野球系Youtube「クーニンTV」に小園海斗が出演しています。道具編、守備編、打撃編など豪華5本立て。
その「打撃編」の中で小園は
「自分の形は出来上がっている」
「打率が残るようになってきた」
「低い打球を打ちたい」
などと語っています。
今日は小園の打撃の解説と「小園が打つべきヒットは何塁打であるか」を検討したいと思います。
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小園の打撃を解説します
5本の動画の中で小園は何度も
「こうやったからプロで打てるようになった」
みたいな発言を繰り返しています。
プロ5年間で通算383安打した小園。
プロ5年間で規定打席に2度到達した小園。
侍JAPANでMVPの活躍をした小園。
当ブログでも「クライマックスシリーズの四番は小園で行け!」と何度も書きました。※参考記事
そして「何番に置いてもどうせ小園は敬遠される」とも書きました。※参考記事
小園の成長ポイントはボール球を見逃せるようになったことが一番。
昨年8月頃から「小園はボール球を振らなくなったな」と感じるようになりました。※参考記事
実際、動画の中の小園も「軸足のタメを一番意識している」と語っていますし、スイング軌道に関する話や参考にしている現役バッターの名前も私が「うむ。やはりそうだろう」とピッタリ同じ考えでした。
私が感じた「小園の目指す打撃スタイル」と小園が実際に目指している打撃スタイルはほとんど同じでした。
ただし一つだけ違うところがありました。
違うところというか、正確にはまだよくわからないところ。
それは小園が「ホームランは狙ってない。低い打球を打ちたい」と言っているところです。
三塁打王・小園
元々プロに入ってきた頃の小園はアベレージヒッターのイメージでした。
1番ショート小園海斗。俊足強肩。
しかしプロ1年目にいきなり4本塁打を打ち、フレッシュオールスターでもホームランを打ってMVP。
当時のブログも「小園は30発打てる」とか「いや、もっと打てる」などと大いに盛り上がりました。
3年目と4年目に規定打席到達。5年目に打撃開眼。
新井はイジりませんが小園こそ完全に打撃を掴みました。後ほど下の動画でご確認ください。
開眼した6年目の小園は何を目指すのか? クーニンTVでは「低い打球を打ちたい。アウトになりたくない」とアベレージヒッター的な発言をしています。
カープはホームランの少ないチームですが、それを理由に小園にホームランを狙わせることには反対です。選手のプレースタイルをチーム事情で変えるべきではありません。小園はまだ若いんだし。
そして小園はかなりの三塁打王です。
イチローのMLB通算3089安打に対し三塁打は96本。三塁打率は約3%。
小園は383安打で三塁打19本。三塁打率は5%です。
昨季のセリーグでは近本と岡林が三塁打を10本以上打っていますが、小園だって二人の半分くらいの打席数で7本打っています。
低く鋭いライナーで右中間まっぷたつ、三塁を目指してゴーゴーゴー!が一番小園っぽいヒット。
だから二塁打や三塁打を打って年間200安打する小園もめちゃくちゃ小園っぽい。小園本人もそこを目指してるっぽい。
イチローもフリー打撃では本塁打を量産するそうですが、試合ではそれをしませんでした。
小園がイチロースタイルの安打製造機や、高橋慶彦のような「3年連続三塁打王スタイル」を目指しても私は全く反対じゃありません。むしろ嬉しいです。喜びます。
本塁打王・小園
だけど時々「悪い私」がこう囁くのです。
「打球角度を上げたら小園は30~40発打てるのに・・・」
23歳の小園は自分のスタイルを完全に掴んだようですが、52歳の私はまだ「小園が30発以上打てる!」というスケベ心を完全に封じ込むことができていないんですよ。方向性がブレブレ。
面倒くさいので調べませんが、小園ってセリーグで打球速度がかなり上位なはずです。
そりゃ大谷翔平が190km、村上宗隆が180km出す中で、小園も180km出せるとは言いませんが170kmくらいはいつも出てるんじゃないかと思うんですよ。
今季の小園が打順何番を打つのかわかりませんし、そもそも打順によって打撃スタイルを変える必要もないのですが、10本塁打程度では少し寂しいなと思うんですよ。
野村謙二郎でも30発打ちましたし、前田智徳も30発。丸と小園は打撃が違う。
小園も30発以上いけるんじゃないかなあ。それが今シーズンだとは言いませんけど。
ヒットの延長がホームランになることもありますし、ツボに来た時だけ打球にスピンをかけることも今の小園ならできるかもしれない。
今シーズンの小園にはまず三塁打王を獲ってほしいですが、本塁打も20発以上打ってくれないかなあ・・・
本塁打王は末包に頑張ってもらうとして、小園はまず三塁打王、二塁打王、最多安打王が先決ですね。首位打者もありますね。