人は一生の間に何度失敗をするのだろう?

2022.4.7(木)

広島 9-2 巨人 マツダ

て感じっすね。

巨人の堀田君20歳。

なかなかクソ生意な野郎ですね。

スポーツ界で生意気は褒め言葉です。ええカッコしいの巨人らしくない生意気な20歳。前田智徳みたいにとんがってる若者です。たいへんよろしい。正義です。

チェンジアップもストレートもヘッポコでしたが、彼はスゴくいいものを持ってる。

それはメンタルです。闘志と言ってもいい。大人は子供の顔を見ればたいていのことはわかるのです。

堀田君のピッチングは全然たいしたことありませんでしたが、闘志と打撃は非常に良い。ここまで打撃の良い投手は珍しい。桑田真澄より打つんじゃないか。おっちゃんは常に若者のいいとこを探しているのです。



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現場で起きてます

カープには良いとこだらけの試合でしたね。

人気者の堂林と長野が活躍。西川龍馬の好走塁。バント3連発に巨人のボーンヘッド。痛快でした。

 

だが忘れよう。

 

弱い相手をいじめてもチームの成長はありません。

一つ振り返りたいのが坂倉のリードです。

またかよ。またです。

コレだけは言いたい。

 

6回表です。

4対2。カープ2点リード。

岡本和真にレフト前ヒットを打たれて無死1塁。

 

この日の玉村は丹生高校時代含め、ボールのキレが過去最低。最も調子が悪い日でした。

試合前のキャッチボールの段階からテンポも悪いし、腕の振りも固い。

1回表、4球で無死満塁。

「うわあ3連続ヒットで無死満塁。あちゃあ4番にレフトオーバー打たれたよ」

しかし小園のファインプレーなどで5番以降を打ち取り初回2失点で切り抜ける。

 

1回表と6回表の守りが昨日のハイライト。

いやさ、

今シーズンのハイライトかもしれない。

それぐらい絶体絶命でした。

 

でもね、

ストライクゾーンに投げれば味方が助けてあげられるんですよ。

私は何度味方に助けてもらったかなあ・・・しみじみ思い出すよ。

野球だけじゃありません。人生の話です。私は何度味方に助けてもらったかなあ・・・

人生とはすなわち助け合いです。一人で黙って四球出されるとセンターの私は何にもできないのです。

だけどレフトオーバーの打球やセーフティーバントならセンターにもできることはあるのです。

 

1回表2点取られてなお無死23塁。ここで調子の悪い玉村にストライク先行で投げさせた坂倉のリード。中田翔を打ち取ったスローカーブもハッキリ言ってヘッポコでした。1死23塁。

「6番丸は敬遠だろ!」

と思いきや坂倉はまっすぐで押します。

4連打された不調のストレートでまだ強気にストライク要求する坂倉。

ショートに鋭いライナーが飛びましたが小園が玉村を助けました。

そうなんです。ストライク投げりゃ味方が助けてあげられるんです。7番は空振り三振。チェンジ。

 

んで6回表です。

今シーズンのハイライトでターニングポイント。

先頭の岡本にまた安打を許す。玉村vs岡本は3打数3安打。

ここで体重120kgの中田翔。一発出れば同点。昨日のカープは小兵に逆転ツーランを打たれて負けています。

ビビる玉村。本調子じゃない。

初球スライダーがボール。2球目はストレートがボール。カウント2-0。

 

ここで坂倉が何をしたと思います?

シビれますよ。

まず立ち上がって玉村に返球。その時にマスクを取って素顔で玉村を恫喝するのです。

「ビビんなよ、ゴルァ!」

そして3球目にミットをド真ん中に構えてストレートを要求したのです。一発同点中田翔の場面でです。

私はビックリしてソファーから落ちました。実話です。

一発出れば確かに同点。カウント2-0。だがここで四球を出せば玉村の野球人生が終わります。逃げるヤツは一生逃げ続ける。坂倉はそれを知っている。目の前の結果より大事なものを知っている。コイツ何歳なのかねえ。私は感動しましたね。

2-0からのストレートに中田翔は振り遅れてファール。ピッチャーが苦しい時の真ん中ストレートは意外と通るんですよ。麻雀と似てる。

 

その直後が例のチョーさんスライディングキャッチ、岡本ボサッとダブルプレーです。

奇跡でも偶然でもないんですよ。

バックが集中してるから投手を助けてあげられるのです。

人は一生のうちに何度失敗しますかね?

