今朝の朝刊が「栗林良吏が来季は先発に挑戦する」と報じました。※中国新聞
以前から噂はありました。栗林は5年間毎日ブルペン待機で負担が大きかった。
新井のポジコロ
先だって、坂倉がサードで佐々木泰がライトの練習をしたとも報じられましたが、私はあれは「ギャグだ」と思っている。
今、日本代表の井端弘和がWBC2026のメンバーを選考中である。新井は
「坂倉はまだサードも守れるよ」
と、さりげなく井端にアピールしているのだろう。
サード坂倉は新井のギャグ。坂倉は生涯一捕手。
だが先発栗林はマジだろう。
近年は栗林の「絶対度」が落ちてきた。そこそこ抑えてはいるんですがね。
栗林に先発適性はもちろんあるだろう。打撃も見たことはないが、そつなくやれそうなイメージです。
栗林の先発転向はチームのためではなく、
栗林のため
でしょう。栗林の選手寿命を守るため。
佐々岡も大野もリリーフ専属ではなかった。そのため2人は200勝も250セーブもできなかったが、ともに40歳まで現役でいられた。
抑えはどうする?
栗林が先発へ回ればリリーフが1枚足りなくなります。
今季の8回9回は島内森浦でしたが、来季もそれを続けるのか?
テイラー=ハーンの去就も未定というし、まだまだ方針は決まっていないようだ。
私はハーンを残留させるべきだと考えていて、前年より被打率は上がったものの、カープでは島内と並んで「唯二」の平均150km超の投手です。貴重な戦力でクローザー候補の一人。
岡本駿も先発転向と言うし、先発ローテ候補は以下の10人。
大瀬良、床田、森下、森、高、玉村、栗林、岡本、斉藤、佐藤柳之介
先発組からリリーフに回る可能性があるのは以下の4人。
アドゥワ、常廣、滝田、鈴木健矢
黒原拓未 も本来の力が戻ればクローザー候補です。
来週ドラフト
週が明けるといよいよドラフト会議です。
カープは立石正広を1位指名予定。
5~6球団の競合が見込まれていますが、私の調べによるとカープは過去に5~6球団競合のクジ引きを 6回連続 で外しています。そろそろ当たるタイミングです。(6連敗は近藤大石長谷部正義千隼宗山)
投手は全体的に小粒で、即戦力は少ない。
まあでも栗林みたいなのとか、今年の岡本駿みたいなのがいるかもしれないけどね。
「チームの弱点をドラフトのルーキーで埋めよう」という考えはもう通用しないと思います。
阪神を見てみなよ。1位と2位の選手が上位打線を占めているけど、下位指名の選手もちゃんと育てているし、新人に1年目から負担を背負わせていませんよ。
カープのセンターは奨成で固まったし、ショートも小園で固まった。キャッチャー坂倉もきっと新井の中で固まってると思う。
レフトはファビアンでファーストはモンテロ。
立石君をどこで使うのかよくわからないが、クジを外しても打線はまあまあ揃ってると思う。羽月と末包もいるし、秋山もキクもいる。
外国人
一方、投手陣には補強ポイントが多々ありそう。
まず先発。栗林と岡本を先発にコンバートした理由は、チーム全体の 夏バテ対策 でもあると思います。
2年続けて夏場に失速。床田も森下も年間24先発は厳しいのか。
夏が暑いのって試合中だけじゃないんですよね。昼間の練習もカープは屋外なので、ままならないのかもしれない。
だから先発投手を10人揃えて、ローテを飛ばしながら1年回りたいのか。そうすりゃ夢の 防御率0点台 も見えてくるかもしれない。
手薄になったリリーフには「ハーン+外国人」で助っ人を2枚揃えるのも面白い。
ドミンゲスとは今季グッバイする可能性が高そう。
しかしハーンに1億円×1年、ドミンゲスに5000万円×1年なら残してもいいと思います。
去年初めてドミンゲスを見た時、「まんまコルニエルだよ」と第一印象を持ちましたが、実際にドミンゲスはコルニエルでした。
年俸5000万円なら有能ですよ。去年は1億払って先発で10勝を求めましたが、コルニエルには少し荷が重かった。
だけど1年間ブルペンに入って、負けてる時に1~2イニング投げてくれたら、なかなか有用ですよ。中継ぎで5勝くらいしそうですよ。
ドミンゲスはクビ濃厚。
栗林の代わりに勝ちパを務めるのは黒原・ハーン・昂也あたり。常廣羽也斗はどうなるのか?
鈴木健矢にも先発をさせたい。そのためにドミンゲスに健矢の仕事をさせるのも悪くないと思います。
お金の話はファビアンとモンテロに「2人で3億」くらい払うでしょ。
ハーンと前田健太にも1億。
もう1人2億円のクローザー連れて来いと言われても、ちょっと無理じゃないか。小園の年俸もどんどん倍になってくし、ドミンゲス残留の目もあるかもよ。
自分で書いて忘れてた。前田健太クローザー構想は1ヶ月前のこちらの記事でどうぞ。