守備のスローイングについて

2025.5.23(金) 

広島 1-2 DeNA マツダ 

JSPORTSのカメラマンがやたらショートに就いた小園海斗をアップで映してました。

敗戦後にはマスコミも新井監督に「ショート小園」の可能性を直撃。新井は「もちろんもちろん」と答えました。

ハッキリ言って

もう遅い です。

今さら何言ってるんだという気持ちです。

 

お前らはショート矢野で戦いな。笑

新井は「今、小園にショートのノックを受けさせてる」と語りました。※日刊スポーツ

遅すぎるっての。新井がいい気になって小園にファーストやセカンドまで練習させて、今さらショートをお願いしますと言われても私と小園は今さらイヤです。イヤイヤイヤ。ストライキです。

お前らど素人はショート矢野で戦いな。守備範囲の広さでも競いなよ。俺と小園はよそのチームで勝利のために戦うだけだ。

 

新井は昔、サードだった坂倉をキャッチャーに戻してくれました。あの時は胸がアツかった。

それなのに去年はけっこうな割合でファーストを守らせましたね。

スケベなんですよ、新井の野球は攻撃も守りも両方欲しい。

ダメですよ、スケベな男は。好きな女は一人だけでよい。

新井は矢野で戦いな。素人のお前らも守備範囲を競いなよ。

 

マルチポジションがなぜダメか?

坂倉と小園をサードにコンバートしてはいけない理由はたくさんあります。今日も 順位 を付けてみよう。

1位 打てるショートと打てるキャッチャーがいなくなる

2位 小園と坂倉のバッティングに影響が出る

3位 小園と坂倉の守備の上達が遅れる

ってところでしょうか。

1位の意味は「3番ショート」や「5番キャッチャー」を自ら放棄する作戦はアホすぎるってこと。昔、阿部慎之助や城島健司を「5番ファースト」でスタメンしてくれた時は「助かった」と思ったものです。

2位と3位は似ています。本来のポジションでない場所をゼロからスタートするんですから余計な負担が増え、打撃練習の時間が減ります。そして本来のポジションであるキャッチャーとショートの上達も遅れます。

坂倉のスローイングがいつまでも上達しない理由は、サードを1年間守らせた影響 が大きいと私は見ています。犯人は佐々岡と東出です。※参考記事

 

中村奨成が2年前、外野からバックホームできなくて困ってました。

キャッチャーの投げ方と外野の投げ方が全く異なるからです。

同じようにセカンドとサードとショートの投げ方も

全く異なる のです。

昨日、小園がセカンドで「気になるスローイング」をしていたので、今日はそれを解説します。

 

セカンドのスローイング

4回表0対0。無死1塁、打者佐野、投手森下。

森下のカットボールに詰まった佐野のゴロは12塁間に飛びます。

昔の小園なら打球に一直線に向かいますが、7年目の小園は立派にセカンドの動きでした。安全に回り込んで確実に捕球。

んで小園は

二塁手のスローイング をしました。

・・・

 

どこに問題があるか、わかりますか?

 

複数ポジションを守る時、一番難しいのは私は スローイング だと思っています。

私は「外野手のスローイング」と「セカンドのスローイング」を持っています。「サードのスローイング」と「ショートのスローイング」は持っていません。

野球のスローイングにはこの4つと「キャッチャーのスローイング」を足した 5種類のスローイング があります。

ファーストのスローイングもあるかもしれないけど、まあほとんど「セカンドのスローイングと同じ」と思ってよい。

「レフトのスローイング」と「センターのスローイング」にも細かな違いがありますが、まあほとんど同じでいいだろう。

 

だけど「セカンドのスローイング」と「ショートのスローイング」は「外野とショート」ほどの違いがあります。

サードとショートのスローイングも「外野とショート」ほど違います。天地の差です。

 

ピッチャーに例えるとショートのスローイングは「オーバースロー」です。上手投げ。スリークォーターでもOK。

サードは「オーバースローとサイドスローの併用」です。強い打球の時は捕球体制が打球に差されているため、ノーステップのオーバースローで強いタマを一塁へ投げる。弱い打球の時は前のめりで捕球してサイドスローで早くボールを手放す感じ。

