阪神が元阪神のドリス投手(37)と支配下契約を交わしました。サンスポ
これで阪神の補強が終了。支配下登録選手数は上限の70名に達しました。
ビシエド(36)と契約したDeNAも70名に到達。楽天も70。
残り9球団はだいたい68~69名。広島カープも68名。
残り1週間の間に各球団「70名」へ向けた様々な契約を交わすでしょう。今日はカープの残り2名と、今オフの戦力外選手について考察したいと思います。
今シーズンの目標
カープは現在5位。残り55試合。
カープの今シーズンの目標は「めざせ、クライマックスシリーズ! 下剋上からの日本シリーズ制覇!」が現実的なところでしょう。めざせ日本一。
新外国人の補強にも動いていたらしいが、ここまで獲得情報は皆無。
東スポによればカープが獲得を目指していた選手は軒並みメジャー昇格して、カープは後れを取ったらしい。
ならば今から中途半端な外国人の補強もないだろうし、あるとすれば士別サムライブレイズの サビエル=バティスタ(33) くらいだろうが、バティスタは末包と役割が丸かぶりなため、今月内の獲得は非現実的だろう。
優勝を目指すならもう少し早い段階での「補強」が行われていたはずで、ここまでないということは今シーズンもないと考えてよいでしょう。
私は補強しないことが必ずしも悪だとは思いません。スカタンな選手に金を出すくらいなら、育成選手を支配下契約する方がチームは強くなると思います。
支配下選手2名
私が支配下登録を推す選手は
小林樹斗 と 前川誠太 です。
次点は 辻大雅 ですが、カープの一軍に左投手は余っています。黒原拓未もいつか帰って来ますし、私は遠い目で黒原を待ちます。
小林樹斗は一軍でもある程度投げられるでしょうし、前川誠太は内野手なためラミレスやロベルトより希少価値が高いでしょう。
前川はヒットメーカーですが、守備と盗塁はそれほど上手くなく、長打力も一軍に行けば下の下でしょう。二軍では割と大きいのを打ってますけどね。
よって7月31日までにカープが支配下登録すべき選手は小林樹斗と前川誠太。
ただし一軍ですぐに使えとは言いません。一軍選手がケガしたり疲れた時の補充要員でいいでしょう。
戦力外通告
カープの支配下枠が70名に達しました。
この先3ヶ月、カープはCSからの下剋上日本一を目指します。
CSに出ても出なくても、10月下旬には ドラフト会議 を迎えます。
カープが新人を6人指名するならば、最低6人の戦力外通告を宣告せねばなりません。ディス・イズ・プロ野球。
名前はまだ詳しく出したくありませんが、私は
堂林翔太 (33)
でさえ当落線上ではないかと考えています。なんでか言うと、
【1】モンテロ(26)が当たりだから
【2】田村(22)と前川(22)も一塁を守れるから
【3】佐々木(23)と内田(21)と林(25)もいるから
です。
上本田中アツは希少価値があります。小園が骨折した時に、一軍のスタメンで出るのが二俣、羽月、矢野だった場合、ベンチの控え野手としてワンチャン、田中と上本が必要な可能性があるためです。
しかし一塁と外野の堂林はけっこうヤバい。ファビアンとモンテロが骨折しても、外野の控えは大勢います。中村貴浩(25)も外野をハイレベルで守れます。前川誠太はフレッシュオールスターに「1番一塁」でスタメンし、5打数3安打しています。
新井が来季も指揮を執るかどうかは 未定 ですが、どの道2年連続の愚かな失態は大きく責任を問われるでしょう。
新井が続投しても交代しても、カープは秋にバッサリと血を入れ替えないといけない。前田健太(37)の枠も空けないといけない。
床田寛樹(31)も今季 国内FA権 を獲得する可能性があります。この話はまた今度やりましょう。
外国人野手はファビアンとモンテロ。第3の野手候補はラミレス、ロベルト。練習生のメヒアも面白い。
外国人投手はハーンとドミンゲスの2名。ここの人数を増やす可能性は 非常に高い と思います。3人体制を敷くと思います。
ドラフト6名+外国人選手1名増+前田健太1名+育成選手1~2名を支配下登録するなら、カープはこの秋、12~13名 に戦力外通告をしなくてはなりません。
「なんでやねん、9~10名でええやん!」
ブブー。それなら来季開幕戦の段階でカープの支配下枠が70人ぴったりになります。これではシーズンを戦えません。
通常、開幕時点での支配下枠は67~68名。んで主力が長期離脱した時などに、この枠を使って緊急補強や緊急トレードを行います。
戦力外10名って近年のカープにはなかなかないことでした。
去年少なすぎたことも枠がカツカツな理由。去年の今頃、私は高橋昂也がクビになると毎日ビクビクしていました。※参考記事
まとめ
まとめると
【1】今月中に新外国人が来ることはないだろう
【2】育成選手2名を支配下登録するだろう。樹斗、前川、辻大雅から2名
【3】このオフ、カープは12人以上を「クビまたは引退」にするだろう
という感じです。
【3】の12~13名はまた今度やりましょう。
ケムナ、赤塚、松山、堂林、山足、ケンティーはたいへん厳しい立場だと思います。
みんなまだまだ十分やれると思いますが、各々のポジションに今年いい若手が出てきています。
もしも今日、前川誠太を支配下登録すれば、野手1人は秋にグッバイです。
プロ野球はかくも厳しい世界なのです。リスペクトしましょう。