2025.9.17(水)
広島 1-6 阪神 マツダ
讃岐うどんはお好きですか?
私はそこまで好きじゃありません。大阪の柔らかいうどんのほうがが好きです。
お好み焼きは広島も大阪も両方好きですが、ラーメンとうどんは麺柔らかめが好きです。
丸亀製麺がつけ麺を出す
チェーン店の丸亀製麺ってありますよね。いつも行列ができていますよね。
息子は丸亀製麺のファンで、「昼飯どっか行くか?」と聞くといつも真っ先に「丸亀製麺!」と言います。
私も丸亀製麺は美味しいと思います。今は高いけど5年ほど前までは安かった。
丸亀製麺は讃岐うどんで麺硬め。
だけど高松市内の讃岐うどんよりは柔らか目。全国で売るために巧みなバランスを保っている。
値段もジワジワ高くなり、外国人観光客も大勢並んでいるので私は一人ではほとんど行かない。
吉野家へは一人で行くけど丸亀製麺には一人ではいかない。なぜかと言うと旨い安いの問題より落ち着く落ち着かないの理由からです。
丸亀製麺は中学生や若者には楽しい場所だろう。だが50過ぎたおっさんにはちと忙しい。自分の後ろに誰かが立たれると、私は落ち着かねえんだよ。※参考記事
丸亀製麺はうどん弁当やサラダうどんなど奇想天外なメニューを発売してきました。
今度は大盛無料のつけ麺うどんを出すらしい。950円。
新しいねえ。おっさんは頭が固まってるので、丸亀ではいつも「焼きたて肉うどん」です。旨い。
坂本のリード
3回裏0対1、1死無走者、打者床田、投手村上。
立ち上がりは抜群だった村上頌樹のタマがこのイニングから上ずり始めめました。まあ下位打線だから手を抜いてるだけかもしれないが。
そもそも阪神は既に1位が確定。残り11連敗しても1位確定なのです。この日は4番の佐藤輝明もベンチ外でした。
阪神の開幕投手の村上が雨の降ってる敵の球場で本気全力100%を披露する必要は1ミリもありません。
確かに個人記録も大事だが、自分のコンディションを日本シリーズまで維持することの方が大切だ。
村上は先頭の佐々木泰を2球で打ち取り、床田にもストレートを続ける。村上・坂本の狙いは明らかに「はよ打ってください」だ。
阪神は3回表に1点先制している。3番森下のタイムリー。
セオリーなら村上は3回裏をゼロに抑えたい場面。しかし村上は先頭打者の佐々木泰に甘いストライクを2球続けた。明らかに故意です。「はよ打ってやw」と顔に書いてました。
8番の佐々木泰にこんなタマを投げるんですから、9番床田にはもっと甘いタマを投げます。カウントは2-2。
5球目はインハイへのストレート。とうとう阪神も床田へインコースを投げ始めたか。カウント3-2。
床田への四球は絶対ダメだから、村上はツーシームを外角に投げた。思い切り踏み込んだ床田は右中間へツーベース。
この日の坂本は内角外角より「緩急」を上手に使えていました。カープ打線は直球の見逃し三振が多かった。
誰の時か忘れましたが、坂本がツーストライク後に右打者の内角へ直球を要求しました。私は
「ナイスリードだ。ここへズバっと投げ込めば、右打者は手が出ないだろう」
と思いました。
ここで村上頌樹は坂本のサインに首を振ることなく、1塁ベースへぬるい牽制をしました。1塁セーフ。
すると坂本、次は外角低めに構えました。内角ストレートをやめて、外角低めにチェンジアップを投げたのです。
これを見てて私は「坂本らしいな」と思いましたし、「村上らしいな」とも思いました。
呼吸が合ってるというかコミュニケーションが通じ合ってるというか、坂本は村上が首を振ったわけでもないのにサインを変えたのです。
坂倉のリード
カープが1点取られたのは3回表でした。
2死2塁で3番森下。この日は4番大山で佐藤輝明はベンチ外。
坂倉・床田はストレート2球で森下を追い込む。カウント0-2。
この日の床田は打者1巡目に1球もツーシームを投げませんでした。
このリードはままある展開で特に珍しくなかった。現に阪神は床田の直球に刺されていて、ツーシームを待ってる感じに見えた。
3回表の森下は直球2球で追い込まれました。1球目は内角。2球目は外角。
森下は1回表に内角直球を二塁打している。だから坂倉は裏をかいて内角の直球系カットボールから入った。狙いはファールでワンストライク取ることでした。森下見逃してストライクワン。