セカンドは「ほぼサイドスローオンリー」です。6-4-3のゲッツーや二遊間のゴロに飛び付いた時だけオーバースローで投げますが、セカンドのスローイングは90%以上サイドスローです。

 

ここまで書いてお分かりいただけたと思いますが、ショートの選手にはサイドスローが必要ありません

ショートの選手はサイドスローを練習する必要がありません。

しかし小園はサードとセカンドを守るためにサイドスローの練習をしました。サードとセカンドの選手が一塁へオーバースローで強いタマを投げると味方のファーストが捕れないからです。

だから小園はサイドスローを練習しました。昔の小園はヘタクソでしたが、昨日の小園はすっかりセカンドのスローイングができていました。

 

私は

「小園があのスローイングをできるようになるまで何時間くらい練習したのかな?」

と妄想しました。

2時間や3時間どころではないと思います。たぶん…

48~60時間 じゃないですかね。知らんけど。

 

2月1日のキャンプから5月23日までのおよそ3ヶ月間で、小園はセカンドのノックを48時間受けている。サードはたぶんもっと長時間受けてる。

んでショートのノックはほとんど受けていないはずです。だって私1秒も見てないもん。小園がショートのノックを受けてるところ。

私はショート小園に飢えている。だからキャンプで小園がショートを守るシーンがあれば、それを見逃すはずがないのである。

 

私は2025年2月1日のキャンプから2種間前のDeNA戦までの3ヶ月間、ショート小園を一度も見ませんでした。オープン戦ではゼロでした。

5月11日のDeNA戦で小園は1年ぶりにショートの守りに就きました。私はストライキを解除すると宣言しました。※参考記事

この試合で小園はショートフライを1個捕りました。

なんてことないショートフライでしたが、小園が自信たっぷりに見えました。

 

今さら小園

今さら小園にショートを守れと言われても私と小園は イヤ ですよ。

ショート矢野で貯めた借金を、なんで俺と小園が返済しないといけないんだ?

新井と素人のネット野郎がショート矢野を推奨してたんじゃないか。守り勝つとかなんとか言って。

 

去年から「ショート小園で戦え」と言い続けてきたカープファンは私と きたへふさん だけです。

 

私は去年から言い続けてきました。ゴールデングラブ賞なんかチームの勝利とは何の関係もありません。

小園はショートで打率.350。最多安打。

矢野は複数ポジションで出塁率を上げろ。

主砲の守備位置をコロコロ変えながら優勝したチームはほとんどありません。ロッテ西岡剛とカブスのゾブリストくらいか。

とにかく小園はおとなしくてマジメなヤツなのである。スケベなユーティリティーには不向きな男です。実直なんです。

 

もしも新井が今さら小園にショートを守らせるなら…

 

一生守らせろ っての。

新井は優柔不断でスケベです。平たく言えば浮気性のあんぽんたんです。

 

本日のゲームプラン

坂倉も男気溢れる熱血漢です。一本気で義理堅い男。

サードをやらせた影響で一昨年はスローイングに苦しみました。

今年もちょっぴり苦しんでますが、今年の場合は中指骨折と練習不足によるものでしょう。試合に出てれば戻ってきますよ。

 

床田vs大貫。

坂倉がキャッチャーで出ずっぱりなんですよね。

私は喜んでいますが、さすがに少し心配になってきました。昨日のDeNA戦は坂倉が休むかもと思いましたが普通にフル出場。

 

今日は床田で明日は玉村。ここで坂倉を休ませるとは考えにくい。坂倉は今日も明日もスタメンマスクか。

ショート小園も実現しそう。矢野は昨日バットとボールが30cm離れてました。6球で2タコでした。

 

私は「ショート矢野」と「セカンドキク」に怒っているが、「センター秋山」には怒ってません。なぜか?

秋山が キレキレ だからです。打撃だけでなく走塁も守備も素晴らしい。

だが今日は「1番センター中村奨成」でいいだろう。秋山は休み休み使えばキレを維持できます。

キクと矢野もセカンドで併用。コイツらは2人で小園1人分です。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感