優勝チームに名捕手あり。坂倉将吾の勝ちきる力

明日からキャンプが始まります。

レイノルとシャイナーが来日会見。ハッチとハーンはビザの発給が遅れていて、たぶん2月6日に一軍合流と思われます。

新外国人やルーキーは特にじっくりキャンプで観察します。

計算できる選手はじっくりと観察しません。計算に入れてるから後回しです。

攻撃については小園海斗が今年のチームの中心です。守備の中心は坂倉翔吾。

なので今日は坂倉の話をします。

 

守備の定義

守備の中心は坂倉です。

投手力も守備力と呼べなくありませんが、私が今日話したい守備の話は「1点差で逃げ切る力」の話です。

去年阪神のチーム防御率が2.66でカープが3.20だったという話がよく出ますが、例えばカープが1試合だけ「0対30」で負けて、残り9試合を全て「2対1」で勝ったとします。

この場合、カープは10試合で39失点していますのでチーム防御率3.90という数字になります。

だからこれだけで「カープの投手力が弱い、守備力が低い」という話にはなりません。大切なのは勝ちきる力です。

 

昨日更新されたノムケンチャンネルの中で坂倉と藤井ヘッドの考えの違いが少し明かされました。

坂倉いわく、

「藤井ヘッドは大外から出てきてとんでもなく意外な助言を下さる」

とのこと。

 

例えばチームが2対0で勝ってる9回表。2死無走者。

打者へのカウントが3-0の時、藤井ヘッドが坂倉に助言した内容は

「四球厳禁の場面でカウント3-0から打ち取るのってしんどくない? だったら真ん中にストレート投げてホームラン打たせちゃえよ」

というもの。

2対1になればカウントはリセット。ここから次のバッターを抑えて逃げ切ればいいんだよというのが藤井ヘッドの助言です。

 

動画の坂倉は言葉が少し足りてないので、私がちょっぴり言葉を追加しました。私が追加した言葉は全て正しいのでご安心ください。

実際のところは坂倉本人が「この手の配球」を最も得意とする捕手なので、坂倉はこんなことわかりきってます。

「この手の配球」とは「試合に勝つための配球」という意味です。坂倉は「2人で1個のアウトを取ればいい」という野球をよく理解しています。コルニエルはよく間違えます。

「3-0から打たせちゃえ」はYoutubeで公開できる範囲で挙げたごくごく初歩的な例え話です。実際の藤井ヘッドからの助言はもっと高次元な内容であるはずです。

 

チーム防御率も低い方がいいに決まってますが、例えば貧打の中日や広島を抑えて数字を稼いでも1点差で負けてちゃ意味がありません。

救援陣の防御率が2.50だとしてもリリーフ投手全員の成績が「防御率2.50」ならそのチームはあまり強くないと思います。勝ちパターンの防御率が1点台で敗戦処理は3点台とか、そういうチームが接戦をモノにできると思います。

だから今日はチーム全体の平均的な防御率の話ではなく「1点差でどう逃げ切るか」とか「143試合で80勝する守り」の話をします。

 

捕手・藤井彰人

藤井彰人は現在47歳。新井貴浩とタメ。

藤井は小学生時代から捕手でした。小学生の時にバッテリーを組んでいた投手は松井稼頭央

高校では元首位打者の金城龍彦とバッテリー。大学では近鉄ドラ1の宇高とバッテリー。藤井は大学五冠を果たした近大メンバーの一人です。

 

プロ入り後は近鉄→楽天→阪神で17年間プレー。梨田監督や野村監督の下で捕手論を学びました。

楽天時代のノムさんとはあまり折り合いが良くなかったのか、ノムさんは自身の著書の中で「藤井は投手とのコミュニケーションが足りない」と評していました。

一方で藤井のライバル捕手だった中谷仁は「藤井さんは藤井さんのやり方で投手とコミュニケーションしてる。それが羨ましかった」と語っています。※Sportiva

 

キャッチャーのリードに正解はありません。ベストを選択してもポテンヒットになることはあるし、失投でも打ち取れることはあります。

ノムさんの藤井評も中谷の藤井評もどちらも正しいと思います。

ノムさんが言った内容は「捕手が投手をしっかりリードしろ」ということ。

中谷が言った内容は「捕手は前に出ないで投手を前に出せ」ということ。

どちらも正しいと思います。ケースバイケースです。

 

ちなみに中谷は現在智弁和歌山高校で監督をしています。林晃汰、黒原拓未、小林樹斗が中谷の教え子。

去年大ケガをした岡田俊哉も智弁和歌山。支配下復帰を目指して明日キャンプイン。

ヤクルトの西川遥輝も復活を期します。

 

勝てる捕手

2022年に捕手をほとんどさせてもらえなかった坂倉ですが、2023年に捕手復帰すると102試合でスタメンマスクをかぶり、CSや日本代表でもスタメンマスクをかぶりました。ノムケンチャンネルでも「捕手としての2023年はほぼ満点だった」と自己評価しています。

ただそこに慢心はなく、あるものは向上心のみです。

キャッチャー坂倉の存在はカープの勝ちきる力の中心になると思います。

明日からのキャンプで坂倉はチームの中心を担うでしょうし、自ら課題に挙げた打撃の向上にも期待がかかります。

そんな坂倉がチームをどうリードしていくのか非常に楽しみです。

 

この7年間、この話を何度もブログに書きましたが、坂倉の入団時の目標は「勝てる捕手」です。打てる捕手というのは周囲の評価。本人は入団時からずーーーっと「目標は勝てる捕手。趣味は朝の散歩」と言い続けています。散歩は言い続けてません。※デイリー 

私も坂倉のことを打てる捕手とは思ってません。勝てる捕手だと見ています。※参考記事

2024年の坂倉はいよいよ勝てる捕手に近づいてきました。配球のみならずキャッチングもスローイングも1年間で急成長しました。だから私は去年からずっと坂倉坂倉と言い続けてきたのです。

 

だから今年のチームの守備力(勝ちきる力)の根幹は坂倉将吾だと考えます。

「1試合を勝つ力」の根幹はエースピッチャー。

ですが「143試合を勝つ力」の根幹はチームの四番と正捕手の仕事だと考えます。

小園は四番じゃないですが攻撃の中心。

毎日マスクをかぶる坂倉が守備の中心です。

 

ノムさんは日本シリーズが捕手を成長させると言いました。

坂本誠志郎と若月健矢はますます成長したでしょうけど、坂倉将吾だってアジアチャンピオンシップで成長してるっての。

 

打てる捕手の代表、森友哉がオリックスに入団した時、私は森が正捕手でたくさんマスクをかぶると思ってました。

でもオリックスの正捕手を主に務めたのは若月でした。

オリックスは打てる捕手ではなく勝てる捕手を起用しました。起用した監督は捕手出身の中嶋監督でした。

今、小学生に人気があるポジション第1位はピッチャー、2位がキャッチャーだそうです。3位がショート。時代も変わりましたね。もちろん諸説があります。

こないだジャイロボールの話を書きましたが、現在連載中のMAJOR2ndの主人公はキャッチャーです。

 

ノムさんはこうも言ってます。

「優勝チームに名捕手あり」

カープ3連覇の正捕手はアツと石原。最後の日本一は達川光男。

今年の日本一は坂倉でいいんじゃないですかね。

坂倉はキャンプでは胴上げの練習もしておく必要があります。アジチャンの時はサヨナラ勝ちで優勝が決まったのでピッチャーと胴上げできませんでした。


おしまい
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ありがとうございました。

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