昨日のR1グランプリと近年のお笑いを解説します

2025.3.8(土) 

広島 0-1 ヤクルト マツダ 

昨日の試合はなぜかテレビ中継がありませんでした。広島ホームテレビ限定。

だから私は試合を見てませんので何も言えません。新井が小園をファースト起用した理由も「小園に守備固めを出したいから」と言及。スポーツ報知

ナメてんのかね、オレの小園を。なんで小園に守備固めが必要なんだ? 坂倉にも抑え捕手を出せとか正気で言ってんのか?

「小園はショート固定で打撃と走塁に集中させろ」と何度も言ってるだろ。小園の守備位置をコロコロ動かすとチームは長期低迷し、小園にFA移籍されますよ。

 

23歳の友田オレ

ヤクルト奥川君も好投したみたいで嬉しい。彼の復活に期待している。

以上。野球の話はここまで。

ここから先は R1グランプリ の話をします。

昨日のR1グランプリで優勝したのは23歳の友田オレ。史上最年少優勝らしい。

 

結論を言うとめっちゃ面白かった。

史上最年少の割に 昔のお笑い のスタイルでした。

彼のネタは「辛い食べもの節」

ベテラン演歌歌手に扮して「辛い食べもの節」という昭和歌謡を歌う設定。昔流行した「ムーディ勝山」のようなシュールな笑いでした。

 

ご本人のチャンネルに同じネタがあったので貼っときます。

 

若者特有のスピード感を出さず、私たちおっさん世代が喜びそうなスローテンポのコントを見せる。

ボケる回数も非常に少ない。近頃のピン芸人は紙芝居をめくりながら小さいネタを次々と浴びせてくる芸風が多く、紙芝居に描かれたイラストに対して芸人が

「いや、そこ、〇〇と違うんかーい!」

とツッコむスタイル。陣内智則を模倣したスタイル。

 

友田オレさんはボケにあえてツッコまないスタイル。バカリズムのようにボケて終わり。ボケっぱなし。

んで友田オレさんはボケをものすごくタメる。「粘り強いボケ」とでも言おうか、「ためて撃ちっぱなす大砲ボケ」とでも言おうか。

辛い物を好きな人がいてもいい♪

辛い物をキライな人がいてもいい♪

みんな違って、みんないい~♪

 

だ~けど~、オ~レは~♪

 

辛いものが~♪

 

辛いものが~♪

 

苦手で…

 

キライだ~♪

 

じゃあなんで歌うんだよ!というネタでした。めっちゃ面白かった。

この演歌には2番もあって、歌うのに4分かかります。

4分間で大きなボケはサビの2か所しかありません。

まあ細かいところに細かいボケもちりばめられているんですけど、その一つが一番最初の「私はこの歌だけを40年間歌い続けてきた」というところ。

40年間一つの曲を歌い続けてきた男が苦労を重ねてやっと演歌大賞を受賞した。

その男が曲の最後にキライだーと歌うのがこのネタの面白さ。ためてためてぶっ放す一発の大砲ネタ。

 

面白い人で将来が楽しみな若手です。

「友田オレ」の由来は「共倒れ」なのかな。どういう意味だろ。

 

毒のない笑い

近年は何かにつけすぐに「不謹慎」と言われる時代。生きづらい世の中になったもんだ。

今、高橋慶彦のYoutubeに島田洋七さんが出演しています。洋七さんは広島県の出身で大のカープファン。慶彦とは旧知の間柄。

この洋七さんの半生もとても面白い。幼少期の物語はベストセラーにもなりました。

 

漫才の世界はいまだにボケとツッコミ。頭をたたいて「なんでやねん」の世界。

この頭をたたくツッコミもいつか見られなくなるのかな? 暴力的で不謹慎だから。

もう一つなくなりそうで心配なのが漫才の「毒」です。

 

「俺、はしゃいでるヤツのことキライやわー」みたいなネタ。

私がいつも巨人に対して吐いてる毒もそう。毒とはつまりアンチテーゼのこと。

これを大声でネタにできなくなる世の中は寂しい。

 

個人のことを誹謗中傷するのは良くありませんよ。

だけど「個人の感想」も言えない世の中はつまらない。

私たちは日常で、うるさいおばはんや腹黒いおっさんに対してニコニコしています。ディスイズ世間体。

でもみんな心の底では「あの人いつも話長いねん」とか「あの人いつも腹黒いねん」とか思っているはずなんですよ。人間だもの。

 

この先のお笑いが他人に毒を吐かない「自虐ネタ」ばかりになるとつまんないと思います。

漫才コンビのかまいたちさんがM1グランプリで優勝したミルクボーイさんのネタを大絶賛されていました。

 

山内「ミルクボーイのツッコミは完全に悪口。でも誰も不快な気持ちにならない」

濱家「そやな」

山内「まあまあ悪口言うてんのに、むしろ言われた相手が喜ぶような絶妙なラインを突いてくる」

濱家「うんうん」

山内「コンフレークの悪口を相当言うてるのに、ミルクボーイは今コーンフレーク大使をやってるからな」

濱家「確かにな」

 

お笑いの世界って奥が深いですよね。

私も大阪人ですけど、高橋慶彦がYoutubeで「大阪のお笑いは別の国みたいだ」と言ってくれたのが嬉しかった。

私はお笑いが大好きなんですよ。最近のお笑いにはちょっと付いていけないところもありましたが、昨日の友田オレさんはおっさんにもわかりやすいネタで面白かった。ちょっぴり毒もあってなお良かった。

新井貴浩のお笑いも結構好きです。「島内颯太郎から皆様にご挨拶があります!」は島内じゃなきゃダメだと私は思います。塹江や仲田じゃパンチが弱いと思います。お笑いの話ですよ。

私はブログで毒を吐く。今後ともヨロピコ。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感