2023.6.11(日)
ロッテ 6-5 広島 千葉
佐々木朗希vs黒原拓未。意外と接戦でした。
カープはキクとマクを欠く中でよく頑張りました。私は試合を1秒も見ていません。
今日は林晃汰と中村祐太の話をします。遠藤と小園も少々。
ジグザグ打線を放棄する
アンダーソンが足を痛めて登板回避。
その穴を埋めるべく黒原が先発。カープは昨日野手を一人登録抹消しないといけませんでした。
私は林晃汰が抹消されると思ってました。
ところが抹消されたのはマク。ライアン=マクブルームでした。
マクブルームは開幕から打撃不振が続き、北海道と千葉では代打を出されたりDHに入ることが多かった。
新井監督いわく「心身ともに疲れている」とのこと。スポニチ
新井の言いたいこともわかるけど、マクブルームの登録抹消は今シーズンを左右するけっこう重要な分岐点になります。
昨年鈴木誠也がカブスに移籍して、カープは末包昇大とマクブルームを獲得。
東出はかつて4番末包構想を語り、新井は今年4番マクブルーム構想を語りました。
これには私も一定の理解を示してきました。カープに限らず現在の日本球界は右投げ左打ちの全盛期。右打者をはさみたくなる気持ちもわかる。
今年の開幕オーダーは1番小園、2番野間、3番秋山、5番龍馬。スタメンマスクも坂倉でした。
左打線の間に右打者を挟みたいのは極めてオーソドックスな考え方。
誠也が抜けたのでマクブルームを獲得。三塁手がいないので右打者のデビッドソンを獲得。編成は間違ってません。大正解。
だが結果として2人とも打ちませんでした。打率2割。新井もちゃんと50試合我慢しました。
二軍で好調の末包にしても一軍で4番を張るのは10年早い。
東出の4番末包構想もマクブルームが来日するまでの期間限定でしたし、しかも4番抜擢の理由は右打者だからでした。純粋な打力を買っていたわけではありません。
東出と新井が目指してきた「ジグザグ打線」はもう臨界点に達したんじゃないですかね。
平たく言えば崩壊したってこと。
マクブルームの穴に右打者を無理矢理はめ込んでもカープの打線は繋がらないと思います。
林晃汰にセカンドチャンス
アンダーソンが抹消された時、カープはデビッドソンを昇格させました。
んで予告先発の黒原を一軍登録する時、誰もが
「林晃汰が抹消される」
と予想したと思います。上本のケガもあったけど。
だが落ちたのはマクブルーム。私はとてもビックリしました。
と同時に、
「ここで燃えなきゃ男じゃないよな」
とも思いました。誰がってもちろん林晃汰に決まってるでしょうが。
本来ならデビッドソンの故障が癒えたタイミングで林が抹消されるはずでした。ところが抹消されたのは足をつったアンダーソン。
黒原を上げるタイミングで抹消されたのは不調のマクブルーム。
林晃汰は2度も登録抹消のピンチを回避しました。偶然ですけどね。
だがプロ野球ではこうした偶然でスター選手が生まれることが多い。というかこのパターンがほとんどです。
19歳の坂本勇人がデビューしたきっかけは当時31歳でバリバリのスターだった二岡智宏のラブホテル騒動。
23歳の菊池涼介はアマチュア時代ショートを守っていましたが、セカンド東出の靱帯断裂によりセカンドでレギュラー獲得。
緒方孝市がレギュラーを掴んだのも前田智徳のアキレス腱断裂がきっかけでした。
マクブルームが抹消されたことはチームにとって痛恨事ですが、林にとってはビッグチャンスです。ポジションが1個空いたわけですからね。
ここのところ松山竜平が4番ファーストに入っています。
4番松山は大いに期待できますが、北広島と千葉では5試合4番で19打数3安打でした。打率.158
松山の打率なんか別にどうでもいいんですよ。4番松山は最も信頼できる打者ですよ。
だが今週はマツダスタジアムで6連戦。DHが使えません。9番に投手が入ります。
普通に考えれば37歳の松山にまだまだ4番で頑張ってもらいたい。
だがチーム全体を俯瞰した時、「3番秋山、4番松山、5番西川」がベストの形か?ホントにそうか?
長い目で見ればここは林晃汰を使うべき。
ここまで私は末包と林よりマクブルームとデビッドソンを使うべきと考えてきましたが、新井はマックを抹消しました。
4番ファースト松山、4番ファースト堂林、4番ファースト新外国人も考えました。
だが長い目で見ればここは林晃汰を使うべき。
簡単には打てないと思います。林本人もストレートに負けてることを課題と認識している様子。
「がむしゃらに」とか言ってる時点でまだまだ幼稚だなと感じますが、マックがいなくなったので仕方がありません。明日から林晃汰がファーストでスタメンです。打順は7番。
林は代打で活きないと思います。松山は代打で活きる。
守備力を考えるとスタメン堂林も魅力的だが、楽天戦は則本・田中が先発しそう。
私なら林晃汰をスタメンで使う。クリーンアップは秋山・西川・坂倉。左偏重だけど仕方ありません。
中村祐太
ついでに中村祐太の話も。
昨日の試合は1秒も見てません。ダイジェストは見ました。
ダイジェストには敗戦処理の中村祐太の登板など映るはずありません。
そこで私は現地の方が撮影した動画を探しました。すると見つかりました。
最初のほうはいまいちですが、0:26あたりからキレが出て低めに集まり出しました。
左打者もしっかり詰まらせていましたし、数字だけでなく内容的にもポジティブな投球を見せてくれました。
林晃汰はまだ計算できませんが、中村祐太は今年完全に計算できる投手になりましたね。
アンダーソンはおそらくすぐに復帰するので先発枠は空いてません。
中村祐太が狙う枠はまずはケムナの枠。次が栗林良吏の枠ですかね。7回の男が中村祐太でもいいと私は思いますよ。
遠藤と小園
最後に遠藤と小園。
二軍で遠藤が投げ、小園がホームランを打ちました。
遠藤は5回3失点。7安打5四球。社会人との練習試合でも打たれてました。
小園は6月の出塁率が5割くらいあります。私はいつ一軍昇格してもおかしくないと見ています。
今日黒原を抹消すれば、一軍投手は13人。先発5、ブルペン8
火曜日に「誰か1人」を上げて、日曜日に「誰か1人」を抹消。アンダーソンを登録という形になると思います。
火曜日の「誰か1人」は小園か投手。
日曜日の「誰か1人」は来週の結果次第。林かもしれないし大道かもしれません。