劇的勝利した日に俺は中村祐太のことを書きます

2020.9.19(土)

ヤクルト 2-3 広島 神宮

堂林が森下を救う同点ソロ。大盛穂が勝利を決める内野安打。

ヒーローはもちろん大盛。

「森下を援護したかった」

アツいぜ大盛。

契約金1000万円の男が1億円の黄金ルーキーを援護したいか・・・

元気でええのう・・・

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今日の目次

勤勉な方は昨日の熱戦をマジメに振り返りたいのでしょうが、私はちょっとしかやりません。

既に私は、

なんて言いますか、

「神の領域」だとか

「神々の世界」へ到達しておりまして、

今さらカープの試合結果に一喜一憂しなくなっております。

遙か彼方の未来だけに目を向けております。

 

目の前で床田がボコられようが、佐々岡が代走をケチろうが、もはや私は未来だけを見ております。

とは言え、大まかに試合も見てますよ。

大盛と森下が頑張ったのでちょっとだけ昨日の試合を振り返ります。

今日も2本立ててお送りします。

前半は「タナキクが元気になってきた」と、

後半はがけっぷちの話。「ピンチをチャンスに変えるんだ、祐太!」です。

 

タナキクが元気になってきた

森下が7回2失点。

坂口の2ランのみ。

坂口って近鉄バファローズ最後の男。ガッツがあって好きな顔です。

坂口は最近までずっと1番を打ってました。コレは相手チームはラクでした。

カープで言えば1番長野みたいなものか。足もそこそこ速く四球も選べるんですがチャンスに強い人を1番に置く作戦はオールドファンには抵抗あり。

1番今岡とか1番坂本とか。抵抗あります。

そんな坂口がカープ3連戦から6番に降りてきました。私はこっちの方が点が入ると思います。

 

坂倉。

守備で必死。懸命のリードにワンバンキャッチ。昨日は盗塁も刺しました。

おかげで打撃に元気がない。

もともと坂倉はまだ相手のウィニングショットを仕留める打撃ができていませんが、ここ1週間は甘い球すらミスショットしています。

試合に出ずっぱりで仕方ない・・・は普通のキャッチャーに言うべきこと。坂倉には言うべきでない。

2番に入った梅野は故障離脱で、昨年MVPの森友哉も不調のどん底。

知ってますけど、そんなの坂倉には無関係だと思います。普通じゃダメなんだ、坂倉は。頑張ってくれ。

 

タナキク2人で7安打。

キクは1塁へヘッスラ内野安打。たぶん今季初か2度目。

タナは大盛の決勝内野安打で2塁から一気にホームインを狙って憤死しました。

元気があって非常によろしい。

田中のこのプレーは3連覇の黄金時代に毎日見られた全力プレー。キクのヘッスラも日常風景。

タナとキクが満員の神宮球場を所狭しと走り回る姿には黄金時代の風を感じました。

懐かしいですね。昨日の観客は13,000人でした。

 

んで田中は間一髪アウトでしたがコレは村上宗隆のナイスプレー。

セカンド山田が1塁へジャンピングスロー。打者大盛はベルトが切れそうな猛烈ヘッドスライディング。

村上宗隆は「こりゃ間に合わない」と1塁ベースを捨てて山田の送球を前で素速くキャッチしバックホームしました。

田中のスライディングも完璧でした。ミスもスキも無かった。

だがアウト。村上の「2点目を阻止する好判断」でした。

 

村上は第1戦でもセンターオーバーの打球を打ち2塁ベース手前で一旦減速。センター大盛に2塁で止まるふりを見せてから再加速。一気に3塁を陥れました。

村上君。打撃は未熟ですが、走塁や守備を一生懸命やるところはちょっと見直しました。

表情を見ててもまだまだ人間として幼いですが、一生懸命練習はやっとるんやなと分かりました。ちょっとだけ見直しましたよ。

村上3塁はやめた方がいいと思ってましたけど、この態度で練習すればできるようになるかもしれませんね。

 

堂林。

チームを支えていますね。こないだはホームランで吠えましたけど、昨日はクールに確信歩き。

嬉しくないのかな? チームの苦境に責任感じてんのかな?

もしそうなら頼もしいぜ、堂林。

アタシなら10年ぶりのレギュラーで浮かれまくりますけどね。自分が打つことだけで必死になりますけどね。

堂林も大盛みたいに「誠也の分まで」とか思ってんのかね? 頼もしい男になりましたね。来年も楽しみです。

若き新井貴浩はこんな雰囲気の時にFA宣言しましたからね。

カープファンの大ひんしゅくを買いました。笑

ま、そこも含めて新井らしいっちゃらしいんですけども。堂林の国内FA権は最短で2021年のオフです。来年。

 

塹江とフランスア

チームを支える連投と回跨ぎ。

疲労もピークで絶好調ではありません。巨人戦ではみんなで援護しよう!

 

中村祐太

つい長くなって出かける時間になりました。笑

私は「日曜日の先発はケムナにしろ」と言いましたが、二軍の中村祐太を持ってきた佐々岡監督。

もちろん今季初登板。

ウエスタンの成績は10試合で3勝4敗。55回60安打。防御率4.09。四球は10、三振は31。

数字はまあ悪くありません。良くもありませんけどね。二軍で一番イニングを投げている投手。

ただ今年の祐太はストレートが遅いんですよ。ノビが無い。

 

中村祐太と言えば2017年に140kmそこそこの伸び上がるストレートで鮮烈デビューした投手。

去年もこのストレートがついぞ見られませんでしたが、今年も全然です。

ならばと変化球投手にモデルチェンジしたかのような25歳の中村祐太です。

再三このブログで書いてきたように、カープは若返りすぎてこのオフは25歳くらいの若者が数人戦力外通告を受けそうな雰囲気です。

25歳って・・・社会人ルーキーみたいな年齢ですよ。

もし中村祐太が肩でも故障していたら・・・

そしてモデルチェンジも成功しなかったら・・・

 

この先日曜日の試合はずっと続きます。

床田寛樹も怪しいし、一軍も二軍も先発事情は火の車。

体調万全でない時に、大チャンスが回ってきた25歳の中村祐太。

野球人生の分かれ道。

右に行けば一軍定着。1億円へ通じる道。

左へ行けば奈落の底。自由契約からMSH専門学校への道。

 

1億円プレーヤーと自由契約選手の違いはもらったチャンスを活かせるかどうかだけ。

森下や大瀬良のような黄金ルーキーはともかく、タナキクと祐太の違いは

「先輩がケガした時に活躍するかしないか」

だけなのであります。ディス・イズ・プロ野球。

頑張れ祐太。ピンチはチャンス。大チャンス。

 

んでその祐太をリードするのが坂倉将吾

長いこと二軍で一緒にやって来て気心知れた間柄。

こないだも矢崎だっけな、みっきーだっけな、

マウンドで坂倉と仲良さそうに相談してる姿を私は見ました。

坂倉が今年の1月に炭谷を訪ねたのはやっぱりこういう所を伸ばすためなんだろうなと思いました。

中村祐太が野球人生の岐路に立った時、アツがケガをして坂倉と組む。

なんか運命感じるわあ・・・

 

調子の悪い祐太ですけど、相手が最下位ヤクルトというのも幸運かもしれません。

ボコられる可能性が高いですけど、村上宗隆ならミスショットしてくれるかもしんない。

1億円への道とクビへの道。ちょうど今日が分かれ道な気がします。

必死で応援します。18時30分から。