広島カープ代走の歴史

侍ジャパンで大活躍の周東佑京(しゅうとううきょう)、23歳、外野手。

ご存じソフトバンクの元育成選手。今季成績は打率.196、20安打。しかし25盗塁39得点をマークしています。


周東の足

確かに速い、代走周東。侍ジャパンの切り札的存在。

プレミア12でここまで5試合に出場して4盗塁3得点。さすがの大活躍。

ベネズエラ戦の2盗→3盗はシビれました。あれがチームを救いました。

最新版のパワプロでも野間峻祥の91、西川遥輝の93を抑えて12球団ナンバーワンの走力94。

フライボールだなんだと言っても、やはりカープファンには代走〇〇への思いは尽きないのであります。

歴代の代走男たち

周東の盗塁はマジ速いです。対戦相手がマイナーリーガーとは言え、ほとんど全てがぶっちぎりの悠々セーフ。

鈴木尚広より速いかもしれない。福地寿樹とどっこいかなあ。

私の中で代走で速かった選手ランキングは

1位 緒方孝市

2位 福地寿樹

3位 鈴木尚広

今井譲二や藤瀬史朗はよく覚えてません。

レギュラー選手も含めるとG松本>C緒方>W屋鋪>L松井>T赤星がベスト5かな。完全に主観です。慶彦も速いんだけど味方は速く感じないです。巨人の松本は速かったなあ・・・

そしてここからは代走限定のお話

カープの代走ナンバーワンはやっぱ福地寿樹でしょう。ふくちかずき。としきではない。

警戒される中での盗塁技術とヘッドスライディングに何度も感動させられました。

緒方孝市も代走メインで盗塁王(47個)を獲得しましたが、緒方の場合はレギュラー選手としての印象が強い。よって「カープ代走王」のタイトルは福地寿樹に与えたい。

赤松真人の時代

2005年オフに福地が西武へ移籍。

2006年、ブラウン新監督はあまり代走を使いませんでした。松本高明(たかあきブログの人)や中東直己(いちご大福の人)をちょこっと使った程度。今井や福地のように勝負を賭ける盗塁は少なかった。

2008年、満を持して赤松真人が入団。しかし新井貴浩の補償で入ったウエスタンリーグ盗塁王は代走よりも先発出場することが多かった。天谷宗一郎と赤松真人のコンビ。

2009年、マツダスタジアムが開場。ブラウン政権5年目。この頃の代走要員は木村昇吾でした。

2010年、野村謙二郎監督1年目。梵が盗塁王(43個)。赤松がスパイダーマンキャッチからのGG賞。しかし代走王は現れず。

2011年、丸佳浩が台頭。野村監督は「赤松を代走の切り札として使いたい」と言い始める。

2013年、丸が盗塁王(29個)、菊池涼介が補殺王(528個)。

2014年、丸が完全にセンター定着して赤松が代走王として君臨。

2016年、赤松の胃がんが発覚。以後は野間や上本が代走で起用される。

2020年に赤松の後継者が現れる

2019年シーズンをもって赤松真人は現役引退。

そして時を同じくして大盛穂が支配下登録。

待ってたよ、おおもりみのる。入団時にはその名前からどんなデブで長距離砲なのかと思いましたが実物は俊足巧打の左打ち外野手。

この子、センター限定ですが守備がイイんです。

派手なダイビングキャッチも得意なんですが、師匠の赤松真人よろしくファインプレイをファインプレイに見せない速さがあります。

大盛は赤松が最も得意だった「落下地点へまっすぐ走る能力」が高そうです。←たくさんは見てません

そして正面を向いて構える捕球姿勢が赤松真人にそっくり。

たとえばコチラ。浅いセンターフライを前進しながらキャッチするシーン。

背格好が似ているせいもありますね。笑

大盛の守備はけっこう堅実っぽいです。

ファーム盗塁数は成功16、失敗9。こちらは微妙な成績。まだ発展途上か。

羽月隆太郎も中神拓都も俊足の19歳です。

一軍で盗塁を決めるのは簡単じゃないですけど、ポスト赤松、ポスト野間はカープに必需品です。

大盛よスタメンだけがプロじゃない。ベンチの中にも居場所と仕事はあるのだ。


おしまい
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ありがとうございました。

-赤辞苑