昨日の練習試合の寸評に1個書き忘れたことがあるんですが、それは・・・
中田廉の解説がやっぱりおもしろいということ。
ついカープのことを「うちが勝つためには」とかなんとか言ってました。うちですって。うち。
時々マシンガントークが過ぎて聞いてるこっちが野球に集中できない時があります。中村奨成のバッティングをじっくり観察したいのに中田廉が奨成のバットのヘッドのことをいつまでも喋っていると映像に集中できません。
私が耳を塞げばいいだけなんですけど、廉は廉でいい場面では大人しくした方がいいと思います。自分で「音のない野球を見るのもいいですねえ」とか言ってたじゃん。
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レイノルとシャイナー
ここから本題。
今日はカープの「得点力」について考察します。
去年はマクブルームが不振に陥ると西川龍馬が四番に座りました。
龍馬も離脱するとキク、上本、堂林らが四番に座りました。
2023年のカープ四番打者の合算成績は「打率.247、12本塁打、69打点」です。
■2023カープの主な四番打者
マク 50試合 打率.220 5本 27点
龍馬 46試合 打率.316 3本 27点
堂林 14試合 打率.200 3本 6点
上本 12試合 打率.267 0本 3点
去年最も多く四番を打った2人がいなくなってしまったので、今年もカープの四番は未定であります。新井もここについては全く「競争」とは言いません。
レイノルズとシャイナーが有力候補なのですが、ここまでキャンプを見てきた限りシャイナーは四番向きじゃないような気がします。
シャイナーは昨年の3Aの成績が「打率.250、30本、100打点」。NPBでも「良くて昨年と同程度」の成績ではないでしょうか。
もちろんまだ体が暖まっていないしNPBに慣れてもいないので、この先日本で3割バッターに成長してくれるかもしれませんが、バットのヘッドが下がり気味なとこがちょっぴり気になるんですよ。
私は「.250、30本」の打者を4番に置きたくありません。5番か6番に置きたい。
レイノルズは昨季3Aで「打率.266、22本、90打点」。私はレイノルズの方がNPB向きで、もっと言えばセリーグ向きだと思います。レイノルズはセリーグ相手なら去年の成績を上回る可能性があると思います。
私は「.250、30本」の打者より「.280、15本」の打者を4番に置きたい。
この2人が額面通りに働いてくれればカープの得点力は昨年より大幅アップすると思います。
末包昇大
万が一レイノルとシャイナーがスカタンだった場合、どう対応すればよいか?
そんときゃ
四番
上本崇司
で乗り越えましょう。堂林でもOK。
まあ4番上本は冗談として、最悪4番は日替わりで調子の良い選手でいいと思います。私は4番秋山まで選択肢に入れてますよ。龍馬が4番なら秋山だって4番でいいじゃん。
阪神が打線を固定できてて強いとイキがってますが、近本中野と大山佐藤はタイプが全く別なのでそりゃ固定しやすいです。
カープやオリックスは似たような好打者タイプが多いため、調子の良い選手を使うのが基本戦術。
阪神だって近本中野が5人いれば絶対日替わり打線になりますよ。
今年もカープの打順は日替わりになりそうですが、何度も言ってきたように小園と末包は143試合全部スタメンさせたいです。
末包は昨年のクライマックスシリーズで今永からホームラン。伊藤将司には投直ゲッツー。最高の打球でしたよ。末包はエース級にも対応できるようになってきた。
もちろん荒さはまだ残っていますが、2005年の新井貴浩も6番打者で本塁打王を獲りました。あの時の新井はまだ荒かった。
2005年のカープは3番嶋、4番ラロッカ、5番前田。全員30発近く打ってました。緒方と栗原も20発。だから新井が40発。
末包も6番なら40発打てるかもしれません。
3番小園、4番レイノル、5番坂倉、6番末包、7番シャイナー。全員20発で末包40発。
田村も使いたい。奨成も使いたい。ケンティーと久保も力強い。中村貴浩にはテクニックがある。
ってことで外野は日替わりになりそうですがレフト末包だけは1年間固定してほしいです。開幕に間に合えばですが。
小園海斗
小園もショートに固定してほしいんですが今年もキャンプでセカンドとサードを守っています。
矢野のあの守備を見るとショートで使いたくなる気持ちもわかります。わかりますけどマルチポジションは小園に余計な負担を課すことになるので私は反対です。
打順の方もコロコロさせられるでしょうね。朝山東洋が日替わりオーダー好きだから。
私、今年の小園は「打率.350、200安打、15三塁打」くらいすると思ってるんですよ。
昨日は練習試合なのにガチ気味な阪神は2死2塁で小園海斗を敬遠しました。マジですよ。練習試合でですよ。
4回裏。0対1。2死2塁の場面で坂本と才木はマウンドで長いこと話し込んでました。
坂本「ええか才木、小園には絶対ストライク投げたらアカンど」
才木「えー・・・小園にオレのまっすぐが通用するか試したいです」
坂本「アホ。堂林にツーベースで林にセカンドライナーやないか。お前のまっすぐを小園なんかに投げてみい。スタンドにぶち込まれるぞ!」
才木「そうですかねぇ・・・ブツブツ」
坂本「とにかく小園には全部変化球や。ストレートは外に外せ。ええな。わかったな」
才木「はーい・・・しぶしぶ」
みたいな感じでした。もちろん個人の妄想です。
だけどホンマにあの打ち合わせ長かったです。私、岡田監督が出てきて何か申告するんじゃないか、坂本はそれを待ってるんじゃないのかと思いました。
結果は四球。キャッチャーは立ちませんでしたが、明らかな敬遠でした。
阪神もDeNAも去年のCSで小園を敬遠しまくってました。※関連記事
私はその様子を見てきて「今年の小園は日本新記録を打ち立てる」と予想しています。※関連記事
東も今永も村上も小園を敬遠しました。一塁が空いてたらたぶん今年も小園にはストライクが来ません。
プロの投手が小園海斗を恐れています。だから今年の小園は大活躍してカープの得点力はアップすると思うのです。
得点力アップ
末包が40発打てば総得点は大幅にアップします。
だけど巨人の岡本が40本100打点しても巨人は4位でした。10対0で勝っても1勝は1勝という意味です。
小園はまんべんなく打てると思います。坂倉もまんべんなく打てる。
私は近年ずっと「守り勝つ野球」を掲げてきました。丸と誠也がいなくなったのでそれしか無かったからです。
しかし今年は小園海斗が完成しました。捕手坂倉も完成しました。カープの芯が完成しました。
そこに楽しみな新外国人と楽しみな若手が出てきた。
田村俊介を計算に入れて戦うことは田村に酷なので、田村は「調子のいい時にスタメンさせる」が私の構想です。ずっと調子が良ければずっと使います。
小園、末包、坂倉は計算に入れてます。さすがに.350と40本までは計算に入れてませんが「143試合スタメン出場」は計算に入れてます。
「打ち勝つ野球」とまでは言いませんが「今日はエース対決。0対0で粘っていけ」とは今年は言わなくてよくなるかもしれません。小園海斗がいるからです。
対佐々木朗希以外は初球からガンガン打ちに行っていいんじゃないですかね。それが小園の最も得意なスタイルだからね。