最も攻撃的な打線を組んでみた

2025.3.12(水) 

DeNA 2-6 広島 横浜 

林晃汰と田村俊介に待望の一発。末包昇大も5打数4安打。

解説の佐伯が「前日の末包の四球はとても良い内容だった。今日は打つと思いますよ」と言いましたが、実は私も同じこと考えてたんですよ。

「末包のスイングバランスが良くなってきた。底は抜けたかな」と思ったんですよ。ホントですよ。

「4安打したから完全復活!」とまでは言いませんが、パワプロに例えると紫顔の絶不調から青色の不調マークに変わったかなというイメージです。

 

寸評

大瀬良大地。3回4安打2失点。

グダグダでした。よく2点で済んだな。

まあレギュラー選手の実戦初登板はこんなものです。残り2試合でキッチリ仕上げるのがベテランです。

今年の大瀬良には水曜日に貯金ガッポリ稼いでもらいますよ。

 

ドミンゲス。4回3安打0失点。無四球と1ボーク。

森じゃなくてドミンゲスが木曜日なのか。ビックリしました。

なるほど記録を見ればドミンゲスもオープン戦3試合で10イニング2失点。意外に無四球。

ただ私の信頼度は森より低い。いつもボール先行だからです。

「森もボール先行じゃん!」

と言われればその通りですが、森は力でねじ伏せる球威とキレがある。

まあドミンゲスは給料高いし外国人だし、まずは先に試すのかな。森が不憫だぜ。常廣が二軍で森が日曜日かもしれないけど。

 

田村俊介。途中出場で3打数3安打1本塁打。

打ったのは全部ストレート。右2、左安、右本。打った相手は竹田、武田、篠木。ぶっちゃけ「打って当然」のピッチャー。ゴメンDeNA。後でホメるからとりあえず言わせてくれ。

打って当たり前の投手を打った田村は大人の階段を一段上がりました。鈴木誠也でもライデル=マルティネスは簡単に打てません。二線級の投手からしっかり打つのが3割バッター。田村はそれに一歩近づいたよ。時代は田村俊介。

 

林晃汰。4打数2安打1本塁打。

打ったのは2本ともストレート。右安、左本。打った相手は竹田と武田。

甘い球をしっかり捉えたことが立派。こういうのでいいんだよ。

右安は火の出るような林らしい打球。左本はレフトが追うのを諦めるほどの飛距離でした。

昨日も書きましたが、サード林ショート小園がカープで最も攻撃的な打順です。

 

末包昇大。5打数4安打1打点。

前日からバットを変えてます。それで打てたわけじゃないだろうし、色が違っても同じ型のバットという可能性もある。末包はけっこうバットを変えるバッター。沖縄ではグリップにテープを巻いたりもしてました。

私が長距離タイプの右バッターを観察する時、一番見るのが左足が下りた時のグリップ位置です。最近の言葉では 捻転差 と言います。ねんてんさ。

内田湘大は捻転差がメチャクチャ大きい。だからスキ♡

末包の捻転差は元々それほど大きくない。スイング自体は昔からコンパクト。

捻転差が大きければ大きいほど良いというものではありません。しかし一つ確実に言えることは「左足を着いた時にグリップは左足から一番遠い場所にないといけない」ということ。この時のグリップ位置のことを「トップ」と言います。

末包は最近まで左足を着く前にトップが動き始めていました。だから外スラにバットが止まらないのです。

佐伯が絶賛した「ストライクからボールになるフォークを見逃して獲得した四球」もカウント3-2でしたから傍目には末包がよく我慢したように見えますが、あの時のDeNAバッテリーは5球連続でフォークを投げていました。末包の前の打者にもフォーク連投でした。私の評価は

「それぐらい今の末包でも見逃せるだろ。でもまあ今までの末包なら振ってたかもな」

というものでした。だからブログに書くほどでもないと思いました。

しかし打撃内容は良くなってきてます。まだエース級は打てないだろうけど、そろそろホームランも出ると思います。

 

中村奨成。5タコ。

ハッキリ言って開幕二軍でしょう。いい時の奨成でなくなってます。

5タコでも内容の良い5タコはありますが、5打席全部で奨成の打撃内容は悪い。もっと言うと沖縄からずっと悪い。

何が悪いかというと奨成はテメーのヒットのことしか考えていません。昨年の公式戦でもそういうところは見えてました。

要するに奨成は

チームのことを1ミリも考えてない のですよ。自分のことで精いっぱい。

さらに言うと、相手投手の事情も全く理解できてない。ストライクが入らずテンパってる投手のボール球を振っていつも相手を助けている。お前、昔キャッチャーだったんじゃないのか。

悪いが今の奨成は応援できない。二軍でやり直し。新井の弟と東出に見てもらえ。東出はドラ1の苦悩をよく知ってるいいコーチだぞ。小園も立て直したし。

 

