優柔不断は男の美学ではない

2025.9.22(火) 

広島 5-0 巨人 マツダ 

5回裏終了4対0。雨も降ってる。

新井はここでショート小園に代えて、ショート矢野。小園は初回にデッドボールももらってました。

今年1年てか去年もかなあ、新井の野球を見ていて「優柔不断なヤツだなあ」と思うことが本当に多いです。

 

めぞん一刻の話

日本男子は昔、潔い人が多かった。泣かぬなら、泣かせるか殺すか、そんな感じの男が多かった。

昭和50年代、高度経済成長や江川卓のドラフトを経て、男のくせにつべこべ言うヤツが増えてきた。

男のくせに、義務の話じゃなく権利の話ばかりする軟弱野郎が本当に増えた。

 

私が小学生の頃は「鳴くまで待とう」なんてヤツはいなかったよ。

国内が平和で豊かになっていくと、高倉健も軟弱になってきた。人を斬って殺してばかりだった健さんが

「自分は不器用ですから…」

とか中途半端なことを言い始めた。

 

岩崎宏美は男だって泣いていいんだよと歌ったし、ジュディ=オングも私の中で眠りなさいと歌った。

男が女に甘え始めた昭和50年代。

とどめを刺したのが高橋留美子の

めぞん一刻

ではなかったか。

 

シーズンが終わればめぞん一刻の話をゆっくりしようと思う。私は全館…じゃなかった全巻持っている。

ふぞろいの林檎たちもウジウジしてたし、男はつらいよも実はウジウジしてる。

男のくせに、いつもウジウジ決めきれない。それが新井貴浩のスケベ野球である。

 

男には自分の世界がある

昨日の試合前、二俣翔一が捕手に挑戦するという話が出た。

私はどうせギャグだろうと思いましたが、中国新聞によると二俣もマジだそうだ。

マジか、二俣。新井もマジか。

 

二俣コンバートの狙いは「ベンチ入り捕手を2人にしたい」だろうと思われます。

二俣は坂倉と正捕手を争うのではなく、控え捕手前提のユーティリティー選手を目指すのです。

それでも男か、二俣翔一。ハッキリ言ってオレは情けない。お前をそんな男に育てた覚えはない。

 

二俣がキャッチャーをできれば第3捕手が要らない。ベンチ入り選手が1人減る。発想がセコい。

私も捕手2人体制を主張していますが、今回の話はそうではありません。私のはあくまで2人制。延長戦でキャッチャーがケガすれば、その試合を諦めるシステム。

二俣コンバートは違います。キャッチャーがケガした時に、まだ何とかしようとするスケベシステムです。

 

「それが危機管理だろw」

と言った、そこのてめえ。

それがまさにスケベ野球なのである。めぞん一刻の五代裕作で、黄色いハンカチの島勇作である。小園海斗にマルチポジションさせてるアホなのである。

 

お前は戸郷のストレートとフォークの両方を打つのか?打てるのか?

俺は戸郷のフォークを打つ。迷いはない。

この世には二種類の男がいる。迷う男と迷わない男だ。

 

新井はあの時も迷った。んで泣きながら阪神へ行った。

泣くのも権利。出て行くのも権利。あの時俺は怒ったけど、新井は喜んでた。

今もヘラヘラ喜んで、矢野をショートで出してる。これは矢野のためにならんよ。

 

矢野も公式戦で試合に出られず、消化試合でショート守ってヘラヘラヘラヘラ嬉しそうだったねえ。私はたいへんガッカリしましたねえ。

矢野はレギュラーになりたくないのかね。セカンドのポジションを必死で狙え。2個下の佐藤啓介に負けてどうすんねん。

 

寸評

最後に昨日の試合の寸評。

 

玉村昇悟。6回0失点。

キャリアハイの6勝目、17先発もキャリアハイタイで今シーズン終了。

私は全く満足してませんが、ヒーローインタビューを見るにつけ本人は満足そうでした。

去年のオフに「大瀬良さんを追い越して、先発3番手になる!」とか言ってた玉村の方が私は好きでした。※参考記事

 

