2023.3.24(土)
ソフトバンク 8-2 広島 福岡D
WBC組のいないホークスに2連敗。ホークスからは近藤健介、甲斐、周東、モイネロがWBCで不在。
それを言ったらカープも栗林と森下がいないんですけどね。まあオープン戦は勝敗を競う場所ではありません。
これでカープのオープン最下位が確定。3年ぶりだそうです。はいはい。
オープン戦の順位
大昔はオープン戦で良すぎてもダメとか、悪すぎてもダメとかいろいろなジンクスがありましたが、今はすっかり無関係なんじゃないですかね。
直近20年ではOP戦最下位チームが優勝したケースが5回もあります。5/20。優勝確率25%。ソースは週刊ベースボール。
本当は12球団で5チームが優勝しているので、6球団のリーグ戦に置き換えた時の優勝確率は12.5%。そもそも6球団で争って優勝する確率は1/6。16.7%です。オープン戦の順位がペナントレースに全く影響しないことは明らかです。
なおもど素人ライトファン層の皆さんに真実をお知らせしますと、セリーグを勝率7割で駆け抜けたあの古き良き三連覇時代のカープのオープン戦成績は、どんなだったと思います?
ハッキリ言って・・・
ビックリしますよ。
カープ三連覇の2016、2017、2018年のオープン戦の成績は
なんとまさかの・・・
6位→11位→11位でした。
優勝候補に挙げられてた2015年もオープン戦12位。カープって元々オープン戦に弱いというか勝敗にこだわってないんですよ。
だから今年12位確定でも問題ありません。ペナントレースの勝負所はあくまで8~9月です。全勝なんてできるかっての。
アホの素人どもが「新井の采配が・・・」「松山の盗塁が・・・」と騒いでいますが、まず最初に言いたいことは新井はまだ何も采配を振るっていないということ。
あと松山にもたまには盗塁くらいさせてやれということ。松山の盗塁なんてオープン戦でしか試せないだろうが。
松山の盗塁死のおかげで、試合中ずっと5点リードしてるソフトバンクが
「ひょっとしてカープって5点負けてても走ってくるんじゃね?」
みたいに感じてたの、お前ら見てたか?
松山がアウトになった時、福岡のアナウンサーは「サインミスですかねw」と笑い、デイリースポーツは「松山の盗塁企画は3年ぶり」と速報をツイート。調べるの早すぎんだよ。笑
それほど松山の盗塁企図にはインパクトがあったのである。オープン戦でしかできないことです。
だからオープン戦の順位など無関係でもってのほかなのである。
私も新井も野間と坂倉の成長を日々見ることができて安心しています。
秋山の話も今度ゆっくりやりたいと思います。
遅れてきたヒーロー
カープの明るい話題は他にもあります。
ついに昨日の二軍戦で我らの中村奨成が今季初出場したのです。
6回裏の代打で登場するといきなり3塁線をライナーで鋭く破るツーベース。
7回表の守備ではオリックスのニ盗を阻止。本当は三振ゲッツーなんだけど、とにかく太田凉を1メートル手前で殺しました。
キャッチングも冴えていたし、何より攻守ともに躍動していましたね。試合中なんですが笑顔があふれるようでした。
なぜ昨年から半年間も試合出場がなかったかは明らかにされていません。
スキャンダルによる謹慎処分とも噂されましたが、練習には毎日参加していました。
やっぱり故障だったんじゃないですかね。捕手専念もきっと故障の影響。外野練習も再開すると思います。やつを一軍で使わないアホ監督は佐々岡だけです。
中村奨成の長所は打撃。ファールの質が素晴らしい。レフト線ツーベースも鋭い打球でしたが、その直前のレフトフェンス直撃ファールはもっと鋭い打球でした。
半年ぶりの実戦の最初の打席であれだけ強く振れる中村奨成はやはり魅力十分。
