佐々岡が明かしたキャッチャー會澤構想。サード坂倉も本気だった!笑

2022.2.28(月)

キャンプ最終日の話題はJSPORTSの金石昭人が佐々岡真司にキャンプを総括してもらったロングインタビューです。金石の切り込みが非常に鋭く、カープファンの皆様にとって妄想し甲斐のある素晴らしいインタビューでした。今日はそれの文字起こしをします。長文です。


 

佐々岡構想・野手編

金石 「いよいよ勝負の年。3年目だから当然結果を求められるけど?」

佐々岡「結果もそうですが、カープ伝統の育てながら勝つもやらなきゃいけない。若手が次々出てくればチームも活性化すると思います」

金石 「鈴木誠也の穴は?」

佐々岡「試合をやってみないとわからない。ルーキー2人の4番もある。龍馬、林も候補。外国人は開幕に間に合わない」

金石 「機動力は?」

佐々岡「誠也が抜けたので走者をためての一発長打には期待できない。秋から春にかけて走る意識を植え付けてますけど、じゃあ誰が走るんだというのが見えてこない。1番バッターが固定できない。宇草、野間あたりが1番に定着できれば走る野球ができると思う」

金石 「まだ1番野間、1番宇草は決め切れていない?」

佐々岡「そうですね。競争という中で」

金石 「宇草は成長しているよね?」

佐々岡「宇草は長打力もあって、去年の活躍で自信も付けた

 

金石 「外野手争いは?」

佐々岡「当然西川龍馬も入ってくるし、中村、末包、あと中村奨成。守備はまだアレだけど(笑)、打撃では良いアピールができている。1番2番に入れば奨成の足が使える

金石 「打順も難しいね。笑」

佐々岡「日本ハムのガラガラがあればね(笑)。今、小園が5番ですけど、小園が打線のポイントになるかな。坂倉が出遅れてるので會澤にも期待したい。今年は元気です」

金石 「野手のキーマンは誰になる?」

佐々岡「小園ですかね(即答)」

金石 「育成選手もいいよね」

佐々岡「育成のカープという中でいいものを見せてくれました。サードに林がいますけども、右の大砲というところで新人2人と二俣。長打を打てる選手で支配下になれるかというところ。あと持丸もね(目を見開く)。成長していますし本当に打撃がいいんですよ」

 

達川の談話

達川 「コレは佐々岡監督の本音でしょうね。突出した四番打者はいませんよ。5番小園は面白いですね。林、小園が左を苦にしなければ私は左を並べてもいいと思いますよ」

達川 「新人2人は今日の練習、疲れ切ってましたね。カープの厳しいキャンプをケガなく完走しただけでも大したものです」

 

佐々岡構想・投手編

金石 「続いて投手編ですが、開幕ローテーションの3人は決まったよね?」

佐々岡「床田も含め4人は固まりました」

金石 「5番手6番手は?」

佐々岡「小林、玉村、新人の森、ファームの実績組と高橋昂也にもチャンスがある」

金石 「新人ピッチャーもいいのが入ったよね?」

佐々岡「黒原はシート(8連打)の後、心配するくらいの表情をしてたけど、巨人戦の快投でガラッと変わりました。マジメなんでね(笑)」

金石 「ズバリ聞きます。開幕投手は?」

佐々岡「そうですね・・・ニヤニヤ」

金石 「もう伝えました?」

佐々岡「(爆笑)」

金石 「大瀬良、森下、九里亜蓮」

佐々岡「三分の一です(爆笑)」

 

金石 「中継ぎ陣は?」

佐々岡「栗林の前の7~8回がずっと課題。森浦、島内、塹江・・・候補はいるがまだ決めていない。黒原も三振が取れる。松本は気持ちが強い。」

金石 「今年は延長12回。栗林の使い方は?」

佐々岡「ホーム球場なら同点の10回表、11回表に行くこともある」

金石 「栗林の回跨ぎもある?」

佐々岡「しょっちゅうは無いが、無いことは無い」

金石 「連投は?」

佐々岡「4連投はダメと言われる中で、だからこそ先発陣が長くね(強調)。中6日なので1イニングでも長く」

金石 「先発投手の球数制限は?」

佐々岡「中6日(強調)あったら少々球数が増えていいと思います。今の時代はすぐ投げさせすぎと言われる中でね、疲れない投球もあるし、投球内容を見て判断したいと思います」

 

金石 「先発、中継ぎ、抑えといる中でピッチャーのキーマンは?」

佐々岡「うーん・・・(悩)」

金石 「じゃあ中継ぎのキーマンにしようか?」

佐々岡「中﨑ですね(即答)」

金石 「今年調子いいね」

佐々岡「勝ちパターンはメンタル。気持ちが強くないとああいうところで投げられない。やっぱりカープは7~8回が一番の課題なんでね。三連覇のストッパーに期待したいですね」

