がってくると誰が落ちるのか?

第一候補は二俣翔一かなあ。例の二軍のショート問題もあるので。

第二候補は久保修。だって今の宇草孔基は落とせないぜ。

 

160km左腕のテイラー=ハーンが今週二軍で登板予定。常廣羽也斗も投げるかもしれない。

レイノルとシャイナーは音沙汰無し。シャイナーの骨折なんてもう治ってんじゃないの? 

先週もちょいちょい二軍を見ましたが、一番元気なのはやっぱ佐藤啓介と中村奨成でしたね。一軍の使いどころがないけど。

勢い余ってイースタンリーグまで見ちゃいました。筒香嘉智を見たかったのよ。

筒香はすごく痩せてました。あんなに足が細かったっけ?

筒香も今週一軍昇格するかもしれません。楽しみです。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感