2025.5.22(木)
広島 2-2 ヤクルト マツダ
私の今季のスローガンは「ショート矢野は4位の野球」です。
このスローガンを省略せず全部言うと
「ショート矢野・サード小園は4位の野球」
です。ショート矢野・サードルーキーは 6位の野球 です。
ショート矢野は広商野球
新井の野球は広商野球です。広商とは広島商業の略。アクセントは「ろ」にある。「しょ」にはない。
今年で107回を迎える夏の甲子園大会。
過去最多の優勝回数を誇るのが中京大中京の7回。んで2位が広島商業の6回です。完全に実話です。大阪桐蔭5回、PL学園4回。※朝日新聞
2009年の中京高校に抜かれるまで広商は1位だったのです。ったく堂林翔太が要らんことしやがって。
広商野球は守りの野球。
今は柳田悠岐みたいなパワーヒッターも育てているそうですが、私や新井のような50歳前後の野球人には広商イコール「送りバント」「盗塁」「しゃもじ」のイメージです。
キクと矢野の守備がセリーグ1位であることは私も認めます。
だけど昨日の試合に勝ちましたか?引き分けでしたよね。モンテロが打たないと負けるとこでしたよね。
矢野雅哉はオールスターのファン投票でぶっちぎりの1位でした。これは素晴らしい。私も喜んでいる。
オールスターはお祭りですから勝敗関係なく、プロの最高の個人技を楽しめばよい。オールスターは素人が楽しむもの。
公式戦はそうはいかない。チームの総力を結集して、相手より1点リードした状態で試合を終えないといけない。もし可能であれば「先発投手に勝ち星も付けたい」というのが私の考えです。
私の優先度は
1位 チームの勝利
2位 先発投手の勝ち星
3位 2000本安打と200勝
です。1位と2位は 天地の差 です。
2位と3位も天地の差。2位は選手のお給料に関わってくるが、3位はそれほど関係ないからです。
新井貴浩スケベ野球の優先度はどうやら私とは大きく異なります。
新井の優先度は
1位 守備力と機動力をフル稼働する
2位 チームの勝利
3位 キクの2000本安打
のように見えます。ひょっとすると2位と3位は 逆かもしれない。メラメラ
坂倉に代走
1点負けてる8回裏2死無走者で、坂倉将吾がライト前ヒット。
2死1塁となって6番モンテロ。
新井はここで坂倉に代走羽月を送りました。
私は絶望してここで試合を見るのやめました。
負けてる試合で坂倉に代走など考えられない作戦だからです。
「1点負けてるからこそ羽月を出さないといけないのでは?」
ハイ。もしも「無死1塁」でヒットを打ったのが「モンテロ」だったら私も代走羽月を出します。
しかし状況は「2死1塁」でヒットを打ったのが「坂倉」でした。これなら羽月は出さない。「無死1塁で坂倉」でも出さない。同点の走者は坂倉のまま。
その理由は 坂倉が主力だから です。同点に追いついたら延長戦は坂倉抜きになるからです。疲れてても引っ込めるわけにはいきませんよ。
「でも羽月を出したからこそ、同点に追いつけたんじゃないか?」
ハイ。その通りです。1塁走者が羽月だから慌てた木澤がアホなストレートを投げてくれました。
ヤクルトは1点勝っててツーアウト。羽月なんかいくらでも走らせてモンテロも敬遠すりゃいいのに、ヤクルトは2死1塁でモンテロに初球ド真ん中ストレートを投げました。最下位なわけだよ。
中村悠平も木澤の迂闊すぎる投球にビックリしたでしょうが、この事故はキャッチャーが事前確認を怠ったせいです。
モンテロのタイムリーの後はマジで1球も試合を見ていないので、全く知りません。勝ったのか負けたのかも知りません。
本日のゲームプラン
佐々木泰はジキルとハイド。※参考記事
レフト方向へ引っ張る時は外国人選手のように強引に引っ張ります。特にヒザを折りながら腕を伸ばしてレフトに向かって泳ぐ時が一番飛距離が出ます。たいへんワガママなバッティングなので私はあまり好きじゃありません。ジキルとハイドのハイド氏。阪神の森下に似てなくもない。
一方、センター返しや流し打ちは、右打者のお手本のように美しい。善人のジキル氏。私が佐々木泰を「小窪っぽい」と評するのはこういうところ。キャプテンシーもある。
打席で球審に「振ってない、ファールだ!」とアピールしたり、「オラ、外野に風船が落ちてるぞ」と注意したり、生意気 堂々とした態度にも好感が持てます。
サード守備も上手いですね。プロでまだまだ上手くなりますよ。
そんな佐々木泰。今日も7番サードでスタメンは確実です。外したらダメ。
よって今日も小園海斗はベンチスタート。マツダスタジアムの内野守備は難しいからね。
私は今日も小園がベンチならカープの試合は見ません。キク矢野が同時スタメンなら、森下暢仁に勝ち星も付かない。勝ち投手は島内。
断っておきますが、私ほど守備走塁好きなカープファンはいないと思います。新井貴浩くらいです。
なのに新井は昨日同点タイムリーを打ったモンテロに代走を出しませんでした。なんでかわかりますか?
8回裏で同点だからです。同点だからモンテロにはもう1打席回ります。だから新井はモンテロに代走を打なさい。
あの時、佐々木がボール球を追いかけず、8番矢野に繋いでいたら新井はモンテロに代走大盛を出したかもしれないけど、矢野に代打は出さなかったでしょう。同点だから。
よって8回裏2対2の2死2塁で、もし佐々木がヒットを打っててもモンテロがホームインできたかどうかはアヤシイです。佐々木が四球を選んでも矢野のヒットで大盛が帰れたかもアヤシイ。あの攻撃は1点を取る確率が非常に低かった。
結果ヤクルトは2塁走者がモンテロで、次打者が矢野だから佐々木泰に思いきりボール球を投げられました。3球連続で低めのボール球を振った佐々木泰はハイド氏です。
実はジキルとハイドは善人のジキル氏が全部悪いんですけどね。
それはいい。
本日のゲームプランを去年に戻します。
相手はジャクソン。足を絡めてDeNAのエラーを待って1点差で逃げ切ろう。スコアは2対1か3対1。
そして夏に失速してシーズンが終われば4位です。スモールベースボールはたいへん疲れるのです。私はもう付き合いきれません。
秋山・キク・矢野を奨成・小園・佐々木泰に代えた方が強いと私は言っているのです。
近代野球は打って勝つ野球。小園と奨成で先に相手の先発投手を打ち崩す方が正攻法だと思います。