常廣羽也斗はどうも○○っぽいんだよなあ・・・

巨人が中央大学・西館勇陽投手を1位指名すると公表しました。

私、この西館君が最も即戦力とみています。先発なら7勝くらい。リリーフなら「8回の男」が十分務まると思います。

先発7勝をバカにしちゃいけませんよ。今年の九里が8勝、大瀬良が6勝です。

令和の先発投手って「7勝したら御の字」の時代に入ったんじゃないでしょうか。昔の10勝が今の7勝。

今日はちょっと常廣投手の悪口を書きます。

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

 

即戦力の度合い

素人の皆さんはすぐに「即戦力投手」とおっしゃいますが、いったいどこからが即戦力投手なのでしょうか?

先発で10勝?

リリーフで30セーブですか?

昔はよくいましたね。そんなルーキーが。

 

では21世紀にそんな投手が何人いたか数えてみましょう。

12球団数えるのはめんどくさいので、カープだけでやってみます。

行きますよ。2001年から2023年までの23年間には23人のドラ1ルーキーがいます。

そして即戦力ルーキーを毎年2人指名したとして、カープは46人の即戦力ルーキーを獲得したことになります。

実際は46人より多いと思いますが、めんどくさいので分母は46人で計算します。

 

では行きますよ。

プロ1年目に10勝or30セーブしたカープの新人を以下に列記します。

2002年 永川勝浩

2005年 梵英心

2011年 野村祐輔

2013年 大瀬良大地

2019年 森下暢仁

2020年 栗林良吏

永川と梵は10勝30セーブではありませんが、それに準ずる成績なのでリストに加えました。

 

どうです?

46人中6人です。

多いですか?

少ないですか?

 

6÷46=13.0%です。

私は非常に多いと感じています。さすがカープのスカウトだと感心します。

 

プロ1年目からローテの谷間を埋めて頑張った岡田明丈や、代走要員として1年間ずっとベンチ入りした野間峻祥なんかも立派な即戦力ルーキーです。

彼らまでを即戦力ルーキーに加えるなら、その合計人数は28人に膨らみます。

23年間で28人の即戦力ルーキーをカープは獲得しました。

その内訳は上記6人+以下の22人です。

尾形、梅津、宮崎、青木、上野、中東、篠田、小窪、小松、福井、菊池、上本、九里、広輔、野間、薮田、岡田、龍馬、島内、石原貴規、森浦、大道

15試合に先発して4勝3敗の岡田明丈は立派な即戦力ルーキー。ドラフト1位の名に恥じない活躍です。

27試合に先発して8勝10敗。規定投球回に到達して防御率4.12の福井優也なんて新人王組のほうに入れようか迷ったほどの即戦力っぷり。

5試合に先発して1勝の矢崎拓也は落選。仲尾次オスカルもペケ。

2007年の上野弘文と中東直巳は入選。二人とも30試合程度の出場ですが、おそらくベンチ入りした試合数は100試合近いはずなのでそこを評価しました。

 

だから「一軍控え選手」までを即戦力ルーキーと呼ぶなら上野、中東も立派な即戦力。

新人が一軍で10試合以上先発登板すればその投手の年俸は大幅アップするでしょう。そのクラスの即戦力ルーキーなら23年間で28人いました。新人王レベルは23年間で6人。

 

ドラフト1位に限って言うと、カープは23年間で14人の大学・社会人選手を1位指名しています。分離ドラフト時代の梵英心なども含めて。

14人中6人が新人王レベルなのでカープのスカウトは非常に優秀だと思います。

 

新人王の度合い

素人の皆さんが考える「即戦力ルーキーの度合い」っておそらく新人王レベルだと思います。 

近年で言えば翁田大勢、栗林良吏、森下暢仁。

1年目で10勝or30セーブ。

だけど最近、この新人王レベルの即戦力ルーキーが減ってきていると私は感じているのですよ。

 

今年の新人王候補筆頭は大卒3年目の村上頌樹。次点は巨人の秋広。高卒3年目。

プロ1年目で頑張ったのは巨人門脇、中日松山、ヤクルト吉村など。

ヤクルト吉村は社会人卒24歳。昨年のドラフトで即戦力ナンバーワン投手と言われていました。11試合に先発して4勝2敗でした。

 

なるほど。去年ははじめから「即戦力投手が不作の年」と言われていましたね。

今年は豊作。確かに多い。

 

だがどうだろうね?

私は10勝or30セーブ級の活躍をする新人は3人程度だとみています。

その3人が常廣、西館、上田大河の3人です。

 

その他の投手も15試合に先発して5勝4敗くらいの活躍はできると思います。立派な即戦力です。

めんどくさいので数えませんけど、近年プロ1年目のルーキーが新人王を獲る回数が減っています。

セリーグの村上は3年目だし、パリーグの山口舜平大も高卒3年目。

大卒の投手が1年目にちょぼちょぼ活躍して、2年目に10勝したらこれはもちろん立派ですよ。

私は常廣君はこっちのタイプだと思ってます。

 

期待しない方がよい

まだカープが常廣を獲得できると決まったわけではありません。競合が濃厚。

だから私はドラフト前日に敢えて言います。

 

常廣投手はハズレっぽいです。

 

くじ引きを外すという意味ではなくて、常廣投手の能力が3球団競合ってほどではないという意味です。

ハイハイ。ごめんなさいね。いつも失礼なことを言ってね。

 

私はやっぱり上田西高校の横山聖哉を1位指名してほしい。

実は今年のニュースでカープのスカウトから横山の話は一切出ていません。リストアップされてない可能性もある。

横山は3割30本打てるショートになります。

5年後に小園がカープに残ってくれたら横山をライトにコンバートすればよい。サードはうっちー。ファースト林。

 

ショート横山は左の坂本勇人になれると言いましたが、ライトにコンバートすれば鈴木誠也か福留孝介になれます。

カープファンには怒られるかもしれませんが、私は

常廣をクジで外してくんないかなあ

と思っています。

 

155kmの即戦力投手。

158kmの即戦力投手。

もうわかったって。そんなの珍しくもなんともないって。

みんな数字やリーグ戦の成績しか見ないんだな。

細野や竹内のプロ1年目はせいぜい4~5勝だと思います。将来性は高いですよ。

 

カープの苑田さんが「常廣が今年のナンバーワン。伸びしろもある」と言ったのでそれは本当なのでしょう。

去年うっちーを獲ったので主砲の指名が下位になるのも仕方ありません。

有名な横山聖哉の他に3~4位で獲れる隠し球がいるのかもしれません。

 

確かに常廣は今年の先発投手の中ではナンバーワンだと思います。

だけどまとまっててロマンを感じないんですよね。

大瀬良と森下にはロマンを感じましたよ。ロマンとはスケール感と伸びしろのこと。大卒だから感じないわけではありません。

 

まあ私はトヨタの栗林はハズレっぽいとブログに書いた男ですからね。

都市対抗で2試合見て「栗林は先発よりリリーフ向きだ」と言ってます。

 

常廣への期待値も栗林程度の期待値です。

だから何の不満もないのですが「カープの補強ポイントはそこじゃないだろ」と思うのです。佐々岡がボコスカかき集めた今25歳の即戦力投手達をどうするんだよって話です。

まあ2位以下でカープのお手並を拝見するとしよう。

横山は堂林レベルの期待値です。