キャンプ4日目。
昨日は黒田博樹が登場し、マクブルームやデビッドソンが柵越えを連発しました。
そんな日に私は森浦大輔の話をします。ひねくれてるでしょ。
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森浦のSTATS
森浦が昨日フリー打撃に登板し、安定感のあるピッチングを披露しました。
先日、WBC2023に向けた侍メンバーが発表されましたけど、ケガ人が出たりすると代表メンバーの入れ替えはまだできるそうです。
カープファンにとっては第1回WBCで栗原健太が緊急招集されたことが記憶に残っていますよね。
3ヶ月前の強化試合で日本代表に選出された西川龍馬や森浦大輔も、もしかすると3月のWBCを睨んで早めの調整をしているのかもしれないです。
特に西川龍馬はこのキャンプでとても元気です。
昨日のフリー打撃でも下半身が安定して、スイング軌道も一定です。やりたいことができてる感じがします。
今年の龍馬はボール球を見逃してストライクだけを打つんじゃないでしょうか。当たり前のようですが、ボール球を見逃す龍馬は新鮮です。
続いて森浦大輔。
森浦と言えば「対左打者被打率の高い左投手」として有名です。
データで楽しむプロ野球さんによると森浦のプロ2年間の被打率は以下の通り。
■2021年 通算.224 対右.160 対左.304
■2022年 通算.273 対右.253 対左.299
ご存じの通り、森浦の一番の決め球はシンカー気味に落ちるチェンジアップです。
かつては阿波野秀幸や山本昌広などが決め球として使っていたボール。阿波野もマサも右打者に強い左投手でした。
なお森浦の球種配分は2年連続で「ストレート50%、スライダー20%、チェンジアップ30%」です。
この数字は打者の左右関係なく、1年間50試合全部の割合です。おそらく左打者にはスライダーの投球割合が高くなり、右打者にはチェンジアップの投球割合が高くなるでしょう。
今年の森浦は左打者へのピッチングが課題です。んなこと私が言うまでもなく本人が一番よくわかってます。
森浦は入団会見で確か
「ボクは左打者への内角ストレートに自信がある」
とかなんとか言ってたんですよ。実際過去2年間見てても森浦の左打者インコースはナイスボールですよ。
私は森浦が左打者に3割も打たれてるのが信じられないんですよね。右打者に強いことは納得です。阿波野シンカーに匹敵するタマを持っていますのでね。
今年は左打者への内角もそうですが、左打者にシンカー気味のチェンジアップも投げていくんじゃないですかね。黒田が左打者の内角にフロントドアを投げてたようにね。
セリーグの平均打率
さて私は森浦が左打者に弱い理由がもう一つあると思うんですよ。
2022年のセリーグ打者の平均打率がだいたい.248くらい(投手含む)なんですけど、左右別の平均打率ってのがいくら探しても見つかりません。
2022年のセリーグ打率10傑の中に左打者が7人、右打者は3人でした。毎年これくらいの割合です。「左打者優位」は近年よく言われていますよね。
私はリーグ平均打率が.250の時、左が.260、右が.240くらいの差があるんじゃないかと思うんです。
2022年の森浦は対左被打率.300、対右被打率.250でしたけど、最初から.020ほど左打者の打率が高いと仮定すれば、森浦は決して左に弱いわけではないと思うんですよ。
よって本日の結論は
・森浦は左打者も抑えられるはずだ
・誰かリーグ全体の「左打者平均打率」「右打者平均打率」を調べてくれ
です。
あと、このブログのコメント欄が2日間故障してましたが、昨日直りましたので、またコメント是非よろしくお願いします。