 

金石 「正捕手は?」

佐々岡「坂倉の打撃もいいけど會澤です(即答)。會澤を中心としたセンターラインです」

金石 「坂倉と會澤のスタメン割合は?」

佐々岡「去年は半々でしたけど、(會澤が)普通に元気だったら・・・やっぱり強いチームというのは一人のキャッチャー(會澤)がずっとマスクをかぶるというのが理想です」

金石 「じゃあ坂倉が捕手で出ない時は?」

佐々岡「ファーストで考えてます(即答)。秋にサードもやらせたんですけど、春はケガでサード練習をできていないのですぐには厳しい。練習させるつもりだったんですけどね」

 

金石 「今季のスローガンはガツガツガッツ。佐々岡野球はどういう野球を目指しますか?」

佐々岡「ガツガツやって最後にガッツポーズで締めるというかね(真顔)」

金石 「なるほど(真顔)。それではファンの方にメッセージを一言」

佐々岡「ファンの方と共にね、優勝目指してガッツポーズで締めたいです」←スベり気味

 

ひがの談話

金石と佐々岡の仲の良さが伝わるインタビューでした。とても面白かった。

佐々岡構想をまとめると

・中村奨成の足を1~2番で使いたい

・宇草と野間にも走らせたい

・5番小園はけっこうマジ

・正捕手の最右翼はアツ

・4番打者はファーストの選手になりそう。ズバリ坂倉

7~8回が一番心配

・先発に長い回を投げてほしい

ってところ。

坂倉の捕手起用が明言されなかったことは残念ですが、指揮官ならばキャンプ不参加の坂倉を正捕手だとは当然言えません。現時点でアツが正捕手と言い切るのは決して悪くないですよ。まずは大瀬良とアツで開幕し、森下と坂倉は開幕後に2人の選手会長を追い越せば良い。ディスイズ・チーム内競争。サード坂倉もとりあえずナシで一安心。笑

佐々岡は坂倉のポジションはファーストだと明言しました。なら四番は坂倉で決定じゃないですか。キャッチャーだったらいきなり四番は可哀相と思いましたが、ファーストならいけるでしょう。3番龍馬、4番坂倉、5番小園。私の構想通り3番は奨成でもかまいません。ほんのりジグザグしますし。ポスト誠也問題、これにて一件落着。笑

 

投手の運用については私が唯一佐々岡を褒めている

中6日の先発投手が120球を投げ、完投も諦めないスタイル

が今年も継続されるようです。去年はけっこう100球で代えてましたがね。笑 中6日120球は完全に正義です。未成年の玉村小林は除きます。

心配なのは「7~8回、7~8回」ばかり言っていて栗林の心配を全くしていないこと。栗林が疲れてる可能性は大いにあります。島内や黒原にも9回の可能性を準備させておいてもらいたいですね。ザキとフラはいつでもできますからね。

 

私と新庄がこだわっている守備の話が一切ありませんでした。金石の質問に守備の話がなかったんですけども。

坂倉をファーストメインで起用するなら、ベンチ入り捕手は3人で足ります。アツ、サク、トモキ。中村奨成もベンチにいますが、おそらく延長戦になれば守備固めを出され捕手はできません。

坂倉をファーストに残しておけばアツに代走を出して石原と栗林のコンビを出せます。石原がケガしても坂倉が残ってます。磯村と堂林が不要となり、守備要員は三好匠一人でOK。26人枠を有効活用できます。

お断りしておきますが、私の構想では正捕手坂倉、一塁はマクブルーム、堂林、松山です。アツがベンチ。

しかしアツをスタメンさせるならファーストは坂倉です。ファースト坂倉に守備固めが必要ないという意味でなく、坂倉に守備固めを出すと枠がもったいないと言いたいのです。中村奨成と林晃汰の守備固めは絶対必要。三好、田中、大盛、ケンティーから守備固め2人が必要です。代走曽根は別の枠。

このようにアツが正捕手だとマクブルームはまた飼い殺しです。外野は定員オーバー。長野久義もジワリとヤバい。

 

正捕手坂倉、控えアツだと石原貴規もベンチ外にできるかもしれない。捕手2人+中村奨成で何とか凌げる。すると石原の枠をマクブルームや堂林に使えます。

マクブルームが4月に合流するとして、その頃にキャッチャー坂倉、一塁マクブルームに切り替えられると理想的。これは優勝できるかもしれない。笑

マクが打てばキャッチャーは自動的に坂倉になるからです。楽しみだなあ。


おしまい
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ありがとうございました。

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