2球目は外角低めストレート。2死2塁で内角直球を振らないということは、森下の狙いはおそらく外のツーシーム。坂倉は1球目の反応でそれを察したので、外角低めにストレートを要求。やや高くなって外角高めのストライク。
この時の森下の反応が「とてもツーシーム」でした。めっちゃわかりやすかった。
私は「3球目も同じ外ストレートが面白いな」と思いました。
思いましたが、これは打たれた時に物凄く「大人に叩かれる配球」です。得点圏で森下翔太に3球勝負。もし打たれたら必ず叩かれる。
だからかどうか知りませんが、坂倉は無難に外角へのチェンジアップを要求。コースも高さもボールゾーン。無難な配球。
森下はその変化球に飛び付いた。センター前へのポテンヒット。
解説の前田智徳も「これはボール球だから打たれても仕方ない」と言いました。打たれても叩かれない配球でした。
だがカープは1点失い、阪神は1点取った。
この後も阪神はクサい打球を次々と飛ばし、カープのエラーやミスに付け込んで6得点。
カープの秋山は芸術点の高いクリーンヒットを打ちましたが、2死無走者からでした。
何が言いたいかというと、カープの野球はキレイなんですよ。誰からも叩かれないというか、外から見ててキレイな野球。
阪神はカウント0-2からボール球を振る。汚いゴロで点を取る。
秋山翔吾は2死無走者で美しいヒットを打つ。これをあと3本打たないと得点は入りません。
前田も言いました。「美しいヒットですけど、これが長打だったらねえ…」
新井の采配
森下に先制タイムリーを打たれた後も坂倉と床田はツーシームをしばらく投げませんでした。
1巡目は隠すつもりだったんでしょうが、2巡目にもまだ阪神打線がツーシーム狙いだったので、この日はカーブを多投しました。
6回の3巡目からツーシームを投げ始めましたが、そこをポコポコ当てられて3失点。床田KO。やっぱ優勝するチームは4番がいなくても強いわ。
新井が秋山とキクをスタメンさせている理由は 好調 だからです。
この「好調」ってのがくせ者で、いつも言ってる打率が高いって意味だからです。
阪神の森下は打率.273です。試合前は.268でした。
佐々木泰の打率も.268。
さすがに新井も佐々木泰を3番で使うほどアホじゃありませんが、秋山とキクはスタメンで使います。スタメン理由はヒットを打てるから。打率が高いからです。
守備の上手さもスタメン理由なんですが、末包と羽月だって別にヘタクソじゃありません。平均以上。
打順の固定は難しいし、秋山とキクも調子のいい時はスタメンさせてあげたい。それが新井の親心。
悪くはないがチームは弱い。残り10試合を全部勝っても、カープの最高成績は借金2です。
本日のゲームプラン
高太一 vs 大竹。
大竹は今季14試合しか先発してません。8勝は3敗。
カープ戦には6試合投げて5勝1敗。登板の半分がカープ戦です。藤川から信頼されていないみたいです。
阪神の先発ローテは才木・村上の両エースの次が意外に日替わり。デュプランティエは良かったが故障で離脱。大竹も抹消がち。先発数がチーム3位なのは実は新人の伊原です。
今日は大竹ですが、大竹はこれが今季ラスト先発かもしれない。村上と才木に個人タイトルがかかってるからね。
カープ高は阪神戦に初登板。初見の優位さを発揮できると思います。ホームゲームだし。
新井は大竹を意識して、またこないだのヤクルト戦のように打線を大きくいじるかもしれない。
1番奨成はこのままでいいだろう。8番の佐々木泰が塁に出るので1番奨成はけっこう打点を稼げてる。
3番小園もいいだろう。来シーズンはともかく、今季はタイトルが確定するまで慣れた3番ショートに固定しろ。
末包も使いたい。大竹にいつもスローボールを投げられていつも振ってるが、私は末包に大竹のスローボールを打ってもらいたい。
うどんの話を回収し忘れましたが、要するに大勢の人が讃岐うどんを旨いと言っても、私は大阪の柔らかいうどんが好きで、それを食べてるという話です。
外角変化球は無難で誰にも叩かれないけど、キャッチャー坂倉は己の信じた道を行っていいと思います。