中村奨成。4打数3安打2打点。

最後の打席はサイクルヒットを意識したらしい。うむ。それでよい。

19歳の小園海斗は最終打席に無理矢理3塁を狙ってタッチアウトになりました。点差があればそういうことをしてよろしい。デイリー

レフトへのツーランは見事でした。振りぬけばファールになるので、少し詰まらせてフェアグラウンドに入れました。落合博満がよくやってた内角シュートの打ち方です。

奨成のこの打ち方は初めて見ました。今はまだマグレホームランだろうと思います。ヒットならわかるけどね。

 

清水叶人。3打数0安打2三振。

4人の投手をリードして完封。私は清水こそヒーローインタビューだろと思いました。

ただリードは稚拙です。石原以下。当たり前だけど。

もっとストレートで押しなさい。キャッチングは素晴らしい。

 

佐藤啓介。4打数0安打1三振。

打てるタマをファールして、打てないタマを追いかけました。今のままじゃ打てないだろうねえ。笑

ただ守備でノーエラー。ややこしい打球とややこしい小園のトスを堅実に捌いて全部アウトにしました。

上手いって感じの守備ではありませんが、ガッツがあって体でボールを止めるタイプの守備。私はキライじゃありませんよ。

 

佐々木泰。4打数2安打。

一方、佐々木泰のサード守備はいい加減すぎる。無責任です。

2死12塁で3塁線ギリギリのサードゴロを待って捕りました。サードベースを踏んでラクにアウトにしたいからです。結果は待った分だけファール。

前に出て1塁へ投げりゃ楽勝でアウトでした。打者は戸郷でした。

 

近頃の佐々木泰はこういう守備が多すぎる。

佐々木はルーキーのわりに守備が上手いと思っていますが、二俣の方が佐々木より上手いと思ってますよ。

佐々木泰のスローイングもいつも手ぬるい。ステップがいつも一歩多い。

余裕があるからやってるんですけど、見ていて危なっかしい。実際エラーもけっこう多い。

 

打撃もまだホームランを意識してる。新井が4番なんかで使うからだ。スケベ野郎が。

佐々木泰は小窪タイプ。佐々木は6番でいいのだ。二塁打でいいのだ。

 

林晃汰。ノーヒット。

強く振れていて素晴らしい。ファールの方向もよい。

悪い時の林は三塁側にファールが飛ぶ。昨日は一塁側だった。次は打てるよ。

林や末包のようなバッターの三振は付き物です。三振せずにホームランを打てるやつなんかいません。諦めろ。二兎を追うと優柔不断だぞ。

 

内田湘大。1タコ。

この日も変化球攻め。なんで巨人は内田に変化球ばかり投げるのか。恥ずかしないんか。

38歳だった阪急のエース、山田久志は18歳の清原に1球も変化球を投げませんでした。プロ野球の大エースは小僧に変化球など投げません。

 

菊地ハルン。1回0失点。

高卒ルーキーで初登板。とても期待しましたが、割と普通なピッチャーでした。

まあこれからだよ。小さくまとまるなよ。

 

久保修。24歳。あと1週間で25歳。

大卒3年目。私は久保は今年でクビだと思ってました。だって打てないから。

昨日も絶望的な空振り三振。54歳の俺の方が打てるんじゃないかってくらいみじめな三振でした。

このタイミングで久保を一軍に上げるってことは、久保修の来季は約束された ってことです。

 

久保の魅力は守備力なので、守備が上手けりゃ守備固めで一軍の需要はあります。

ただ今年のドラフトで大学生のセンターを獲ることはできなくなりました。私は久保をクビにして、大学生のセンターを獲るべきだという考えでした。

 

新井は二俣にキャッチャーさせて、矢野にショートさせて、守備固めばかりせっせと育成しています。

私は1年前の秋季キャンプで打てる選手を育成したかった。林と末包と内田とロベルトを育てろと思った。

なのに新井が育てた選手は矢野と久保と清水。二俣は長距離砲なのに、第3捕手にコンバートしようとしている。

 

新井の野球はスケベだよ。

小園にサードを守らせたら許さんぞ。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感