2023.10.31(火)
阪神 4-5 オリックス 甲子園
昨日の観衆は約40,000人。甲子園球場って満席になると46,000人収容できるんですよね。
6,000人はどこへ行ったんだろう? プラチナチケットは誰が持っているんだろう?
いかにも阪神らしくてウケます。笑 寒いから応援行くのをやめたのかもね。
ドラフト漏れ
今日は「右投げ左打ちの野手」と「ドラフト漏れ」について軽く語ります。
まず「ドラフト漏れ」のほうから行きます。
明治大学の最優秀防御率男と沖縄尚学高校のイケメンエースがドラフト漏れして話題になりました。
理由を分析している人が大勢いますが、結論は
12球団の支配下枠が空いてなかったから
ということに尽きます。
ドラフト会議では毎年
「今年、大学生投手に割ける枠は2人まで」
「今年、高校生投手に割ける枠は1人まで」
とか各球団に事情が色々あるのですよ。
仮に12球団合計で今年の高校生投手枠が15人だった場合、どうしても16人目の投手は弾かれてしまうのです。
蒔田投手も東恩納君も大物で、プロの育成枠でプレーするような選手ではありません。
それぞれ次のステージで進化して、次のドラフトを待つレベルの選手です。
戦力外通告
ついでに今流行してる
第二次戦力外通告
の話もしておこう。
カープの藤井黎來が昨日、戦力外通告を受けました。
黎來君には申し訳ないが、今年の成績と今年の内容ではクビも仕方のないところ。
実はもう24歳なので、カープと育成再契約なんかやってる場合じゃありません。
トライアウトを受けて、行き先が見つからなければ現役引退。それぐらいの覚悟で次の仕事を探した方がいいと思います。
社会人野球なら行ってもいいが、24歳で独立リーグはやめときなさい。
梵英心や小窪哲也みたいに実績があれば独立リーグ→NPB復帰もできるけど、黎來君の年齢と実績でその道はちと厳しいと思います。
藤井皓哉や山口翔は独立リーグOKなんですよ。辻空もOK。
なぜかと言うと彼らはNPBに需要のあるタイプだから。NPB一軍で通用する個性を持っているから。
藤井黎來は150kmのストレートとフォークボールのリリーフ投手。んで制球に難あり。今年はフォークの落ち始めも早かった。
黎來君もいいモノを持ってはいるんですが、
何ていうか・・・
ちょっぴり・・・
スパイスが足りない投手
なんですよね。
ごめんなさいね。今日も正直で。
藤井皓哉のストレートは強かった。
山口翔の腕の振りはしなやかでした。
辻空のストレートは155kmでした。
黎來君はまとまってるんですが、割とNPB各球団に「似たような投手が一人はいる」って感じの投手です。
150kmとフォークのリリーフ投手。
球界で割と量産されているタイプ。
私は明治の蒔田君と沖縄尚学の東恩納君にも若干「まとまっている量産型の投手」って感じがしました。
右投げ左打ちの野手
続いて「右投げ左打ち野手」の話です。
これもかなり量産されています。
30年前、私がプレーしてたチームで右投げ左打ちバッターは私一人だけでした。
大学に入っても社会人で草野球を始めても、右投げ左打ちのバッターはレアでした。1990年頃の話です。
当時、左バッターはたまにいましたが、大部分は左投げ左打ちの選手でした。
私が右投げ左打ちになった経緯は1980年の高橋慶彦の影響でした。
慶彦に憧れて両打ちを始めました。んで相手投手が左の時は右打席で打つんですが、相手投手が左の時って滅多にないんですよ。
だから「右の打ち方を忘れた」と言いますか、高校とか大学になると右打席で打てなくなったというのが理由です。
1990年の野村謙二郎や前田智徳の台頭も左一本に切り替える後押しとなりました。
2020年代の今日、右投げ左打ちが多いのは明らかにイチローの影響です。
今の小学生は大谷翔平を見ているので、この先の野球界にも右投げ左打ちのバッターが大量生産されるでしょう。
たぶん2040年頃までは大量生産されるでしょう。
2015年頃から
NPBに右打者が足りない
と言われ始め、右の強打者系を志す選手が少し増加しました。←ひが調べ
私も息子に右投げ右打ちのままでプレーさせました。
んで右打者のドラフト順位もここ5年ほどで1~2個上がりました。
2個はちょっと言いすぎましたね。笑
でも0.5~1個は上がっているでしょう。
今年はピッチャーが豊作だったため1~2位で右打者を指名した球団はありませんが、3~4位には右打者がゴロゴロいます。各チーム右打者が不足気味なのです。
そんな中で堂々と1位指名された左打者の横山聖哉と度会隆輝はスゴいです。
特に度会は3球団競合の1位指名です。
私は彼を詳しく知りませんが、右投げ左打ちの外野手で足もパワーもそんなにない選手が3球団競合って過去に例のない指名だと思います。
カープが過去に1位指名した左バッターは野村謙二郎、小園海斗、野間峻祥など三拍子揃った選手でした。他球団も同様でしょう。
あとは村上宗隆や松井秀喜のようなパワーヒッター系。清宮幸太郎も右投げ左打ちでした。福留孝介はショートでした。
そんな中、長打もない足もない肩もない度会の1位指名に私は少し驚いています。銚子商業の高校生篠塚利夫以来じゃないかな。足もパワーもない左打者の1位指名って。
ということは度会は相当なヒットメーカーになると予想されますね。
カープの今後
本日の結論。
カープの第二次戦力外通告はまだ終わりじゃない
です。
なんでいきなりそうなるのかというと、まず黎來君を引いてもまだ支配下選手は68人も残っているということ。
あと右投げ左打ちの野手がダブついているということ。
これは致命的にダブついている。
宇草孔基を指名した時もちょっと思いましたし、何より秋山翔吾の獲得は西川龍馬の役割と丸かぶりでした。
そこへ野間峻祥と小園海斗の成長。羽月、韮澤、矢野も芽吹いてきた。林晃汰と田村俊介もいる。
持丸泰輝は左打者ですが控え捕手としてチームに絶対必要な選手。
磯村はFA権を行使せず残留を宣言しました。
となると同じタイプの石原貴規が弾かれるなあ・・・
でも石原はクビにできません。現役ドラフトに回る可能性はある。
ユーティリティーな曽根海成もクビにできない。現役ドラフトなら人気が出るでしょう。
来季も一軍に羽月、矢野、韮澤、曽根を揃えると便利は便利ですが、ちょっとチームバランスが悪い気がします。
大盛穂は秋季練習に参加している様子なので、このまま秋季キャンプにも行くでしょう。
まだまだカープの第二次戦力外通告は余談を許しません。
ドラフトで左投手を2人指名したため、左投手のクビもちょっぴり涼しげです。