私は100回ぐらい失敗してますかね。たった1回の失敗なんてちゃんちゃらおかしいですね。若者は怖れずにど真ん中投げて打たれりゃいいんですよ。四球出すより男ですよ。

 

そして投手を助けた野手はハッピーです。

打率も年俸も関係ない無償の愛。ライナーをジャンピングキャッチした小園もライナーをスライディングキャッチした長野も、たぶんこのプレーで年俸は1円もアップしません。

だが野手の、いやさ人間の本能なのですよ。

誰かを守りたい。味方を助けたい。この気持ちは本能です。

守り勝つ野球がなぜ強いかというと、日本人の本能だからですよ。

 

言っとくけどこの話、データでは証明できませんからね。本にもネットにも載ってないぜ、アホ野郎ども。

事件は会議室で起こってるんじゃない。

現場で起きてるんです。

 

本に載ってない話

てへ。また言い過ぎちゃった。

シビれたんですよ、昨日の試合に。坂倉のリードに。

あーあ。

また1週間コレが見れないのか。大人の事情って複雑だね。

バッテリーがストライク先行なら野手は愛と友情のリズムに乗るんです。だからバント攻撃して巨人がエラーしたんですよ。

私は9試合で14本塁打の巨人に向かって「坂本岡本中田に一発はない」と言いました。ストライク勝負しろという意味です。実際打たせませんでした。1試合見ればわかるのです。なんで私にわかるのか? 友よ、答えは風に吹かれている。いくら調べても本には載ってませんよ。

 

カープ打線は10安打9得点。

マクブルームが同点ツーランに頭部死球。大当たり。笑

一塁の守備ではサード上本のハーフバウンドを難なくキャッチ。左投げのファーストは味方のサードショートが引っかけたワンバン送球を捕球しやすいのです。なんでかと言うと内野手のワンバンはホームベース側でなくライト側に引っかけることが多いからです。

右投げの一塁手だとワンバン送球を逆シングルで捕らないといけないが、左投げの一塁手だとボールをしっかり目で見ながら体の正面でシングルハンドでキャッチできます。この差はかなり大きいです。これもセイバーメトリクスには載っていない現場の話です。

 

あと巨人の高梨と大江。

去年あんだけ言ったのに見事にぶっ壊れてますね。

そりゃそうだろ、あんな使い方して。壊れない方がおかしい。

またシーズンオフに栄冠が高梨に輝くだろう。サンスポ

カレーでも作ってろ。

 

阪神戦

さあアホの相手は終わったので次は阪神戦。

阪神は藤浪→秋山→ガンケルでしょうか。

カープは大瀬良→森下→遠藤です。

キャッチャーアツももうちょっと頑張りなよ。大瀬良と森下で負けないでほしいね。

キャッチャー坂倉はいちおう3戦3勝ですからね。遠藤玉村玉村です。

 

阪神は今1勝10敗。どん底。

ホームの甲子園もこういう時はアドバンテージよりプレッシャーになる。こないだはファン同士がケンカして救急車まで来たらしいです。アホだなあ、阪神ファン。

藤浪秋山は確実に攻略したい。ホームランは要らない。ファールと四球で崩そう。

ガンケルは苦手だが前回はノックアウトされてます。本調子じゃないんじゃないか。

 

小園を外せというアホがいるが、小園は3番です。

地元甲子園で暴れてくれると思います。打つだけじゃなく守備でもね。

今日は移動日ゲームと言ってもわりかし近所です。しっかり打って大瀬良を援護しましょう。