以前も書きましたが中村奨成のファールはレフト方向なのですよ。
「は? それがどうした?」
と思われた方はライトファン層です。右打者のファールはレフト方向でないといけないのです。
左打者の林晃汰のファールはレフト方向が多いです。だからダメなんだ、あいつは。
そりゃツーストライク追い込まれたら、奨成も誠也も反対方向にファールして逃げますよ。だけど林晃汰や村上宗隆はツーストライク前からレフト方向にファールしてます。
村上はレフトにホームランする打者なのでそれでもいいが、林晃汰は何を目指しているのかがいまいち見えない。左中間に本塁打を打つなら打てばいいが、その割には腰が引けていてレフト前ヒットしか打てない。
ツーストライク後の打撃をツーストライク前からしているのが去年・一昨年の林晃汰でした。よく一軍で10本塁打もできたものです。
その点、中村奨成のファールには強い意志が込められている。
私がセンターを守っていたら、「こいつは外野まで飛ばしてくるな」と思わせるタイミングの取り方です。
林と村上なら「左中間に寄っとこう」と感じるタイミングの取り方です。
昨日の第2打席は外角低めのスライダーに空振り三振。ワンバウンドする変化球を追いかけました。
キャッチャーがしっかり捕球したので、普通のバッターなら潔く諦めてタッチされるのですが、奨成は一塁へ全力疾走したんですよ。
そういう姿にも野球をやれる喜びを感じましたね。妄想ですよ。
私は2019年に上本崇司の打撃がイイと言いましたし、藤井皓哉をクビにするべきではないとも言いました。
そりゃ高橋大樹が長野より上とも言ったし、菊池ヤスをクローザーに抜擢しろとも言いましたよ。クロンが打つとも言いましたよ。
私は今でもどれも間違いじゃないと思ってますし、中村奨成が一軍で3割打つ力は既にあると言い切ります。キッパリです。300打数90安打ではなく540打数162安打の3割です。去年の岡林勇希が161安打です。
使えば打ちます。
使わないと打てません。
中村奨成は秋山翔吾の代わりに打順1番か3番。
秋山を外す覚悟を持たない方は、奨成をトレードしましょう。藤井皓哉のように他球団で開幕投手をされてしまいますよ。
ヤクルトの内山壮真
2023.3.25(土)
日本ハム 1-2 ヤクルト エスコンF
ヤクルトに20歳の内山壮真君というキャッチャーがいて、石川星稜高校で奥川恭伸の1個下。
星稜2年次に3年奥川を擁して全国優勝。内山君は捕手なのですが、3年生の正捕手に山瀬慎之助(現巨人)がいたため、内山君はショートで活躍しました。
プロ入りすると奥川先輩と再会。
しかしヤクルトの正捕手にはWBC世界一を牽引したムーチョこと中村悠平がどっかりと控えていました。
「なんでキャッチャーを取るんだよ・・・」
ヤクルトファンの悲鳴が聞こえてきそうな展開に、内山君はどうしたか?
1年目2年目は捕手として経験を積み、3年目の今年は外野手に挑戦中なのであります。
中村奨成(23)は昨日二軍でツーベースと盗塁阻止。
内山壮真(20)は昨日一軍でホームランと盗塁阻止とファインプレーを3~4つ見せました。
中村奨成も負けてないっつの。
センスある若者を干して腐らせるのは巨人の専売特許。
普通のチームは若者に出番を与えるのです。
あの佐々岡ですら中村奨成を外野でスタメンさせました。
新井貴浩が中村奨成を捕手漬けにして腐らせるはずないんですよね。
私はオープン戦の順位も打撃成績も全く気になりませんが、心配な方は中村奨成を待てば良いでしょう。
中村奨成が新井カープの救世主です。
私はいずれ誠也がアメリカに行くので、その時は小園と坂倉と奨成で戦えとずっと言い続けてきました。
本当は誠也がいるうちに準備しておいてほしかったんだけど、やっと今年からになりそうですね。ちょっと遅いけど許してやる。