元祖二刀流・宮本武蔵は伝説の剣豪ですが、彼は後継者を残しませんでした。
誰も彼の二刀流をマネできなかったのです。
一方、大谷翔平はMLBのルールを変えました。
MLBの大谷ルール
MLBでは2020年から一軍登録人数を25人から26人へと1人増やすことが決定しています。
んで、今検討中なのは「投手枠の上限を13人にするかどうか」という点。
今は何人でも投手を登録できるのですが、来季は「上限13人まで」に変わる可能性がある。だからここで大谷ルールが活きるのです。
「二刀流選手」は投手の数に含まれない。だから二刀流選手を1人登録すれば実質一軍投手を14人まで登録できることになります。
大谷個人の未来は?
すごいな、日本人がMLBの歴史にまた名を刻みましたね。
その大谷翔平本人は2018年10月にトミージョン手術。これにより2019年は打者に専念することに。
2019年3月。開幕して2ヶ月はリハビリ。
2019年5月にMLB復帰。いきなり3番DH。6月にはサイクルヒットを達成。
その後は好不調を繰り返し、9月には左膝を手術。2019年の大谷のシーズンはここで終了。打率.286、本塁打18本、12盗塁。
2019年の打撃成績は二刀流で過ごした2018年とあまり変わらない。
打者に専念しても、二刀流の時とあんまり成績はアップしませんでした。
いや、大谷は2018年も投手としてわずか50イニングしか投げていません。これじゃほぼ「打者」ですね。
二刀流の限界?
大谷は2017年10月にも内視鏡手術を行っており、3年連続手術をしています。
おっちゃんは非常に心配です。大谷の将来が。
MLBにできた新たな二刀流ルールは「エースで四番の中軸選手」を生むためではなく、「延長戦に便利な控え投手&守備固め」を生むためのものです。
大谷がここを目指すはずありません。大谷は四番でエースを目指すはず。
しかし大谷ももう25歳。夢見る少女じゃいられない。
大谷が個人成績に興味がないことは私もよく知っていますが、それでも今年の大谷の個人成績には物足りなさを感じます。
2019シーズンは打者に専念してどれだけの成績を残せるか非常に期待していました。
成績もそうですが、打撃の力強さもメジャーのクリーンアップには程遠いレベルです。
まあ松井秀喜もそうでしたけどね。パワーやスイングスピードはやっぱかなわないのか・・・
トミージョンや足のケガは言い訳にならないです。
二刀流を続ける限り、ケガのリスクは他の選手より何倍も大きいのです。
大谷は今後もずーーーっとケガと付き合っていかないといけません。
ついでに言えば、大ケガを避けるために大谷は投手でも野手でもアグレッシブな全力プレーはこの先ずっと困難です。
大谷翔平の二刀流は一体どこへ向かうべきなのでしょうか・・・