DeNA寸評

DeNAの前評判が高いが私はそれほど強いと思っていない。

ジャクソンもケイも150km。バウアーは9億。中途半端な筒香嘉智も年俸3億。

DeNAは若いチームなので瞬発力はあると思います。問題は持久力があるかどうかです。9月に20敗した私が言うんだから間違いありません。

 

ドラ1竹田。3回2失点。

解説の佐伯も言ってましたが「竹田投手はこんなもんじゃない」でしょう。雨のオープン戦ということを差し引いてもフォークボールが多すぎました。7回表2対1、1死満塁カウント2-1の場面でこの子はフォークを投げました。矢野が見逃してストライク。カウント2-2。

満塁2-1でフォークでストライクを取る投手は野茂英雄か上原浩治くらいでしょう。竹田は独特です。ストレートが強ければこのピッチングは成立しますが、この日は矢野と末包に打たれました。

 

ドラ3武田。19歳。

一昨日は代打で昨日はリリーフ。

バッターとしてもピッチャーとしても素晴らしい素質を秘めている。認める。

だが一軍で活躍するにはまだ早い。変化球はスライダーオンリーでクイックも高校生レベル。

2年前のU18でロッテ寺地と武田陸玖はよく打ちました。二刀流もいいが中途半端になるんじゃないぞ。私は山形県人に対して特別な感情を持っている。好きだという意味ですよ。

 

ドラ2篠木。1回2失点。

宗山をクジで外したらカープは篠木を獲るんじゃないかと思ってました。※参考記事

この子四球が多いんですが、あの腕の振りでなぜコントロールを乱すのかわかりません。とても素晴らしい腕の振り。

目先のリリーフ起用なら即戦力でしょうが、私は先発で20勝投手に育ててほしい。

 

井上絢登25歳。徳島インディゴソックス。

DeNAファンがめっちゃ推してるので2試合注目しました。

実は沖縄でもカープと対戦しました。あの時は4タコでしたが、一目見て「この子は絶対打てない」と思いました。

スイングスピードは牧より速い。だけどトップからバットが下りてくるのが早すぎます。タメのないスイングでミートポイントで100%の力が伝わっていません。

二軍でやり直しでしょうね。本職サードらしいですがファーストの守備はたいへん堅実でした。徳島人も私は好きです。

 

攻撃的打順

カープが6点取って逆転勝利。

今年は打って勝つチームを作りたい。

野球の7割は投手力。それはわかっている。

それに加えて攻撃力もアップさせたいのが今年のカープ。毎日の連ティーとロングティーが花を咲かせる。

 

1番秋山、2番野間、3番上本、4番小園が昨年のカープ。

守備走塁、チームバッティング、総合力と経験。これらを加味して4番上本や4番小園だったのが過去2年の広島カープ。

目先の1勝のためには「4番上本」がベストの選択でした。あの時はそれがベストでした。

だけどいつまでもそれではいけません。黄金時代を築くためには選手を育成しないと。

 

そこで本日は今のカープで最も攻撃的な打順を組んでみます。

いきなり結論から行きます。

1番ショート矢野。2番ライトファビアン。

3番セカンド小園。4番レフト末包。

5番キャッチャー坂倉。6番ファーストモンテロ。

7番センター二俣。8番サード林。

 

基本はOPS重視。朝山東洋がジグザグ好きなのも多少考慮しました。

1番を二俣か矢野で迷いました。走塁の上手さと出塁率の高さで矢野をチョイス。

2番小園、3番ファビアンも有効ですが、坂倉を5番にする時、3番は左打者になりやすいのかなと思いました。

秋山もいいバッターですが1番で出塁率.320は少し弱い。足も使えない。

ショート小園ならセカンドに二俣を置いて、外野で田村や奨成を使えパワーは増します。

矢野に長打力はないが、矢野には選球眼と走塁力がある。矢野が8番か1番ならチームの攻撃力は高まると思います。2番矢野や7番矢野は中途半端だと思います。

ファビアンとモンテロは雰囲気のいいバッターですが、万が一スカタンだった場合は林晃汰にクリーンアップを打ってもらいましょう。

 

私は守り勝つ野球が大好きですが、今の若者たちはどうもそれがめんどくさいみたいです。

だったら打って勝とうぜ。私のポリシーより若者の働きやすさを優先しよう。

二俣、末包、中村奨成はやってもらわないと困る選手。

田村、林は今年やってくれそうな選手。

内田、佐々木、佐藤啓介、中村貴浩はやってもらいたい選手。

中村健人は応援してるけどスタメンはないかなーという選手。守備走塁にいつも一生懸命で手抜きは無い。

韮澤清水もとても成長しているが小園坂倉の控え。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感