昨日の続き。ドラフト構想パート2。
毎年言ってますがドラフト会議ってFA宣言の前なんですよね。これがややこしい。
大瀬良と九里の去就がハッキリしない状態でドラフト会議に臨みます。
さらに今年は五輪期間の休みがあるため、オフは変則日程。2021年の順番は以下の通り。
[1] 10月1日(※) 第一次戦力外通告?
[2] 10月11日(月) ドラフト会議
[3] 10月15日頃、公式戦全日程が終了
[4] 11月13日 日本シリーズと第二次戦力外通告
[5] 日本シリーズ終了後、FA宣言期間
※今年の第一次戦力外通告は10/1からとは限りません。公式戦が10月中旬まで残っているため。
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慶応大学・正木智也
カープは今年のシーズンオフに首脳陣が刷新される可能性が高い。
しかし10月11日のドラフト会議に新監督は出席できません。公式戦が残っているからです。
五輪期間中に佐々岡が休養することになっても監督代行は河田雄祐か高信二。同じ首脳陣ですからドラフト戦略は大きく変わらないでしょう。
去年と一昨年のドラフトは佐々岡監督の意向が大きく反映されました。森下と栗林の1位指名は佐々岡の独断だったと言っていいくらいです。
今年は辞任の意向を固めた佐々岡がドラフト会議に臨むことになりそうです。笑
置き土産として高校生投手を指名するのか、即戦力の選手を指名するのか?
10月11日の時点では公式戦を5~6試合残している状況です。CS争いをしているか、あっさり3年連続Bクラスが決定しているかわかりませんが、どちらにせよ佐々岡か河田がドラフト会議に出席するなら即戦力の選手を指名することになるんじゃないでしょうか。3年連続Bクラスでは悠長に高校生を指名できないというのが普通の流れです。
なのでカープの1位指名はやはり慶応大学の正木智也が最有力候補。
前田ジュニアと同じ慶応高校出身。中学時代は世田谷西シニア。ここは今朝書いた東尾修がオーナーで、蓬莱昭彦が総監督を務めるチーム。野球界に革命を起こしそうなホーライスイングの教え子がいよいよプロに挑もうとしています。
苑田さんも「凡退してもしゅんとしない。こういう選手はうまくなりますよ」と評しています。
しかも慶応大学は松田オーナーと鈴木本部長の母校でもあります。正木路線はなかなか現実味がありそうです。
中村奨成と鈴木誠也
正木君のポジションは一塁手です。ドラ1で取るのはかなり勇気が必要です。今年も良い高校生投手が大勢いますから。
2位で獲れたら獲りたいが、右のスラッガーが大好物の西武ライオンズが狙ってくる可能性もある。
正木を1位で指名するとなると、クロンはクビで坂倉は捕手専念。中村奨成はどうなるの?
林晃汰は三塁で育てるでしょう。正木が外野か奨成が外野か? 奨成と正木は同い年なんですよねえ。
本当に補強ポイントかなあ・・・
ドラフト会議の時点では鈴木誠也の去就も見えているでしょう。FA権は選手の権利ですが、ポスティングは球団主導です。誠也が出るなら「1位正木」もアリかなあ・・・ポスティングで移籍できない選手も最近多いですけどねえ・・・
今年は野手中心のドラフトになる
支配下登録69人を数えてみたら投手が37人、野手が32人でした。
投手の数は多そうに見えますが、投げられない状態や故障中の投手を10人ほど抱えています。
しかも全員若い。32歳の中村恭平が最年長です。このオフに30歳前後の功労者を次々クビにはできないと思います。
野手ばかり指名した2012年の「鈴木誠也ドラフト」に近い感じになるかもしれない。投手を5人も6人も指名できる枠はありません。しかし九里と大瀬良のFAにも備える必要があって、投手の指名は悩ましいところ。
即戦力投手は去年のドラ5・行木俊に期待しましょうか。彼が出てくるのは意外に早いと思います。
野手陣は正木を指名してもっと激しく競争してもいい。
正木君はこないだの選手権で慶応を30年ぶりの優勝に導きMVPを獲得。しかしリーグ戦の記録を見ると4年間で盗塁ゼロ。またこの手のタイプが増えるのかあ。正随優弥で間に合うような気もするけどねえ。
結局野手も投手もいろいろ充実してるんですよ。
なんで最下位争いなんかしてんのかねえ。一発タイプも欲しいけど、アベレージの残せる今の打撃陣も悪くないけどね。
ドラフト話は一旦おしまい。続きは夏の甲子園の後にやりましょう。